昨年の10月に起きた、
オービタルATK社のアンタレス・ロケットの打ち上げ失敗…
この原因が、燃料タンクからエンジンに向けて、
乾燥剤が入り込んだ事なのかもしれません。
なぜかと言うと、ターボ・ポンプをはじめとするロケットエンジンの様々な場所から、
結晶化した乾燥剤の粒子が発見されたからです。
乾燥剤がタンクからエンジンへ流れ込んだことで火花が発生。
そして、その火花はターボ・ポンプの酸素に富んだ環境の中で火災を誘発し、
そこからエンジンの爆発に至ったのではないかという説が浮上しています。
この乾燥剤は、燃料タンク内の湿気を抑えるために入れられていて、
打ち上げの前に取り除かれることになっていました。
それが作業時の不注意により、残されたまま打ち上げられた可能性があるんですねー
ただ、これはあくまで可能性の1つなので、そうと決まったわけではありません。
また、乾燥剤がエンジンに流れ込んだことで爆発したのか、
あるいは爆発したことで流れ込んだのか… その関係性を決定することは難しいようです。
この事故は2014年10月28日に発生したもので、
シグナス補給船運用3号機を載せたアンタレス・ロケットが、
打ち上げ直後に爆発し、墜落することに…
シグナス補給船には、
国際宇宙ステーションに送り届けるための物資や実験機器などが、
搭載されていたのですが、すべて失われることになります。
アンタレスの第1段に使われているAJ-26は、
アメリカのエアロジェット・ロケットダイン社が製造したエンジンです。
でも元をたどれば、旧ソ連が今から40年ほど前に開発・製造し、
その後、倉庫で保管されていたNK-33というエンジンです。
それをアメリカに輸入し、
アンタレスに装着するために細かな改修を施しただけなんですねー
また2014年5月には、地上でのエンジン燃焼試験で爆発を起こしています。
なので、ロケットの打ち上げ失敗については、
事故直後にはロケットエンジンそのものが原因であると疑われていました。
この打ち上げ失敗を受け、オービタルATK社では、
アンタレスに新しいロケットエンジンを装備するなどした改良を行うことを決定。
2016年3月1日の打ち上げを目指して、開発が行われています。
また、その間シグナス補給船は、
ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社が運用するアトラスVロケットで、
打ち上げられることが決まっています。
オービタルATK社のアンタレス・ロケットの打ち上げ失敗…
この原因が、燃料タンクからエンジンに向けて、
乾燥剤が入り込んだ事なのかもしれません。
なぜかと言うと、ターボ・ポンプをはじめとするロケットエンジンの様々な場所から、
結晶化した乾燥剤の粒子が発見されたからです。
乾燥剤がタンクからエンジンへ流れ込んだことで火花が発生。
そして、その火花はターボ・ポンプの酸素に富んだ環境の中で火災を誘発し、
そこからエンジンの爆発に至ったのではないかという説が浮上しています。
この乾燥剤は、燃料タンク内の湿気を抑えるために入れられていて、
打ち上げの前に取り除かれることになっていました。
それが作業時の不注意により、残されたまま打ち上げられた可能性があるんですねー
ただ、これはあくまで可能性の1つなので、そうと決まったわけではありません。
また、乾燥剤がエンジンに流れ込んだことで爆発したのか、
あるいは爆発したことで流れ込んだのか… その関係性を決定することは難しいようです。
この事故は2014年10月28日に発生したもので、
シグナス補給船運用3号機を載せたアンタレス・ロケットが、
打ち上げ直後に爆発し、墜落することに…
シグナス補給船には、
国際宇宙ステーションに送り届けるための物資や実験機器などが、
搭載されていたのですが、すべて失われることになります。
アンタレスの第1段に使われているAJ-26は、
アメリカのエアロジェット・ロケットダイン社が製造したエンジンです。
でも元をたどれば、旧ソ連が今から40年ほど前に開発・製造し、
その後、倉庫で保管されていたNK-33というエンジンです。
それをアメリカに輸入し、
アンタレスに装着するために細かな改修を施しただけなんですねー
また2014年5月には、地上でのエンジン燃焼試験で爆発を起こしています。
なので、ロケットの打ち上げ失敗については、
事故直後にはロケットエンジンそのものが原因であると疑われていました。
この打ち上げ失敗を受け、オービタルATK社では、
アンタレスに新しいロケットエンジンを装備するなどした改良を行うことを決定。
2016年3月1日の打ち上げを目指して、開発が行われています。
また、その間シグナス補給船は、
ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社が運用するアトラスVロケットで、
打ち上げられることが決まっています。