2016年後半は、ロングサイズのマットのご注文、問い合わせなどが非常に多い年でした。
日本ベッドのシルキーシリーズは、サイズ別注対応のできるマットです。最大180x215cm以内であれば、約1cm単位でサイズ別注が可能です。
鋼線の生産からコイルへの成形、そして、マット本体の組み立て製品化まで、すべてを国内で生産しているからこそ成せる結果だと思います。ベッドマットの寸法の成り立ちは以前にも書きました。195㎝丈では、最近の若者にとっては短いと言えます。
従来のお布団の寸法と比較するのは問題かもしれませんが、布団のサイズは大きくなる歴史でもありました。戦前は約185~190㎝が普通でした。爺がこの寝具業界に入った頃は195㎝だったと思います。つまり195㎝丈のカバーを中心に販売されていたと思います。197㎝になり200㎝になり、今では205㎝が普通(M)サイズとなりました。Lサイズと言われる布団も205㎝・210㎝・215㎝と大きくなりました。
一時期お客様から、布団のサイズがまた違ったと苦情を戴くことも多々ありました。「カローラもモデルチェンジするたびに大きくなっていくように、布団も大きくなっています。(笑)」と、訳の分からぬことを申し上げてきました。
だが、ベッドの寸法は変わっていないようです。ある意味、変わっているのだと思いますが、ベッド業界統一の寸法ではなく、各メーカーの基準での寸法で決められ変わってきたようです。だから、メーカーが違えば、同じワイドダブルと言っても幅は150cmのメーカーもあれば155cmのメーカーもありました。5㎝程度の差があるのは常識(?)です(でした)。コイルの大きさによってどうしても、ジャストな寸法が作れないのも確かです。
でも、そろそろベッド業界もサイズ基準の見直し、特に長さの基準見直しが必要な時期になったと思います。
ベッドを本格的に販売するようになって、わずか15年余の小売店が、しかも寝具店が偉そうな事を言うなとお叱りを受けるかもしれないが、もう少しお客様の体を考えて、マットの寸法が改善されると良いのにと思いますね…。
新婚さんです。彼の身長は約185㎝、彼女は160㎝弱です。彼のベッドのサイズをどうするかで、随分迷われました。いずれは賃貸マンションから、持ち家へと考えて見えます。現状の部屋では、足元の余裕は約40㎝。210㎝丈のマットにしようか、ちょっと我慢して195㎝丈の標準のマット丈にしようか、…。その差は15㎝。予算もありロングのマットにすれば、それなりの割り増し価格になります。それとは別に、6畳の部屋ですから、ロングにすれば、足元の余裕は約30㎝。これでは完全に「蟹の横這い」になります。しかも、彼女のマットはは195㎝丈ですから、凸凹にもなります。凸凹が嫌というならば、お二人ともマットの長さを210cmにするか、それとも195cmにするか、思案の為所です。今回は195cmで我慢されることになりました。
大きな体で少しでもゆったりとお休みいただくために、幅を検討するということで、店頭の195㎝丈マットで、シングルとセミダブルとで試し寝をして戴きました。最終選らばれたのは、セミダブルです。
左(奥)がご主人のセミダブル・ハードタイプ 右(手前)が奥様のシングル・レギュラータイプ です。 つまり、ご主人は幅だけでもゆったりお休み戴くことになりました。シングルですと寝返りによって背中が出る感じがします。セミダブルならば寝返りによる隙間風対策にもなり、暖かく寝られます。マット幅の狭さだけでも解消されれば、安心してお休み戴けると思います。
幅の問題は解決されたと思いますが、やはり長さが足らないのは何か工夫が必要ですね。そこで、羽毛掛けふとんは、奥様は一般的なシングル(150x210cm)ですが、ご主人は175x230㎝の別注品にしました。
店頭には、210㎝丈の羽毛布団はたくさんあります。特殊な寸法はなかなかお目に掛かれないと思います。でも、綿桂の店頭には230㎝丈のお試し用の羽毛布団もあります。実際に試し寝をしていただきました。仰臥時、側臥時の感触を確かめて戴きました。寝返りをした時のお布団の感触・着心地をじっくりと確認いただきました。
結果は、セミダブルのマット(120x195㎝)に、175x230㎝の羽毛布団を選択戴きました。
羽毛ふとんの特殊サイズはもちろん、ベッドマットの別注もご相談下さい。
*****************************************************
ああ~・・ぐっすり寝たー!
贈り物に ギフト券もご用意できます。
固すぎたBEDマットをソフトにしたい・・・「天使のオーバーレイ」
吸湿発散性に優れた 夏快適なオーバーレイです。
ハイクラスHOTELのベッド以上に、あなたのベッドの寝心地が良くなる・・・
最適な硬さの敷(BED)を探しませんか。測定は無料です。