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帰敬式に行ってきました

2015年04月04日 | 日記
昨日、帰敬式に行ってきました。

帰敬式って、要するにお剃刀(おかみそり)のこと。私の宗旨は浄土真宗なので、京都の本願寺で、在家で仏門に帰依する意味で模擬的な剃髪の儀式を行い、法名をいただいたのでした。
法名は、他の宗派で謂う戒名で、浄土真宗では帰敬式を受式して、生きているうちにいただくこともあるのです。

昨年亡くなった母も、生きているうちに帰敬式を受式したいと言っていたのですが、結局、とても京都まで行って帰敬式を受式できるような状態ではなくなって、そのまま死んで法名をいただくことになりました。

私は3月31日に現役生活を終えたので、ちょうど良い機会だと思って受式しました。
私の場合、仏門に帰依するというよりは、今まであまりにキツキツした職業生活を送っていたので、これからはもっと心豊かに生きたいという思いもあります。

京都は、桜はちょうど満開でしたが、あいにくの雨。

私の新しい門出を象徴しているかのようでした。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お初に。 (yo-サン)
2019-04-08 18:26:55
駆け足でしたが、バックナンバーも幾つか拝読。
とても、やはらかな文体で書かれながら、いずれも、言い得て妙、読ませますね。

帰敬式でしたか。ほんとうに良きことをなさいました。拝読中、思わず目頭が熱くなりました。

>京都は、桜はちょうど満開でしたが、あいにくの雨。
雨の京洛も趣があってよろしいかとも。

>私の新しい門出を象徴しているかのようでした。

それから5年の歳月。これからも、どうぞ良き日々でありますようにと切に念じております。
不思議な(思議の能わぬ)ご縁を感じつつ。また、ゆっくりお訪ねさせて頂きます。
今宵はこれにて。失礼致しました。
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yo-サン様 (みどり)
2019-04-08 23:05:52
コメントをありがとうございます。
帰敬式、私にとっても新生活スタートの頃の懐かしい思い出です。
yo-サン様は北陸の方ですか。
私は関西生まれですが、私の両親は金沢出身で門徒だったのです。

私もyo-サン様のブログのフォロワーに登録いたします。
日々の想いを綴っているだけのブログですが、今後ともよろしくお願いいたします。
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Unknown (yo-サン)
2022-02-11 00:23:39
ごめんなさい。
再びお訪ねいたしました。たしかこの頃だったかしらと前後を拝見しながら。

ご両親様は金沢の出でいらしたから時には加賀様百万石・杜の都へもおいでなのでしょうか。

金沢の一つ手前の松任には暁烏敏師所縁の明達寺があります。
師の「十億の人に 十億の母あらむも わが母にまさる はゝありなむや」の歌碑があります。
もうずいぶんと訪ねてはいませぬが。

昔、松任市(白山市になってからもしばらく)の健康センターの専任講師を務めていました。
それで暁烏師や千代尼さんにもとても親しみがあります。

つい由なしことを。深夜の訪問者で失礼いたしました。
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