近々、1月の活弁公演は、21日(土)と28日(土)です。
逓信総合博物館で今月8日~2月5日まで開催の「漫画誕生から黄金バットの時代」展。
この中の催しの一つとして、21日に「オペラの怪人」の活弁上演があり、弁士を務めます。
この企画展は、日本の漫画の表現を、松本零士コレクションを基本に昭和38年ころまで紹介しています。
ー日本の漫画の歴史というものは戦後に始まったものではなく、永いものなのです
先祖代々から受け継いだ歴史の積み重ねを大切に思いますー 松本零士
行ってきましたが、なかなか面白かったですよ。漫画の源流に遡り、鳥獣戯画や江戸時代の北斎の絵なども展示されています。明治大正の漫画の基礎を築いた方々の作品、雑誌、紙芝居など、教科書で見たなあというもの、小さい頃読んだなあというもの、興味深く観ました。
年輩の方ならきっと懐かしい「黄金バット」。作画の永松健夫さんのお孫さんとご一緒になり「黄金バットの世界って、単純な善悪だけではなくて、もっと複雑な世界を描いていて、エネルギー問題とか権力構造、地球防衛軍的なところも、現在の人気アニメの世界観とよく似てるんですよね」「そう、当時は子どもから大人まで、今のガンダムやエヴァンゲリオンを観るような感覚で夢中になっていたのかもしれませんよね」などと頷きあいました。
「黄金バット」のあの骸骨のような独特の顔は、無声映画「オペラの怪人」のファントムがイメージソースとのことで今回この映画を上演するわけですが、いや、そっくりです。
ロン・チャニ-演ずる怪人。1925年のこの映画は、黒白映像、パートカラーで、仮面舞踏会のシーンのみが微妙なカラーになっております。階段を、真っ赤なマントをつけた怪人が降りてくる姿はなるほど黄金バットとオーバーラップする感じです。
作品的には、昨年の映画「オペラ座の怪人」に魅せられた方々にとって多少滑稽なものかもしれませんが、ロン・チェニ-の特殊メイクは話題騒然、当時はたいへん衝撃的なものだったようです。
もっともクラシックな「オペラの怪人」を御覧になりたい方はぜひ。展示もお薦めです。
★1月21日(土)「オペラの怪人」活弁上映
活動弁士:佐々木亜希子
14:00開場 14:30開演
<開催場所>逓信総合博物館地下2階ホール
<定 員>200名(先着順)
*往復葉書での申し込みが必要です。
http://www.teipark.jp/event_gold.html
1月28日(土)はすろ~しねま企画、二回目のOTEMACHI CAFEでのライブです。
11月はたくさんのお客さまありがとうございました。
今回は永遠の恋愛ドラマ、悲劇「椿姫」。
「椿姫」の物語に、私はいつも痛いほどせつない思いにさせられます。
すさんだ生活、出会い、ようやく得た愛、身分立場の違い、愛ゆえの苦悩、犠牲、誤解、嫉妬、失望、破滅。四つの季節が廻り、彼女の身の回りの色も変化していきます。幸福の絶頂から苦悩のどん底へ。しかしたとえ悲劇に終わろうとも、愛という純度の高い透明な一滴の雫によって、濁り水が化学変化を起こしたかのように浄化されていった女の魂に、目を凝らさずにはいられません。
何度も映画化されている物語ですが、1921年のこの作品は、若き日のルドルフ・ヴァレンチノが青年アルマンを演じています。大女優アラ・ナジモヴァの椿姫も、舞台的な演技が印象的です。生演奏は毎回好評のFEBOのお二人。
ぜひいらして下さい。お待ちしています。
★1月28日(土)第二回活弁シネマLIVE at OTEMACHI CAFE「椿姫」。
開場17:30 食事18:00 上映19:00
前売り4500円 当日5000円
詳細http://www.slowcinema.com/pc/060128.html
ちなみに1月16日(月)NACK5「RADIO-X」(25:00~翌6:00)にゲスト出演します。大宮のスタジオで深夜2:00すぎくらいからとのことです。眠ってなければぜひ。
