フェラーリ8台をはじめスポーツカーなど14台が絡んだ交通事故が先日、山口県の中国自動車道で発生。前代未聞の事故として国内外で広く報道され、被害額は時価で最大で3億円とも言われる。ただ、保険会社の関係者は、今回の事故について、スピード違反という条件を前提とすれば「保険金は難しいだろう」としている。
■ スピード違反は免責事項
「聞いたことがない」
フェラーリオーナー数人に話を聞いてみたところ、そのような答えが返ってきた。フェラーリ8台が絡んだ前代未聞の交通事故は、被害総額は時価にして3億円とも言われている。「しかし」である。保険会社の社員によると、「この事故の詳細はわからない」と前置きした上で、「スピード違反の可能性があるので、保険は降りないのではないでしょうか」と話している。
事故は、追い越し車線を走行中のフェラーリが、路面状態が滑りやすかったということもあり、ガードレールに衝突。後続のフェラーリが避け切れずに次々と追突していったとされる。
現場の速度制限は80キロだという。報道では、山口県警高速隊は道交法違反(速度超過など)の疑いもあるとしている。
もちろん、加害、被害関係なども複雑に絡み合うだろうから、すべてについて言及することはできない。もしも加害車がスピード違反ということであれば、免責事項に引っかかるそうで、保険は降りないという結論が想定されるようだ。
■ 保険会社のフェラーリの一般的認識
「フェラーリやランボルギーニの保険料がなぜ高いかというと、スピードが出ることと、盗難などの被害に遭う危険性があるからです」(同)
保険料については一般論で、前出の保険会社社員によると、年齢など様々な要素によって等級が細かく区切られており、保険料は年間で最低でも3、40万円以上にはなるという。また、過去の交通違反歴、さらには盗難被害に遭っていたり、車の保管場所の防犯設備が完璧かどうかなどで保険料が上がったという例もあったという。
保険マンの本音だが「あまりやりたくはない」という車だという。ちなみに、震災被害についても免責事項にはあるそうだ。
保険会社からすれば厄介な車。オーナーとすれば、もしも、事故の原因がスピードの出しすぎだとすれば、本当に目も当てられない。
■ 私が大きな過失と感じるのは Eye Sight(ver.2) が装備されていなかったことだ、一刻も速く最寄りのSUBARUのディラーへただしスピードは控えめに 。
ランボルギーニが国立競技場を貸し切って疾走
伊高級スポーツブランド、ランボルギーニが先日、東京・国立競技場を「ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4」のお披露目のために貸し切り、トラックを疾走させた。景気後退の中にあって、今どき珍しい派手な演出。「2世代進んでいる」とまで言い切る新型マシンは、すでに18カ月待ちという人気ぶりだ。
「英知をすべてここに集めた。これからのスーパースポーツカーのインスピレーションになる」
発表会のために来日した、ステファン・ヴィンケルマン最高経営責任者(CEO)が自信たっぷりに紹介したのが、「ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4」だ。
ボディの素材にカーボンファイバーを用い、重量は30%減らしたうえに、剛性を150%アップ。V12型エンジンで6.5リッターエンジン搭載、2.9秒で時速100キロに達する。
日本での販売価格は4100万2500円となる。景気回復が芳しくない中で、すでに18カ月待ちとなるなど生産が追い付かないという。
アウトモビリ・ランボルギーニは、07年度に売上高4億6710万ユーロ(約490億円)で過去最高を記録している。リーマンショック時の09年度には約40%売上は落ちた。ヴィンケルマン氏は2007年にはまだ遠いが、業績回復は予定よりも1、2年あとになって2012、3年ごろになるだろう」としたが、「アジアは特に強く、米国も回復し、欧州でも英国、独、スイスなど光が見えている国がある」と期待していた。