過酷な「3モード耐久走行試験」を日夜実施中のフリーゲージトレイン。
昨日(平成26年11月29日)も、新八代のフリーゲージ接続線をホームポジションに未明から夜更けまでぶっ通しで九州新幹線と在来線の鹿児島本線を行き来する走行試験が行われる予定でした。
朝10時半頃、新八代駅を所定の時刻より若干遅れて接続線に向かい発車したフリーゲージトレイン。
いつもと変わらず、安定した走りで接続線の軌間変換装置を通過していくように見えますが…
フリーゲージトレインが軌間変換装置を通過後、接続線の先にあるプレハブ事務所前で停車した後でスタッフが集まり始め、軌間可変台車の下に潜り込んで検査を始めました。
その後も、所定の運行ダイヤ通りに宇土駅を目指し鹿児島本線に出て行く事は無く、フリーゲージトレインに接続線を逆走させて、軌間変換装置を1台車毎に軌間変換装置を通過させて検査を続けていました。
一体、フリーゲージトレインに何があったのか…
結局、この日はフリーゲージトレインは鹿児島本線での走行試験を行わず、夕刻には九州新幹線の熊本総合車両所の留置線に戻されていたようです。
どうやらフリーゲージトレインの中枢とも言うべき軌間可変台車に何らかの問題が発生したようですが、詳細は今のところ発表されておらず、今日までに試験走行に復帰したかどうかも不明です。心配ですね…
早く問題が解決されて、また元気に「3モード耐久走行試験」をこなして走り回れるようになりますように!
がんばれ、未来の超特急フリーゲージトレイン!!
撮影地:鹿児島本線/九州新幹線 新八代駅付近