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準惑星ケレスの謎の明るい点は水蒸気の噴出かも

2015年04月16日 | 小惑星探査 ドーン
準惑星ケレスの最新画像から、
謎の明るい点の正体は、水が凍った氷とみられること、
水蒸気のプルームを噴き出した可能性があることが分かってきました。

ひょっとするとケレスは、“死の星”とはほど遠い存在なのかもしれません。

準惑星ケレスの最新画像。
クレーター内に非常に明るい点が見えている。

画像は、現在この星に接近しているNASAの探査機“ドーン”が撮影したもので、
今回の発見は、ケレスの地中の状況について手がかりを与えてくれる、エキサイティングな発見なるそうです。

ケレスの1日を通して、この明るい点の見え方は変化します。

日中は明るくなるのですが、夕暮れになるとずっと暗くなり、最後には完全に消えてしまうんですねー

この明るい点は、はじめはハッブル宇宙望遠鏡でかすかに観測され、探査機“ドーン”でも観測されることになります。

「氷の水が含まれているのでは?」っと予測されていたのですが、
これまでの画像ではよく分からず…
最新の画像で、実際に氷であることが示唆されることになります。

また、別の角度から撮影された画像などから、
“Feature 5”と呼ばれているこの明るい点は、
物質が噴き出したプルームと関連しそうだと分かることに…

“Fuature 5”は、幅が80キロのクレーターの底に位置しているのですが、
クレーターの縁辺部によってカメラの視界が遮られたタイミングでも、
“Feature 5”は明るく見えているんですねー

現時点では、何らかのガスの放出であると考えられているのですが、
確認するには、より高い解像度のデータが必要なようです。


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