
私たちは日ごろの小さな行いと同じように、いえ、それ以上に目に見えない心づかいは無視しやすいものです。形のうえではよいことを行っているように見えても心の中を見つめてみると、「自分をよく見せよう」「相手に嫌われたくない」「恩を着せておこう」など、自分の名誉や利益のため、という気持ちが知らず知らずにはたらいていることがあります。
心づかいは目に見えなくても相手の心は必ず通じるものです。その結果、形のうえではよい行いをしていても、相手の心には「見栄っぱりだ」「恩着せがましい」「へつらっている」などという思いを起こさせることにもなります。
