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2013秋の筑波宇宙センター特別公開に行ってきました

2013-10-23 | 宇宙

秋のお出かけ。SNAソラシド エアに乗って…からの続き

平成25年10月19日(土)、毎年恒例の秋のJAXA筑波宇宙センター特別公開に行ってきました。



筑波宇宙センター特別公開にはこれまでにも何度か来たことがありますが、これまでは毎回、特別公開のイベントの一つである「H-IIA、H-IIBロケット打上げの魅力を語る座談会」の登壇メンバーとして見学者の皆さんにお話をさせて頂く立場でした。
今回は残念ながら座談会が開催されなかったので、僕も見学者として筑波宇宙センター特別公開を見て回ることにしました。


正門から入ったところ、ロケット広場のわきを通る道沿いのフェンスの向こうには、H-IIロケット実機の実物のLE-7エンジンのノズルスカートが…


衛星に使われている電池類。
実物を見ながら、実際にこれらを開発した先生から直接、詳しい解説を聞くことが出来ます。


こちらは宇宙用フライホイール…「宇宙戦艦ヤマト」が波動砲を撃つ時にぶん回すアレではなくて、小惑星探査機「はやぶさ」で故障して困ったことになった、衛星の姿勢制御用リアクションホイールです。
「はやぶさ」では搭載していたアメリカ製のホイールが故障してしまいましたが、現在ホイールを国産化して信頼性を高めるプロジェクトが進行中。


宇宙用フライホイールの隣は、衛星の姿勢制御用スラスタと、月周回衛星「かぐや」のメインエンジンのノズル。
データ中継衛星「こだま」に搭載されているものと同型で、IHI製。実際に地上試験で火を吹いた試験モデルなので、焼けた跡が残っています。


構造試験棟では、ロケット打上げ音響体験。先月の「イプシロン」打上げの音響を体験しましたが、内之浦が懐かしいですねぇ…


ちょっと一休み。
特別公開イベントのお楽しみの一つ、屋台の食べ物を買って芝生に座ってピクニック気分でランチタイム。
せっかくだからパンケーキにはソースで「JAXA」と書いて欲しかったなあ(笑)


食事を済ませてから、ロケットのミニ講演会。去年まではあの壇上からロケット打上げの魅力についてあれこれ話す立場でしたが、今回はおとなしく聞くことに専念。
でもいずれ、また何かお話させて頂きたいですねぇ。機会があれば、是非また!


最後に、筑波宇宙センターの見学コースのメイン施設「スペースドーム」に入ってみました。
実は、「スペースドーム」を見るのもこれが初めて…


実験用中継衛星「ゆり」。今では日常となったTVの衛星放送も、ここから始まりました。


気象衛星「ひまわり」。ひまわり5号まではこの円筒形のスピン安定方式の機体でした。
昔はNHKの天気予報でも、この機体の絵がTV画面に登場する程、すっかりおなじみの人工衛星でしたね。


データ中継技術衛星「こだま」。
打上げからすでに10年以上が経過しているので、今年度中に打上げ予定の新しい陸域観測技術衛星「だいち2号」と同時に「こだま2号」の開発と打上げも期待したいところ。


月周回衛星「かぐや」。
こちらも「かぐや2号」の打上げが待たれますね。


そして宇宙ステーション補給機「こうのとり」、でかい!


大型機の多い実用衛星たちを、じっくりと見ることが出来て大満足でした。



秋雨を飛び越えて帰ろうに続く

おまけ画像

宇宙クラスタLEGO部員は、次回の筑波宇宙センター特別公開には白いブロックでSRB-Aを2本作って持って行ってあげて!(笑)