少し昔の話です。
父が亡くなって暫らくしたら、税務署(?)から電話がありました。
「亡くなられたお父様には未納の税金があります。相続人の方に支払いをお願いしています。」と。
ちょっと待って!なんでダイワハウス?いや違った。なんで弟のところへ税務署から電話が・・・?
弟の嫁が「兄さんに連絡しますので、連絡先をお願いします。」と言ったら、「ああ・・あ・・・いや、こちらからまた電話を掛けます。」と言って電話は切れた。
だが、弟の嫁はびっくり!慌てて、長男である私に連絡して来たという訳だ。
①父が亡くなったのを税務署がなんで、そんなに早く知ることができるんだろうか? 相続の手続きも終わっていないのに・・
②なぜ、弟のところに電話が掛かってきたのか?
どうやら、次のような仔細と思われます。
私は葬儀の指揮をするため、家を空けることができません。
市役所への死亡届・火葬の手続き等を弟に頼みました。
その書類に届け者の記入欄があり、弟は自分の名前を書いた。
(今は、無いと思うが、市民課の片隅に死亡者の氏名および火葬場の使用予定時間などを記した黒板があった。)
犯人(?)は、それらの情報を何らかの形で入手したのではないかと思われます。
届け人氏名、すなわち相続人と思ったのだろう。
今ではそんな情報が市役所(市民課)から流れることはもうないだろうが、税務署からの電話ともなれば、心落ち着かぬご仁も多いでしょう。
税務署から滞納の電話など、あり得ないことだ。税務調査のことで電話はあるかもしれないが、いきなりは無いでしょう。
もし、滞納の事実があれば、まずは催促状がくる。それが順序というものでしょう。
昔のことと、忘れていたが、最近の振り込め詐欺のニュースを見て、思い出した。
振り込め詐欺の初期の手口だったんだろうか・・・・。
どんな手口で次に来るか、皆さんも気を付けましょう。
弟の嫁も冷静に電話対応したから、犯人(?)は諦めたのだろう。その後は一切電話は掛かって来なかったそうだ。
最後にナンバーディスプレイはいろんな詐欺などから身を守るには良いと思います。
訳の分からない会社から電話が掛かってきても、「非通知」なら、「通知に変えて掛け直してください」と言うと、二度と掛かってか来ない。
皆さんにも、お勧めしたい。
安心して、枕を高くしてお休みください。(健康のためには高い枕はダメですが・・・)