観測ロケットS-310-38号機、打上げは2月6日に延期。。。

（写真：内之浦宇宙空間観測所の秘密装置　打ち上げ時気象条件予報用下駄）
残念ながら今日も下駄が裏返しに転がったようです。

2月3日に予定していたS-310-38号機のロケット実験は、観測条件が満たされなかったため、2月6日（水）に打上げを延期しました。発射時刻は18時14分40秒を予定しています。（ISAS宇宙科学研究本部トピックス）

まあ今日は熊本県南部は天気悪かったですから、延期は好都合。
天気の良い日に、冬晴れの夕暮れ空に飛んでいく「冬のロケット」を見たいものです。

6日水曜日は晴れますように…！

ところで、バルカン半島のセルビア共和国大統領選決選投票のほうはどうなったかな？
親欧米派と極右民族派の両候補の支持は拮抗しており選挙結果は全く予測出来ない状況だが、
どうか、コソボ問題を乗り越えセルビアと旧ユーゴスラヴィア諸国が平和と共存の道を歩み始める方向に進んでほしい。

現職と極右民族派が激戦 セルビア大統領選決選投票始まる(共同通信) - goo ニュース

セルビア共和国首都ベオグラード市街　冬の夕暮れ
実は旧ユーゴスラヴィアは日本の宇宙科学研究所からロケットを購入したり日本から専門技師が指導に赴いたりしており、日本の宇宙科学と意外な関係がある。
今は国際的な観光地となっている世界遺産の街ドブロブニクの海岸に、宇宙研のカッパ６型ロケットが飛翔したのは1963年夏のことだったという。
ユーゴスラビアにロケット推進薬製造技術のうりこみ(1963年)（ＩＳＡＳニュース　1983.6　No.027）

いつかまたバルカンで、記憶の彼方に飛び去ろうとしている「夏の日のカッパ・ロケット」の幻影を追いかける旅をしてみたいと思っている。
彼の地の平和を祈る。

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COUNTER from 07 NOV 2007


平成20年2月4日追記
セルビア大統領選挙決選投票、現職で親欧米路線のタディッチ大統領が僅差で再選。
セルビアはきっと近い将来、欧州連合（ＥＵ)に加入するでしょうね。
国際社会と協力してコソボ問題を解決し、閉ざされた鉄路が再び開き列車で気軽に旅行できる日がはやく実現しますように。

今日は打ち上がるかな？観測ロケットS-310-38号機

今日は節分です。
「豆を撒いて鬼にぶつける日」ですが、最近は海苔問屋さんが始めた促販キャンペーンも有名になって「巻き寿司やらロールケーキやら、とにかく巻いてある食べ物を買って頬張る日」になってるみたいですね。
遠く東欧バルカンのセルビア共和国大統領選の決選投票も、強行独立目前のコソボ情勢と相まって気になります。

ともあれ色々とある2月3日なのだが、先週木曜日の夕方に打ち上げ直前にミッションが延期され、そして仕切りなおしの今日、今まさに刻一刻と打ち上げ時刻が近づく観測ロケットS-310-38号機が気になる。
打ち上げ予定時刻まで1時間を切りました！！
観測ロケットS-310-38号機の打上げは2月3日（日）に打上げを延期しました。発射時刻は18時12分10秒を予定しています。（ISAS宇宙科学研究本部トピックス）

天気が良ければ高速道路をひとっ走り、鹿児島県大隈半島の内之浦まで打ち上げを見に行こうかなとも思っていたのだが、土曜日からしとしと降り続いた冬の雨もようやく上がったものの空はどんより鉛色。。。

17：00現在、熊本県八代市某所の下宿近くの道路上から内之浦方面を見るとこんな感じ。
こりゃ、熊本からの目視確認は絶望的だな、あ～あ。

先週1月31日、現地から最新状況をブログにレポートされていた方（H2A ロケット打ち上げレポートさん）も撤収されたようで、現在の内之浦の状況が分からないのだが、ISASトピックスによると「本実験ではロケットからプラズマによる散乱光の観測を行いますが、そのために太陽光が電離圏E領域を横から照射していることが条件となります。」とあるので、南九州上空に雲が広がってると打ち上げは微妙じゃないかなという気もするが、でも「電波を利用した観測により地上から電離圏状態のモニターが可能なので、ロケット軌道付近に電子密度の高い領域が存在する事を確認した上で、ロケットの打上げを実施します。」ともあるなぁ。。。
多少雲があっても打つのかなやっぱり。
まあ、ロケットを見て楽しむ側としては後日天気の良い日に打ち直してくれたほうが嬉しいんだけどね。とか思ってたら、ピンポイント天気予報では大隈半島は晴れてるじゃないか！こりゃ打つな、ここからは見えないけど。。。

さておき、内之浦で準備中のスタッフの皆さん、ご苦労様です。ミッション頑張って下さい。

種子島もガンバレ！
H-IIAロケット14号機による超高速インターネット衛星「きずな」（WINDS）の打上げまで、あと12日！
きずな/H-IIA14号機特設サイト（JAXA)

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COUNTER from 07 NOV 2007

今日、セルビア大統領選決選投票

（写真：セルビア共和国ベオグラード　雪の夜）

とうとう今日、決選投票です。
セルビア大統領選決選投票　親欧米派ｖｓ民族派(産経新聞) - goo ニュース

親欧米派のタジッチ現大統領と、極右民族派政党「セルビア急進党」のニコリッチ党首代行、支持率は拮抗しており結果はまったく予測不可能、といったところだろうか。
立候補者２人とも「コソボ独立阻止」という点では立場は一致してるんだが…その対応策は正反対だしなぁ…
仮にニコリッチ氏が当選した場合は当然ながらセルビアは国際社会に対する態度を強硬化させるだろうし、既にセルビア政府内では「コソボ独立後」の対策案も極秘裏に策定されているとも聞く。

「おいおい、また頑なに孤立化するつもりかよ！」それだけは止めてくれと言いたい気分。
僕の大好きなバルカン、セルビアに気楽に旅立てなくなるじゃないか。セルビアの友人に会いに行けなくなるかもしれないじゃないか。

まあ、独立という名目で国土、それも民族の聖地を分捕られる訳だから、セルビアが憤るのは当然だ。でも、コソボ独立派のアルバニア系住人にも言い分はある訳で…

ああ～正直どうすればいいのか分からん！

他国と直接領土を接することもなく、国内での民族間の争いとも無縁なミラクルピースの国日本に生まれ育った僕には、正直この問題は深く重すぎて、考えること自体が困難だよ…

ともあれ、セルビア大統領選の結果が、コソボ問題解決と彼の地の平和に結びつくことを祈りたい。
そして気のいいセルビア人の友が、今後も平和な生活を送れることを願う。

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