東京日和

ようやく旅から帰ってきてた。
10日間くらいを温泉宿に閉じこもっていたらなんとなく腰の具合が良くなったので、近所の公園などを探索してみた。大きな公園は入園してもそこからもとに戻ってくるのが面倒なので、そうだね、自室から直線距離で200mくらいの緑地を選んではひなたぼっこをしていたところだ。

太陽が熱すぎる。

いったんベンチに座ってさて立ち上がろうとすると、金色の重みが俺の後頭から肩にかけてを押しつぶそうとする。そんなのに毎回逆らっていてはこっちもくたびれてしまうので、さっきからいいように太陽にのしかかられては、めまいと耳鳴りの麻薬的な痺れに身を任せている。

すでに季節は春も半ばを過ぎてそろそろ夏の身仕舞いの輩さえ目について驚いたものだ。あんまり天気が良いものだから、もう少しこのままでいてもいいかな。

いつまでかって？

そうさな、
俺が飽きるまでだ。