akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

笑って泣いて!バッカス活弁サロンvol.13斎藤寅次郎2本立て

2023-07-26 | 活弁
高円寺バッカス活弁サロンvol.13の斎藤寅次郎特集は、喜劇の神様斎藤寅次郎の真骨頂スラップスティックコメディというよりは、ナンセンスコメディ『モダン怪談100,000,000円』と、脚本家水島あやめの色も濃く互いの個性が混在した笑って泣ける母娘モノ『明け行く空』。
 
1日めの24日は、水島あやめ始め松竹蒲田時代の監督俳優脚本家を研究されている因幡純雄氏とアフタートーク。
2日めの25日は、バッカス支配人丸山氏とアフタートークも。
斎藤寅次郎監督のご家族、成城一宮庵の齋藤文恵さんもいらしてくださいました。
 
作品としてはかなりマイナーで地味なチョイスだったのですが、いらしたお客様の満足度がとても高く、けっこう声を上げて笑って頂きましたし、泣いていらした方も多くて、「スラップスティックではなかったけれど、斎藤寅次郎の面白さ、アイディア、モダンな部分と国定忠治などの時代物うまく組み合わせるセンスなどに感心」「当時の松竹蒲田のことが知れてとても興味深かった」という感想も多くいただきました。
 
永田雅代さんの音楽も、楽器もおもちゃ含めいろいろ駆使してくれて、面白い音がいっぱい!
そして、皆さん言ってくださいましたが、語りがあってこそ楽しめる作品だったと思います。
 
白井佳夫先生からは、やはり、「チャップリンやキートン、ロイドに負けない、日本のスラップスティックコメディを確立した稀有な存在」として斎藤寅次郎作品をみてほしいという希望がありましたので、『子宝騒動』は新年のニコニコ大会にでも必ずや上演させていただきます。
 
 
8月のバッカス活弁サロンvol.14は、ファンの多い古典怪奇ロマン2作品!夏と言えば怪談、ですが、ただ怖い怪談にあらず。
100年前のホラーサイレント映画って、音や声で怖がらせることができない分、映像、光の演出、役者の表情、メイクなどで怖さや冷たく不気味な空気感を演出していて、どの時空間に迷い込んだのか…奇妙なロマンティシズムがあって…なんだか美しいのです。
 
永田雅代さんの音楽がその時空間へと誘います。
活弁もご堪能くださいまし。
 
『アッシャー家の末裔』はほんとに映像がアートです。
北区弁士教室出身の教え子おさべせりなが、これまでで一番長い作品を単独で活弁します。
 
『吸血鬼ノスフェラトゥ』は、一昨年の広島市映像文化ライブラリー活弁シアターでも語りましたが、子どもたちも食い入るように観て「先生、すごく怖かった!けど、すごく面白かった!!」と口々に言ってくれた作品です。
 
8月21日(月)14時と19時
  22日(火)14時と19時 です
夏の思い出に…ぜひ。
 

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