緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

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淀川と武庫川で鳥見 シマアジ堪能

2017年04月16日 | 野鳥
先日、久しぶりに鳥見に出かけました。
奈良に行った時と同じ鳥見のサークルです。

今回は近場の淀川でした。

北に帰るユリカモメの群です。


中央にいる頭の茶色い子はヒドリガモですが、それ以外はユリカモメです。
この時期、ユリカモメが面白いのは、頭の色が個体によって異なること。

ユリカモメは渡り鳥で、日本では冬鳥です。
冬のユリカモメの頭はみんな白いのですが、夏のユリカモメの頭は黒いのです。
4月も半ばとなると黒い子もいるわけですが、まだ冬と変わらず白い子もいます。



また、その中間も。

これってホルモン分泌の個体差だそうで、要するにおませな子、おくての子の違いらしいです。
鳥にもあるのですね、そういうの。

岸辺ではコチドリが歩いていました。


淀川では他にも色々いましたが、面白かったのは抱卵中のケリです。

このケリは、とんでもない場所に巣を作っていたのでした。(すぐ傍が駐車場!)
「大丈夫かい」とツッコミを入れたくなりました。

基本的に営巣中の野鳥の写真は、親鳥に脅威を与えるので、マナーとして撮ってはいけないのですが、このケリの場合、向こうからは分からないよう超望遠レンズで撮っています。
(そもそも、そこは目立ち過ぎるだろうという場所!)

この日は淀川での鳥見の予定だったのですが、メンバーの一人が武庫川でシマアジが見られると言ったので武庫川に移動することになりました。(結構な距離なのですが・・・。💦)

シマアジというのは高級魚のシマアジのことではなく、鴨の仲間のシマアジです。
シマアジは日本では旅鳥で、移動中の春と秋にのみ見ることができます。
簡単には見られないので足を延ばして武庫川まで行ったのです。

武庫川ではシマアジの美しさを堪能しました。
雄1羽と雌3羽の小さな群でした。


右にいるのが雄、左の2羽は雌です。
午後に左岸から撮ったので逆光になります。

久しぶりにバードウォッチングを堪能した1日でした。