姿勢が悪いと、いろんなところに弊害が起きる。
10年余り「快眠ひろば」の立位測定器でもってお客様の姿勢を測定しているうちに、最近特に気になる点が出てきた。爺の中では、「肩こり」は主に女性の世界の話と思っていたが、近頃、男性で「肩こり」を訴えられる方が多くなったように思う。
姿勢が悪い⇒肩がこる⇒枕が悪い・・・・ところが「姿勢が悪い」という意識は多くの方には無い。
肩がこる・首が痛い⇒枕を変えれば治るだろう・・・・そんな発想の方が多いようだ。
どのように姿勢が悪いかと言うと、具体的には、猫背気味の方、首がろくろ首のように前に出ている方、肩甲骨のあたりから首の付け根にかけて急激に曲がっている方・・・・・つまり、頭が体の真上に乗っていないような方が多いのだ。
姿勢の良い人姿勢の悪い人
特に最近は、姿勢の悪い若い人が増えているような気がします。若い人の中に小中高の学生も含まれる。勉強のし過ぎならまだしもゲームやパソコンのし過ぎで悪い姿勢になって方が多いのではないかと心配するのだ。
良い姿勢の方が寝ると・・・
悪い姿勢の方が寝ると・・・
首の支えが無い「ちょん掛け枕」
一昨日はストレートネックと言われた中年の方が、オーダー枕を作りにご来店下さいました。お医者様に枕を見直すように言われ相談方々のご来店でした。色々話をお聞きしていると「ちょん掛け枕」になっていることもあるようです。また、昨日は二十歳代の若者がオーダー枕の調整に見えました。肩こりがすると言われます。体型はWラインです。ベッドはスプリングマットではあるが「超硬質」という。ベッドが固いために体の沈み込みが無いため、楽な姿勢を探すと枕がおのずと高くなってしまいます。腰痛はと聞けばそれは無いと言われます。朝起きるとなんとなく首回りがしっくりしない・肩こりを感じるそうです。首元を中心に枕の高さを調節しましたが思うような感じではないと言われます。結果、元の枕の高さになりました。
最後に、肩甲骨と首の間(赤丸●の部分)に5ミリ厚のサポートを入れてみました。すると、「ああ・・・なんとなく良い感じ」と。
彼はひどく姿勢が悪い訳ではないが、先程も言ったように、ベッドが固いために体の沈み込みが無く首下に違和感を覚えたようです。
姿勢の悪い方の多くは「肩こり」を訴える方が多いようです。また、首の付け根あたりに違和感を訴える方もやや多い。爺が考えるに、赤丸●で示したように、この部分に空間ができます。そこには支えるものが無いために首の周りに歪みができ、肩こりや首痛になると考えられます。
ベッド(敷き寝具)の固さ(沈み込み)によっても枕の高さは異なります。そして、枕は頭を乗せるものではなく「首を乗せる」という感覚で使って下さい。首をしっかり支えないと首痛や肩こりの原因になることが多いようです。
でも根本はまず、姿勢の悪いのを直しましょう。高齢になって体が固くなったならまだしも、若い方はまだ体に柔軟性があります。柔軟性があるうちは、多少枕の高さが合わなくても何とかなるものです。姿勢が悪いと内臓に圧迫が生じることもあるでしょう。中高年になってから、いくらサプリメントを飲んでも効果は限定的になるかも知れません。健康寝具を買って戴くのも嬉しいですが、若い時から良い姿勢で日々暮らせば、元気に過ごせると思います。
「快眠ひろば」にはレントゲンもMRIもありません。正確な診断はお医者様に行って下さい。首に違和感を持たれている方は、一度整形外科でレントゲン写真などを撮られたらいかがでしょう。
首に異常が無いと言われたなら、枕の高さと枕の使い方に原因があることが多いようです。
その時は、貴方に最適な枕を見つけるために「快眠ひろば」をご利用下さい。
ああ~・・ぐっすり寝たー!
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