(表紙写真:八代外港に接岸する飛鳥II)
僕の地元、熊本県八代市にある八代外港。
いつもは貨物船しか入港しない、殺風景な岸壁にガントリークレーンが並ぶだけの地味~な貿易港だが、年に一度のイベント「みなと八代フェスティバル」の時だけはクルーズ客船が寄港し、海上自衛隊の艦船や海上保安庁の巡視船もやってきて華やぐ。
去年は「にっぽん丸」がやって来たが、今年は日本最大の客船「飛鳥II」が初寄港する。
飛鳥IIは去年春のデビュー時に横浜港大桟橋まで見に行って「いずれ地元八代外港で再会できるかもしれない」などと感想を書いたことがあるが、あれから1年半を経てとうとう本当に地元で再開できることになった。
今回、飛鳥IIはチャータークルーズとして八代に寄港するが、チャーター元やクルージングの目的地などが何故か全然公表されていない。
「みなと八代フェスティバル」の広告にも「10/11 AM11:00に出航セレモニー」としか書かれておらず、ネットであれこれ調べても入港時間が分からなかったのだが、入港前日にクチコミで「明日の朝8時に到着、接岸。その後、13日午後2時に八代帰港」との情報が入ってきた。8時なら勤め先の始業時間前に見に行けば入港する様子が見えるかも知れない。
という訳で10月11日、早起きして朝7時半に八代外港にやって来たのだ。
生憎テロ対策で岸壁の周囲にはフェンスが張られているので間近に近寄る事は出来ないが、遠巻きにガントリークレーンの方に目をやると、おお、もう飛鳥IIが接岸しようと旋回している!
ちょっと距離がありすぎるので、巨大なビルが回転しているような不思議な眺め。
取りあえず、今日はこれだけ。今から出社して仕事しないと。
明後日の土曜日に改めて帰港の様子をじっくり見よう。
さて、2日後の10月13日お昼過ぎ、また八代外港にやって来ました。
今日は海上自衛隊の護衛艦「あさかぜ」と潜水艦「ふゆしお」も接岸している。
「みなと八代フェスティバル」開催中なのでフェンスの内側に入れるので、岸壁まで行って護衛艦の舳先の辺りから飛鳥IIを見よう。
見張り役?の人と「ここで写真撮っていいですか?もうすぐ飛鳥IIが帰って来るんですよ」「ええ~!本当ですか?一昨日行っちゃったんでもう来ないと思ってました」とかのんびり話しながら待っていると、やって来ました!
早速、護衛艦「あさかぜ」と飛鳥IIのツーショット。
威風堂々と通過する飛鳥II。
タグボートの助けを借りて、岸壁前で旋回し接岸に備えます。
無事に接岸!
目の前で巨大な客船がゆっくり回転し岸壁に横付けする様子は、いつ見ても凄い迫力。タグボートの曲芸的な操船テクニックと相まって、飛鳥IIの接岸を堪能しました。
飛鳥IIはこの後、午後5時に長崎に向けて出航するとのことなので、それまで自衛隊の艦船を見ることにする。
護衛艦「あさかぜ」の艦内の見学会をやっていたので、早速乗り込む。しかし、「あさかぜ」と聞くとつい寝台特急を思い浮かべてしまうな。。。
乗艦して一番目に付く場所に掲示してあった「総員退避の心得?」サメに注意!
後部甲板に装備された、ミサイルランチャ。これって、宇宙科学研究所の打ち上げてたミューロケットに似てるなぁ。。。まあ、目的は全然違うんだけど。
近くにいた乗員の方に「あの~これって固体燃料ロケットみたいなもんなんですか?」と聞くと「そうですよ。今付いてるのはレプリカですがね。本物を撃つとこの辺り一面黒焦げになりますよ。ああ、いつだったかそこのハッチが爆風で吹き飛んで大騒ぎになったっけ」…なんだか、打ち上げの度にランチャの周りが黒焦げになりマンホールの蓋が吹き飛んでたという宇宙研のロケットに似てるな。。。
主砲の5インチ砲を見上げてると、「あれ、来てたの?」何と弟と遭遇。
「お前も来てたのか…まあ軍事オタクのおまいのことだから多分来てるだろうとは思ったが」
「ああ、あさかぜは来年退役予定だから見に来たんだ。このアスロックとターターミサイルも(以下、軍事用語ばかりで解読不能なので省略)」
「分かった分かった。じゃあな、精々楽しんでこい」軍オタのマニアックな解説を聞いてても仕方がないので「あさかぜ」から退散することにする。
潜水艦「ふゆしお」。
こちらは抽選に当たった人しか乗艦しての見学は出来ない。僕も応募したけど、当たらなかったんだよなぁ…
一度乗ってみたいぞ。
そうこうしているうちに、午後5時近くなり飛鳥IIの出航時刻が近付いてきた。岸壁付近は再び閉鎖されてしまうので、少し離れた海岸で見送る事にする。
岸壁に集合した護衛艦「あさかぜ」、潜水艦「ふゆしお」、そして巡視船「はやと」の並びを横に見ながら、夕闇迫る八代外港を飛鳥IIが出航して行く。
さようなら飛鳥II。来年はどんな客船が八代に来るのかな。
さて、帰るか。豪華客船と自衛艦を満喫した楽しい週末だった…と、これで終わらないのだ。
実は明日の巡視船「はやと」体験航海に応募して当選しているのだ。という訳で明日もここに来ます。巡視船で八代海クルーズだ!
