akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

福井の料亭「鐵船」での活弁上映『オペラの怪人』

2020-02-15 | 活弁

昨夜は福井市の料亭「鐵船」での活弁上映、お客様ととても素敵な時間を過ごさせて頂きました。

フィルム上映で活弁させて頂いたのは『オペラの怪人』(1925年)。

静岡の映写技師鈴木秀一さんがお持ち下さった映写機二台で、前編後編二巻のフィルムを映写。
かけかえすると3分かかるところ、15秒ほどで後半も始まりました。

一台は、68年前の映写機。
それとセットのスピーカーもなかなか年期が入っていて、最初はぶつぶつ音が出てハラハラしたものの、そのうちご機嫌よくなってくれました。


二台めは20年ほど前の若い映写機
こちらは光量もしっかり、映像がくっきりして、映写機による違いも楽しめました。

「フィルムが途中で途切れたりすると、会場からヤジが飛んだりしたものです。今日はお手柔らかに」
と、冒頭で、二人で活弁の話やらフィルム上映の話やらをしてスタートしたのですが、
実際に1巻終わったところで、後ろから
「早くしろ~!」「なにやってんだ~!!」
の声が飛んだのでびっくり。
「はい。すみません!ただいま!」
穏和そうな福井の方でも、こんなノリの方もいるのね…と思っていたら、映写技師鈴木さんの自演でした(笑)

いやぁ、雰囲気も出て、楽しかった!

皆さま集中してご覧下さり、映画のあとは、素敵な料亭での美味しい日本料理と牛肉と、皆さまとの会話を楽しみました。

武生で越前刃物職人をしている友人も駆けつけてくれました。

感謝です。
またご縁があれば嬉しいなと思います

若い世代にとって料亭は敷居が高く、なかなか料亭文化に馴染みがない。料亭に足を運んでもらい、喜んでもらうために、美味しい牛ステーキを提供したり、今回のような古さと新しさがマッチしたおもてなし企画を考えているのだと、とても明るく魅力的な女将さんでした。

福井の「鐵船」、機会があったら行ってみて下さいませ。

明日は、信濃町のシニア活動館で、13:30から『最強のふたり』バリアフリー上映です。


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