「雨音がうるさくて、寝られない!」と我が愚妻が言う。
「あんたはイイね。耳が遠くて!・・・」
確かに、補聴器を外せば、静かである。
いままで、耳が少し遠くて、お客様と話をするのも、特に若い女性の声が聞き取りにくく、少々億劫に思える時もあった。
大粒の雨が降る時、鉄板・トタンの屋根などは、雨音が大きくなる。
耳の遠い吾輩とても、寝られぬ時もある。
そんな時は別として、多少の雨では、音がうるさくて寝られないということはない。
補聴器を外せば「いつも静かな夜である」という訳だ。
先日も同業の少し先輩から、電話があった。
彼も、最近耳が遠くなり補聴器を買おうか迷っているということで、相談方々補聴器の実売価格を知りたく電話してみえた。
私も初めは、ひどく老人になってしまうような気がして、補聴器をかけることに少し抵抗があった。
だが、目の悪い人はメガネなどを掛ける。
同じく、耳が悪ければ補聴器を掛ける。
眼鏡を掛けたまま寝る方はほとんどいないであろう。
補聴器も同じく、掛けたまま寝る方は、やはりいないでしょう。
メガネと同様に考えたならば、補聴器に引け目を感じることはない。
今ではそう思うし、外せば静けさを得られるということとなり、逆に良いことだ。
昼間は活動的に、そして、夜は静けさを楽しむ。
秋の夜長は、読書をするのもいいものですなぁ~。
(私にとっては、寝ながら本を読むという行為は、入眠儀式の一つでもある)
(つまり、読書も目的には違いないが、吾輩にとっては気持よく寝るための行為である。)
入眠儀式といっても特別なことはする必要はない。
寝る前は必ず歯磨きしないと寝られない・・・それも立派な入眠儀式だ。