翌日、10月14日。今日は「鉄道の日」だけど僕は巡視船クルーズで海を楽しむ事にする。
今日乗り込む巡視船「はやと」。白い船体に青のラインが映える、スマートな船。
スマートながらも日本を護って闘う船なので、しっかり火器が装備されている。
何しろこの「はやと」、平成13年の「九州南西海域工作船事件」で北朝鮮の工作船と戦った実戦経験もある船らしいのだ。
八代外港を出航した「はやと」は八代海を一路南下するのだが、今日はどんより曇り空で風も肌寒くイマイチ航海日和とはいい難かったのが残念。
でも、海の上から自分の住んでる陸地を眺めるのはやっぱり気分がいいね。
並走する巡視艇「ひごかぜ」が「はやと」を猛スピードで追い越して行き、急旋回を披露する。
腕の見せ所ですね。
葦北の御立岬海水浴場沖辺りで引き返し、「はやと」は八代外港に帰って来た。
接岸前に、海上から潜水艦と護衛艦の姿を撮影。
貿易港に潜水艦が接岸してる様子は何となくユーモラスな感じ。次は潜水艦の体験航海をしてみたいなあ!
小惑星探査機「はやぶさ」情報:提供 JAXA宇宙科学研究本部
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僕の地元、熊本県八代市にある八代外港。
いつもは貨物船しか入港しない、殺風景な岸壁にガントリークレーンが並ぶだけの地味~な貿易港だが、年に一度のイベント「みなと八代フェスティバル」の時だけはクルーズ客船が寄港し、海上自衛隊の艦船や海上保安庁の巡視船もやってきて華やぐ。
去年は「にっぽん丸」がやって来たが、今年は日本最大の客船「飛鳥II」が初寄港する。
飛鳥IIは去年春のデビュー時に横浜港大桟橋まで見に行って「いずれ地元八代外港で再会できるかもしれない」などと感想を書いたことがあるが、あれから1年半を経てとうとう本当に地元で再開できることになった。
今回、飛鳥IIはチャータークルーズとして八代に寄港するが、チャーター元やクルージングの目的地などが何故か全然公表されていない。
「みなと八代フェスティバル」の広告にも「10/11 AM11:00に出航セレモニー」としか書かれておらず、ネットであれこれ調べても入港時間が分からなかったのだが、入港前日にクチコミで「明日の朝8時に到着、接岸。その後、13日午後2時に八代帰港」との情報が入ってきた。8時なら勤め先の始業時間前に見に行けば入港する様子が見えるかも知れない。
という訳で10月11日、早起きして朝7時半に八代外港にやって来たのだ。
生憎テロ対策で岸壁の周囲にはフェンスが張られているので間近に近寄る事は出来ないが、遠巻きにガントリークレーンの方に目をやると、おお、もう飛鳥IIが接岸しようと旋回している!
ちょっと距離がありすぎるので、巨大なビルが回転しているような不思議な眺め。
取りあえず、今日はこれだけ。今から出社して仕事しないと。
明後日の土曜日に改めて帰港の様子をじっくり見よう。
さて、2日後の10月13日お昼過ぎ、また八代外港にやって来ました。
今日は海上自衛隊の護衛艦「あさかぜ」と潜水艦「ふゆしお」も接岸している。
「みなと八代フェスティバル」開催中なのでフェンスの内側に入れるので、岸壁まで行って護衛艦の舳先の辺りから飛鳥IIを見よう。
見張り役?の人と「ここで写真撮っていいですか?もうすぐ飛鳥IIが帰って来るんですよ」「ええ~!本当ですか?一昨日行っちゃったんでもう来ないと思ってました」とかのんびり話しながら待っていると、やって来ました!
