系外惑星を持つ3重連星とみられていた連星系に、
さらに、もう1つ星が見つかったんですねー
惑星を持つ4重連星としては史上2個目の発見で、
連星が惑星形成に及ぼす影響を知るうえで、手がかりを与えてくれるのかもしれません。
私たちの太陽は孤立した星ですが、多くの星は他の星と回り合う連星系になっていて、
さらに、その中に惑星を持つものもあります。
では、複数の“太陽”が存在する環境は、
惑星にどのような影響を与えているのでしょうか?
この研究では、
パロマ天文台での観測から、すでに惑星が見つかっている2つの連星系に、
それぞれ、さらにもう1つ星が存在することを突き止めています。
くじら座の方向およそ180光年彼方の“HD 2638”には、
主星のすぐそばを、わずか3日周期でめぐる巨大ガス惑星があります。
さらに、0.7光年離れた伴星のほかに、もう1つの伴星が至近距離に見つかり、
3連星であることが分かりました。
ガス惑星は、この伴星の重力で主星の近くに押しやられた可能性があるそうです。
136光年彼方のおひつじ座30番星は、新たな星が見つかったことで、
2重星が、さらにお互いを回り合うという、典型的な4重星であることが分かりました。
これは、惑星を持つ4重星としては史上2個目の発見。
この4重星に含まれる、木星の10倍の重さの巨大ガス惑星は、
生命に適した環境ではなさそうですが、
もし、この惑星に降り立ったら、小さめの太陽(主星)が空をめぐり、
昼間の空には、2つのとても明るい星が見えるそうです。
1つは、今回新たに見つかった主星の伴星で、
もう1つを望遠鏡で見ると、1670au離れたもう一組のペアであることが分かるかもしれません。
主星の伴星は、23auしか離れていませんが、
“HD 2638”の場合と異なり、
335日周期という惑星の軌道は、この伴星の影響を受けていないようです。
この違いは、どうやって生まれるのか?
まだ、はっきり分かって分かっておらず、
連星が惑星の形成段階に及ぼす影響について、さらなる解明が待たれますね。
さらに、もう1つ星が見つかったんですねー
惑星を持つ4重連星としては史上2個目の発見で、
連星が惑星形成に及ぼす影響を知るうえで、手がかりを与えてくれるのかもしれません。
私たちの太陽は孤立した星ですが、多くの星は他の星と回り合う連星系になっていて、
さらに、その中に惑星を持つものもあります。
では、複数の“太陽”が存在する環境は、
惑星にどのような影響を与えているのでしょうか?
この研究では、
パロマ天文台での観測から、すでに惑星が見つかっている2つの連星系に、
それぞれ、さらにもう1つ星が存在することを突き止めています。
くじら座の方向およそ180光年彼方の“HD 2638”には、
主星のすぐそばを、わずか3日周期でめぐる巨大ガス惑星があります。
さらに、0.7光年離れた伴星のほかに、もう1つの伴星が至近距離に見つかり、
3連星であることが分かりました。
ガス惑星は、この伴星の重力で主星の近くに押しやられた可能性があるそうです。
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おひつじ座30番星(イメーズ図)。 巨大ガス惑星(中央)を持つ主星(左)は、伴星(左上)と回り合うペアを成し、 このペアは、さらにもう1つのペア(右上)と回り合っている。 |
136光年彼方のおひつじ座30番星は、新たな星が見つかったことで、
2重星が、さらにお互いを回り合うという、典型的な4重星であることが分かりました。
これは、惑星を持つ4重星としては史上2個目の発見。
この4重星に含まれる、木星の10倍の重さの巨大ガス惑星は、
生命に適した環境ではなさそうですが、
もし、この惑星に降り立ったら、小さめの太陽(主星)が空をめぐり、
昼間の空には、2つのとても明るい星が見えるそうです。
1つは、今回新たに見つかった主星の伴星で、
もう1つを望遠鏡で見ると、1670au離れたもう一組のペアであることが分かるかもしれません。
主星の伴星は、23auしか離れていませんが、
“HD 2638”の場合と異なり、
335日周期という惑星の軌道は、この伴星の影響を受けていないようです。
この違いは、どうやって生まれるのか?
まだ、はっきり分かって分かっておらず、
連星が惑星の形成段階に及ぼす影響について、さらなる解明が待たれますね。
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おひつじ座30番星の概略図。 |