緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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今どきの80代

2021年04月15日 | 日記
先日、初めて総合文化を学ぶ講座を受講しました。
最初だから午前中はオリエンテーション。
午後から講義でした。

大坂のコロナ対策を受けて、学校の方も変更点が幾つか。
一つは、いつもは午前中は講義で午後から自主活動なのですが、7月末まで午前いっぱいのみになりました。
講義が終わったらとっとと帰ってほしいそうです。
学校の年間行事の役割決定など、いつ決めるんだろうかと思うけど、今は取り敢えずというところ。

思いがけない再会もありました。
最初だから、名札を置かれた席につこうとすると声を掛けられました。
一昨年前に受講した「シニアの為の健康と医療の講座」の時に同じ班だった女性でした。
今回も同じ班でした。

私、ふと考えました。
彼女、2年前で80代前半。今は何歳?
自己紹介の時に判明、80歳からこの学校に来始め、今年で5年目とのこと。
ということは御年85歳、さすがに教室が静かにどよめきました。

シニア向けのこの学校、年齢制限なしです。
自力で来て1年間学ぶことが出来れば居住地も問われません。
どうしても人の助けが必要な重度障碍者でなければ受講できるわけです。
それにしても85歳、私だったら通えるかしら、というか生きているかしらと思いました。

ツアーで旅行に行っても思います。
今時の80代は元気です。
ちっともヨボヨボしていないんです。
そういう80代しか出歩かないということもあるのかもしれませんが。

もちろん、80代の方々、どこも悪くないわけではないのです。
私が習っている茶道の先生も80代前半ですが、最近、乳癌が発覚し、乳房切除の手術を受けました。
でも一月ほどで復帰し、前と変わらず茶道を教えています。

癌なんだから当たり前かもしれませんが、80代でも乳癌に罹る、気を付けないといけないというのも考えていませんでした。
それ以上に、医者も本人も躊躇いなく手術に踏み切り、切除して素早く復帰というのが凄い。
私だったら心身のダメージで、三カ月くらいちゃんと活動できないかも。
今では癌が死ぬ病気ではないというのは私も理解しているのですが、80代でその回復力が想定外なんです。
多くの女性が90代半ばまで元気で生きている現実、実感できます。

自分の80代はどうなるんだろう、自分にも90代はあるのかと考えてしまいます。



                    


お庭は花盛りです。

シロヤマブキ


ナルコユリ



シュンラン





シラー





ヒラドツツジ





シャガ


フリージア