早速、護衛艦「あさかぜ」と飛鳥IIのツーショット。
威風堂々と通過する飛鳥II。
タグボートの助けを借りて、岸壁前で旋回し接岸に備えます。
無事に接岸!
目の前で巨大な客船がゆっくり回転し岸壁に横付けする様子は、いつ見ても凄い迫力。タグボートの曲芸的な操船テクニックと相まって、飛鳥IIの接岸を堪能しました。
飛鳥IIはこの後、午後5時に長崎に向けて出航するとのことなので、それまで自衛隊の艦船を見ることにする。
護衛艦「あさかぜ」の艦内の見学会をやっていたので、早速乗り込む。しかし、「あさかぜ」と聞くとつい寝台特急を思い浮かべてしまうな。。。
乗艦して一番目に付く場所に掲示してあった「総員退避の心得?」サメに注意!
後部甲板に装備された、ミサイルランチャ。これって、宇宙科学研究所の打ち上げてたミューロケットに似てるなぁ。。。まあ、目的は全然違うんだけど。
近くにいた乗員の方に「あの~これって固体燃料ロケットみたいなもんなんですか?」と聞くと「そうですよ。今付いてるのはレプリカですがね。本物を撃つとこの辺り一面黒焦げになりますよ。ああ、いつだったかそこのハッチが爆風で吹き飛んで大騒ぎになったっけ」…なんだか、打ち上げの度にランチャの周りが黒焦げになりマンホールの蓋が吹き飛んでたという宇宙研のロケットに似てるな。。。
主砲の5インチ砲を見上げてると、「あれ、来てたの?」何と弟と遭遇。
「お前も来てたのか…まあ軍事オタクのおまいのことだから多分来てるだろうとは思ったが」
「ああ、あさかぜは来年退役予定だから見に来たんだ。このアスロックとターターミサイルも(以下、軍事用語ばかりで解読不能なので省略)」
「分かった分かった。じゃあな、精々楽しんでこい」軍オタのマニアックな解説を聞いてても仕方がないので「あさかぜ」から退散することにする。
潜水艦「ふゆしお」。
こちらは抽選に当たった人しか乗艦しての見学は出来ない。僕も応募したけど、当たらなかったんだよなぁ…
一度乗ってみたいぞ。
そうこうしているうちに、午後5時近くなり飛鳥IIの出航時刻が近付いてきた。岸壁付近は再び閉鎖されてしまうので、少し離れた海岸で見送る事にする。
岸壁に集合した護衛艦「あさかぜ」、潜水艦「ふゆしお」、そして巡視船「はやと」の並びを横に見ながら、夕闇迫る八代外港を飛鳥IIが出航して行く。
さようなら飛鳥II。来年はどんな客船が八代に来るのかな。
さて、帰るか。豪華客船と自衛艦を満喫した楽しい週末だった…と、これで終わらないのだ。
実は明日の巡視船「はやと」体験航海に応募して当選しているのだ。という訳で明日もここに来ます。巡視船で八代海クルーズだ!
翌日、10月14日。今日は「鉄道の日」だけど僕は巡視船クルーズで海を楽しむ事にする。
今日乗り込む巡視船「はやと」。白い船体に青のラインが映える、スマートな船。
スマートながらも日本を護って闘う船なので、しっかり火器が装備されている。
何しろこの「はやと」、平成13年の「九州南西海域工作船事件」で北朝鮮の工作船と戦った実戦経験もある船らしいのだ。
八代外港を出航した「はやと」は八代海を一路南下するのだが、今日はどんより曇り空で風も肌寒くイマイチ航海日和とはいい難かったのが残念。
でも、海の上から自分の住んでる陸地を眺めるのはやっぱり気分がいいね。
並走する巡視艇「ひごかぜ」が「はやと」を猛スピードで追い越して行き、急旋回を披露する。
腕の見せ所ですね。
葦北の御立岬海水浴場沖辺りで引き返し、「はやと」は八代外港に帰って来た。
接岸前に、海上から潜水艦と護衛艦の姿を撮影。
貿易港に潜水艦が接岸してる様子は何となくユーモラスな感じ。次は潜水艦の体験航海をしてみたいなあ!
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