赤塚不二夫のマンガ、「おそ松くん」のイヤミの影響か、10代の頃からおフランスに特別な思い入れを持っている人を見ると、他人事ながら恥ずかしい気分になっていました。
でも最近、これは本当にフランスに憧れるわと思うことがありました。
あまり報道されないことですが、黄色ベスト運動でのマクロン大統領の対応です。
最初の演説で今後国民の声にどう答えるか、それについては日本でも報道がありました。
それとは別にマクロン大統領は、2018年〈12月15日から翌年3月1日までを「国家大討論期間」と定め、全ての分野・階層の国民と意見交換をすると宣言。デモに対し、「対話」で応える姿勢を見せた〉のです。詳しくはここ。
たぶんBSニュースだったかで、実際の対話の様子を見ました。
いやー、びっくりでしたね。
本当に対話してるわって感じで。
私が見たのは非正規労働者についての議論でした。
フランスも日本と同じような問題を抱えているのですね。
議論では、一定割合以上、非正規労働者を雇用している企業には何らかの制裁を加えることを考えるというものでした。
そのような企業は労働者に教育も受けさせず、安価な労働力として利用しており、雇われた労働者は生活が不安定になる、企業が国家に貢献しているとはとても言えないというのです。
大統領自身が議論の中でそのように言うのです。
私は年金で生活するおばさんですが、日本では女性の賃金は男性の6~7割ですから、老後、年金だけで食べていくのはとても無理と若い頃から考えていました。
で、個人年金を長年掛けていて、現在それで何とか年金だけで暮らして行っている状態です。
それは私だけでなく、女性社員の大方は個人年金をしっかりと掛けていました。
私は長年、年末調整事務を担当していましたので、社員がどんな保険に入っているかは嫌でも把握していたのです。
で、今ですが、非正規雇用で働く労働者が自らの生活を守るため、老後に暮らしていける十分な個人年金を掛けることなどとても無理です。
非正規雇用労働者の賃金は、子供がいたりするとフルタイムで働いても生活するのが難しいほど、とても低く抑えられているのです。
そのような人達が老後働けなくなったらどうなるか、おそらく一気に生活保護になだれ込むことでしょう。
要するに国が面倒みることになるのですが、それは今非正規で働く人達の責任ではありません。
非正規労働者の労働力を食い物にしている企業が悪いのです。あるいはそれを黙認している国が悪いのです。
今現在の利益だけを追求する企業が国家に対して将来的に害をなす存在なのです。
実は、こういう話題は、年金暮らしする友人同士の話の中でよく出てきていたのです。
今の非正規の人達が老人になったら恐いと。
フランスではそういうことが公に言えて、大統領とともにどうすれば良いか考えることができる・・・。凄っ!!
フランスが黄色ベスト運動で大統領をある意味目覚めさせ、大統領もそれを弾圧するのでなく、フランス全土を回って平場で対話するって、ほんと凄いじゃないですか。
もちろん、マクロンはこの先引きずり降ろされる可能性もあるけれど、テレビで討論を見ている限り好感が持てました。
日本にないのは、苦しんでいる人達がきちんと異議申し立てをする能力であり、上に立つ人が異なる意見を持つ人達と対話する能力なのかもしれないと、つくづく思いました。
実際、日本の行政が意見聴取の場を作ったとしても、意見は聞いたという口実作りでしかないですから。
しかも意見できる人も限られている。
というわけで、今更ながら私もおフランスに憧れてしまったのでした。

お堅い話題はおいといて、我が家の冬の庭の花々です。
ようやく咲き始めた梅。

冬の間、咲き続けるガーデンシクラメン。
冬の花の定番、パンジー。
ボツボツと咲き始めた雑草のスミレ。
一年で一番寒い頃ですが、植物達は頑張っています!!
でも最近、これは本当にフランスに憧れるわと思うことがありました。
あまり報道されないことですが、黄色ベスト運動でのマクロン大統領の対応です。
最初の演説で今後国民の声にどう答えるか、それについては日本でも報道がありました。
それとは別にマクロン大統領は、2018年〈12月15日から翌年3月1日までを「国家大討論期間」と定め、全ての分野・階層の国民と意見交換をすると宣言。デモに対し、「対話」で応える姿勢を見せた〉のです。詳しくはここ。
たぶんBSニュースだったかで、実際の対話の様子を見ました。
いやー、びっくりでしたね。
本当に対話してるわって感じで。
私が見たのは非正規労働者についての議論でした。
フランスも日本と同じような問題を抱えているのですね。
議論では、一定割合以上、非正規労働者を雇用している企業には何らかの制裁を加えることを考えるというものでした。
そのような企業は労働者に教育も受けさせず、安価な労働力として利用しており、雇われた労働者は生活が不安定になる、企業が国家に貢献しているとはとても言えないというのです。
大統領自身が議論の中でそのように言うのです。
私は年金で生活するおばさんですが、日本では女性の賃金は男性の6~7割ですから、老後、年金だけで食べていくのはとても無理と若い頃から考えていました。
で、個人年金を長年掛けていて、現在それで何とか年金だけで暮らして行っている状態です。
それは私だけでなく、女性社員の大方は個人年金をしっかりと掛けていました。
私は長年、年末調整事務を担当していましたので、社員がどんな保険に入っているかは嫌でも把握していたのです。
で、今ですが、非正規雇用で働く労働者が自らの生活を守るため、老後に暮らしていける十分な個人年金を掛けることなどとても無理です。
非正規雇用労働者の賃金は、子供がいたりするとフルタイムで働いても生活するのが難しいほど、とても低く抑えられているのです。
そのような人達が老後働けなくなったらどうなるか、おそらく一気に生活保護になだれ込むことでしょう。
要するに国が面倒みることになるのですが、それは今非正規で働く人達の責任ではありません。
非正規労働者の労働力を食い物にしている企業が悪いのです。あるいはそれを黙認している国が悪いのです。
今現在の利益だけを追求する企業が国家に対して将来的に害をなす存在なのです。
実は、こういう話題は、年金暮らしする友人同士の話の中でよく出てきていたのです。
今の非正規の人達が老人になったら恐いと。
フランスではそういうことが公に言えて、大統領とともにどうすれば良いか考えることができる・・・。凄っ!!
フランスが黄色ベスト運動で大統領をある意味目覚めさせ、大統領もそれを弾圧するのでなく、フランス全土を回って平場で対話するって、ほんと凄いじゃないですか。
もちろん、マクロンはこの先引きずり降ろされる可能性もあるけれど、テレビで討論を見ている限り好感が持てました。
日本にないのは、苦しんでいる人達がきちんと異議申し立てをする能力であり、上に立つ人が異なる意見を持つ人達と対話する能力なのかもしれないと、つくづく思いました。
実際、日本の行政が意見聴取の場を作ったとしても、意見は聞いたという口実作りでしかないですから。
しかも意見できる人も限られている。
というわけで、今更ながら私もおフランスに憧れてしまったのでした。












お堅い話題はおいといて、我が家の冬の庭の花々です。
ようやく咲き始めた梅。

冬の間、咲き続けるガーデンシクラメン。

冬の花の定番、パンジー。

ボツボツと咲き始めた雑草のスミレ。

一年で一番寒い頃ですが、植物達は頑張っています!!