goo blog サービス終了のお知らせ 

天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

夏休みの想い出2013 その11・L特急(ワイドビュー)しなの16号の車窓から、日本三大車窓

2013-09-02 | 鉄道

その10・長野電鉄ロマンスカー特急「ゆけむり」号の車窓からの続き

JR長野駅を午後2時ちょうどに発車する、L特急(ワイドビュー)しなの16号。
日中は1時間おきに発車する特急「しなの」の中の一つですが、この「16号」は他の「しなの」とはちょっと違います。
長野発のしなの号は基本的に全て名古屋駅まで走る列車ですが、しなの16号は1日1本だけ運行される大阪駅まで直通運転する列車なのです。
長野駅から名古屋駅を経て、さらにその先の大阪駅まで、走行距離441.2kmを5時間18分で走破する、現在の日本の在来線では寝台特急を除いては最長距離を走る列車です。
今日はこれから、この長距離列車を全区間乗り通して、大阪まで行きます。

長野駅を発車したしなの16号は、篠ノ井線の険しい山道を登り始めます。
行く手の左側には善光寺平が見渡せて、とても景色の良い区間です。
ここが、名高い“日本三大車窓” の一つ「姨捨」です。






この辺りの景色は「田毎の月」と称される夜景の名所なのですが、昼間に見ても素晴らしいですね。


日本三大車窓を望みながら走る日本最長距離列車しなの16号の、車窓動画を撮ってみました。
真夏の高原を走る列車の旅気分を味わってみて下さい。



日本三大車窓を駆け抜けたしなの16号は、中央本線に入り木曽路を走ります。
木曽川の渓谷に沿って走るのでここも景色が良いのですが、強烈な夏の日差しが照りつけるので大半の乗客が窓にカーテンをかけてしまいました。
皆さん信州での行楽帰りでお疲れモードなんでしょうね、車内には静かな寝息が…
僕も、少し昼寝。

車内がざわついて目を覚ますと、もう名古屋に到着。
長野から3時間、ここで乗客の大半が降りるようです。せっかく大阪まで直通するしなの16号ですが、名古屋から先も乗り通す人は少数派のようで、名古屋を発車するとそれまではほぼ満席だった車内に残った乗客は半分以下に減ってしまいました。


しなの16号は東海道本線を走り続けます。
岐阜駅付近では、織田信長の居城だった岐阜城の天守閣も車窓から見ることが出来ました。


関ヶ原の古戦場を走り抜け、近江の交通の要衝である米原駅付近で夏の日が暮れました。
列車は夜の闇の中を、大阪目指しラストスパート!


途中、名古屋駅辺りでの混雑が原因で若干遅れましたが、
しなの16号は午後7時20分頃に無事に終着駅の大阪に到着しました。
在来線の特急列車に5時間以上も乗ったのは久しぶりなので、とても乗り応えがあって満足しました!
たまには新幹線ではなく在来線でひたすら走るのも、やっぱりいいものです。楽しかった!!


長距離を走りきって車庫に引き揚げるしなの16号を見送ってから、僕も今夜の宿に向かいましょう。
今夜は大阪市内で一泊して、明日は…大阪のプラネタリウムを観に行きます。

その12・大阪市立科学館プラネタリウムで「銀河鉄道の夜」を観るに続く