天燈茶房 TENDANCAFE

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深夜に教育テレビ鑑賞、目が覚めれば積ん読の週末

2006-11-05 | 本を読む
11月3日。世間では「文化の日」で祝日だというのに、仕事。

帰宅後、ネットをしながらグダグダしてるうちに日付も変わり、
そろそろ寝ようかと思いながら何気なくテレビのチャンネルを廻してたらNHK教育で興味深い番組をやってた。

夜回り先生」こと水谷修先生を取り上げたETV特集「夜回り先生・水谷修のメッセージ」

夜な夜な繁華街に出向き、たむろする青少年に声をかけて回る面白い先生がいるという話は以前から何かで聞いて知っていたが、
夜回り先生ってこんなに熱く生きてる人だったのか。病を押して、青少年と語り合う水谷先生は正に「教育者」だと思った次第。

番組を見終わった後、ネットで夜回り先生のことを調べたり同番組を「実況」していた某巨大掲示板のスレを覗いたりして、結局夜明けに就寝。

目が覚めると既に正午。
今日は溜まりに溜まった未読の購入本に片っ端から手をつける予定。
とは言っても僕は遅読なので1日に1冊読むのが関の山なのだが。

「テスラ自伝―わが発明と生涯―」(新戸雅章訳/テスラ研究所

先日、同研究所から直接ネット販売で取り寄せた本書、日本のテスラ研究の第一人者である新戸氏の自費出版本であり国内随一のテスラ関連書籍。
(つい先日めでたく完売御礼と相成った模様。残念ながら今後の入手は不可か?)

どうしても「際物」「謎のマッドサイエンティスト」として見てしまいがちのニコラ・テスラの真実の姿というか本音が垣間見えてくる。
結局、テスラという人は「滑稽なほどクソ真面目」で「実直そのもの」の人だった、みたい。

テスラの名声を今に伝える最大の構想であると同時に、ある意味テスラにマッドサイエンティストの烙印を押し、人生後半生の経済的困窮をも招いた「世界システム」。
全世界への無線通信のみならず、無線送電による全世界へのエネルギー供給、ファクシミリ、ニュース配信、音楽配信までもを一括制御する全地球的ネットワーク無線システムである。
…これって殆ど今日の「インターネット」そのものじゃないか!?
このような構想を1世紀も前に考えつき、のみならず実現を確信しすべてを賭けて実験を開始してしまうニコラ・テスラという人物、ぞくぞくするほどカッコいいじゃないか!
ちなみにテスラ自身はスラリと長身で容姿端麗、8ヶ国語を駆使し音楽にも文学にも通じていたというからますます魅力的。

奇しくも今年はテスラ生誕150周年にあたり、9月にはテスラ研究所の新戸氏の企画で生誕150年記念イベントも開催されていたらしい。
惜しい、あと2ヵ月早くテスラに関心を持っていたら参加できたのに…
(新戸さん、出来ればまたイベントやって下さい。テスラ研究所の次期出版物も期待してます。)

明日は同じく新戸雅章著「テスラ 発明的想像力の謎」(工学社)を読了する予定。
年末の東欧旅行までにテスラに関する資料を一通り網羅しておかねば。
ついでにベオグラードからブカレスト、イスタンブールまでの列車移動の下調べとイスタンブールのホテルも手配しておかなければ。