逓信総合博物館で今月8日~2月5日まで開催の「漫画誕生から黄金バットの時代」展。
この中の催しの一つとして、21日に「オペラの怪人」の活弁上演があり、弁士を務めます。
この企画展は、日本の漫画の表現を、松本零士コレクションを基本に昭和38年ころまで紹介しています。
ー日本の漫画の歴史というものは戦後に始まったものではなく、永いものなのです
先祖代々から受け継いだ歴史の積み重ねを大切に思いますー 松本零士
行ってきましたが、なかなか面白かったですよ。漫画の源流に遡り、鳥獣戯画や江戸時代の北斎の絵なども展示されています。明治大正の漫画の基礎を築いた方々の作品、雑誌、紙芝居など、教科書で見たなあというもの、小さい頃読んだなあというもの、興味深く観ました。
年輩の方ならきっと懐かしい「黄金バット」。作画の永松健夫さんのお孫さんとご一緒になり「黄金バットの世界って、単純な善悪だけではなくて、もっと複雑な世界を描いていて、エネルギー問題とか権力構造、地球防衛軍的なところも、現在の人気アニメの世界観とよく似てるんですよね」「そう、当時は子どもから大人まで、今のガンダムやエヴァンゲリオンを観るような感覚で夢中になっていたのかもしれませんよね」などと頷きあいました。
「黄金バット」のあの骸骨のような独特の顔は、無声映画「オペラの怪人」のファントムがイメージソースとのことで今回この映画を上演するわけですが、いや、そっくりです。
ロン・チャニ-演ずる怪人。1925年のこの映画は、黒白映像、パートカラーで、仮面舞踏会のシーンのみが微妙なカラーになっております。階段を、真っ赤なマントをつけた怪人が降りてくる姿はなるほど黄金バットとオーバーラップする感じです。
作品的には、昨年の映画「オペラ座の怪人」に魅せられた方々にとって多少滑稽なものかもしれませんが、ロン・チェニ-の特殊メイクは話題騒然、当時はたいへん衝撃的なものだったようです。
もっともクラシックな「オペラの怪人」を御覧になりたい方はぜひ。展示もお薦めです。
★1月21日(土)「オペラの怪人」活弁上映
活動弁士:佐々木亜希子
14:00開場 14:30開演
<開催場所>逓信総合博物館地下2階ホール
<定 員>200名(先着順)
*往復葉書での申し込みが必要です。
http://www.teipark.jp/event_gold.html
1月28日(土)はすろ~しねま企画、二回目のOTEMACHI CAFEでのライブです。
11月はたくさんのお客さまありがとうございました。
今回は永遠の恋愛ドラマ、悲劇「椿姫」。
「椿姫」の物語に、私はいつも痛いほどせつない思いにさせられます。
すさんだ生活、出会い、ようやく得た愛、身分立場の違い、愛ゆえの苦悩、犠牲、誤解、嫉妬、失望、破滅。四つの季節が廻り、彼女の身の回りの色も変化していきます。幸福の絶頂から苦悩のどん底へ。しかしたとえ悲劇に終わろうとも、愛という純度の高い透明な一滴の雫によって、濁り水が化学変化を起こしたかのように浄化されていった女の魂に、目を凝らさずにはいられません。
何度も映画化されている物語ですが、1921年のこの作品は、若き日のルドルフ・ヴァレンチノが青年アルマンを演じています。大女優アラ・ナジモヴァの椿姫も、舞台的な演技が印象的です。生演奏は毎回好評のFEBOのお二人。
ぜひいらして下さい。お待ちしています。
★1月28日(土)第二回活弁シネマLIVE at OTEMACHI CAFE「椿姫」。
開場17:30 食事18:00 上映19:00
前売り4500円 当日5000円
詳細http://www.slowcinema.com/pc/060128.html
ちなみに1月16日(月)NACK5「RADIO-X」(25:00~翌6:00)にゲスト出演します。大宮のスタジオで深夜2:00すぎくらいからとのことです。眠ってなければぜひ。
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