11日12日と二日間にわたってシルバーサービス振興会主催の「介護保険に係る住宅改修研修会」を受講しました。
住宅改修は、福祉用具とは密接な関係があります。住宅改修の考え方・見方は、福祉用具の選定時の考え方・見方と同じだと言えますね。
日本福祉大学の准教授の渡辺崇史先生の講義は、これからのご利用者様への対応方法の基本的考え方を教えて戴きました。
▼問題解決型対応から ◎問題発見型対応へ
「モノからコトへ」という流れはあらゆる所で言われていますが、介護はまさにその最たるところでしょう。
利用者様にどんな福祉用具を提供するかという時に、基本として必ず考えるべきは「人として快適な生活」を享受するためには、その方の生活における根源的な問題点の発見が大切である、ということでした。
食べたいものが食べれない…食器をかえる、とろみを加えて食べ易くすることも大切かもしれません。でも、ご本人は普通食(たとえば、好物の寿司)が食べたいのかもしれません。ご本人の希望をできるだけ叶えられるようにして下さいと・・・
表面的な、対処療法的問題解決は、かえって問題を悪化させることもあるようです。
好物のお寿司が食べられるようになって、その方は元気になられたそうです。
商いの方向として、この講義をお聞きして、意を強くできました。
単にお客様の希望される品のみを販売してきた今までと違って、「快眠ひろば」すなわち測定をすることを通してさらに、お客様の体に合う快適寝具を販売することに繋がってゆくことは嬉しい限りです。
評判の良い寝具が必ずしも貴方に最適な寝具とは限りません。
またも、同じことを言ってしまいました。年をとると同じ事を何度も繰り返しますが、お許し下さい。