準惑星ケレスを周回中のNASAの小惑星探査機“ドーン”。
姿勢制御システムに異常が発生したため、
6月30日から実施予定だった、軌道変更を延期していたそうです。
姿勢制御システムの異常
“ドーン”が準惑星ケレスに到着したのが今年の3月6日。
4月23日から5月9日まで高度1万3500キロからの観測を行い、
さらに軌道の高度を下げ、
6月6日から30日までは、高度4400キロから観測を行っていました。
当初の計画では、
6月30日からイオン・エンジンに点火し、らせん状に軌道の高度を下げ、
8月からは高度1450キロの軌道から、観測が開始される予定だったんですねー
でも、6月30日にイオン・エンジンを点火した直後、
機体の姿勢が制御できなくなり、それを検知した“ドーン”自身が、
イオン・エンジンなどを停止。
その後“ドーン”は、
必要最小限の機器のみ動かす「セーフモード」に移行することに…
「セーフモードに入った」という信号が“ドーン”から入ると、
地上の運用チームは、7月1日から2日にかけて対処に当たり、
通常の運用モードに戻すことに成功しています。
今後の探査に大きな影響は出ない
NASAによると、
今回の問題の分析が完了し、新しい飛行計画を立てるまでの間、
“ドーン”は高度4400キロの軌道に、とどまることになります。
先日、冥王星探査機“ニューホライズンズ”も、
コンピュータの問題で、「セーフモード」への移行が発生しています。
冥王星最接近のチャンスが一度きりの“ニューホライズンズ”と違い、
“ドーン”は、すでにケレスの周回軌道に乗っています。
ある決まったタイミングで軌道を変えなければいけない、
といった制約がないんですねー
なので、今回の問題で3回目の軌道変更が遅れたとしても、
観測目標を変えたり、得られる成果に変化が出ることは無いそうです。
また今年12月からは、
軌道高度を、さらに375キロまで下げた運用が予定されています。
こちらも単に開始日が遅れるだけで、影響はまったく出ないようですよ。
こちらの記事もどうぞ ⇒ ますます鮮明に見えてきた、ケレスで輝く謎の光点
姿勢制御システムに異常が発生したため、
6月30日から実施予定だった、軌道変更を延期していたそうです。
小惑星探査機“ドーン” |
姿勢制御システムの異常
“ドーン”が準惑星ケレスに到着したのが今年の3月6日。
4月23日から5月9日まで高度1万3500キロからの観測を行い、
さらに軌道の高度を下げ、
6月6日から30日までは、高度4400キロから観測を行っていました。
当初の計画では、
6月30日からイオン・エンジンに点火し、らせん状に軌道の高度を下げ、
8月からは高度1450キロの軌道から、観測が開始される予定だったんですねー
でも、6月30日にイオン・エンジンを点火した直後、
機体の姿勢が制御できなくなり、それを検知した“ドーン”自身が、
イオン・エンジンなどを停止。
その後“ドーン”は、
必要最小限の機器のみ動かす「セーフモード」に移行することに…
「セーフモードに入った」という信号が“ドーン”から入ると、
地上の運用チームは、7月1日から2日にかけて対処に当たり、
通常の運用モードに戻すことに成功しています。
今後の探査に大きな影響は出ない
NASAによると、
今回の問題の分析が完了し、新しい飛行計画を立てるまでの間、
“ドーン”は高度4400キロの軌道に、とどまることになります。
先日、冥王星探査機“ニューホライズンズ”も、
コンピュータの問題で、「セーフモード」への移行が発生しています。
冥王星最接近のチャンスが一度きりの“ニューホライズンズ”と違い、
“ドーン”は、すでにケレスの周回軌道に乗っています。
ある決まったタイミングで軌道を変えなければいけない、
といった制約がないんですねー
なので、今回の問題で3回目の軌道変更が遅れたとしても、
観測目標を変えたり、得られる成果に変化が出ることは無いそうです。
また今年12月からは、
軌道高度を、さらに375キロまで下げた運用が予定されています。
こちらも単に開始日が遅れるだけで、影響はまったく出ないようですよ。
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