10月の初めに「臭いに敏感なお客様」の話を書きましたが、そのお客様が再来店して下さいました。
「いらっしゃいませ、ところでその後羽毛の臭いの件はいかがですか?」 お尋ねしたところ、何事もなかったかのように「バッチしよ!・快適!」と簡単に言われ私はホッとしました。
先のブログでも申しましたように、臭いの発生元は、羽毛自体の臭いではなく、生地の染料の臭いであろうと考えられました。そこで、生地を変えて納品した結果、幸いにもお客様も納得されたという訳です。
例の羽毛の生地は、日本では最大・最高の寝装品生地の染色工場である和歌山染工で染色加工されたものでした。臭いの原因は、まだ解明されていませんが、おそらく生地を(ホワイト・クリーム等に)染色した後の時間経過が少なく・・・すなわち新し過ぎたということのようです。でも、「時間が経てば臭わなくなります」では、問題の解決にはなりません。
羽毛ふとんのメーカーと生地メーカーと話し合いながらさらに良い羽毛ふとんを作るよう頑張ります。
そのお客様のその日の来店目的は、西三河地方は暖かいとはいえ、このところ寒くなったので、暖かい敷き(あったかパットの類)をお求めに来られました。
いろいろな敷きパットの良いところ欠点などをお話して、体感して戴いた結果「ムートンシーツ(Dサイズ)」をお買上戴きました。
ムートンの肌ざわり、感触の良さは、ネット上の絵と言葉だけで理解して戴くには難しく、やはり実体感以外ではなかなか分かって貰えません。
購入頂いたムートンシーツ(写真はシングル)
そのお客様は、幾度となくなぞって(触って)みて最後は「ちょっと高いが・・・」と言って購入を決断して戴きました。
お客様も私も今夜は、気持よく寝られそうです。