昔は、敷き寝具といえば、木綿わたの敷ふとんでした。その後ウレタンマットが世に出始め、木綿わた敷ふとんと組み合わせて使うことが主流になりました。
高度経済成長期、特に東京オリンピックの頃からは、マットレスは正に飛ぶように売れたそうです。その後バブル崩壊まで寝具業界に限らず日本中が良い時代でした。
サテン生地(敷ふとん換算10枚分)を10反(100枚分)仕入れると、一泊二日の温泉旅行招待がありました。20代の若造にとっては、行きたくはなかったが、50代60代のふとん屋の店主と4~6人程の相部屋となり、彼らの半ば自慢話を聞くのも父から修行だと言われ行ってました。自慢話の中には必ずマットレスを○○○本売ったなどという話を聞かされたものでした。
そして、ムアツふとんに代表されるようにウレタンマットだけで休む方も次第に増えてきました。木綿わた敷ふとんは敷き寝具としては吸湿性・保温性などはとても良いのですが、重いということと、陽に干す必要があり、敬遠されてきました。今では、ウレタン系の敷きは単体で使用するには欠点が多々あるにも関わらず、隆盛を極めてきた感もあります。
ムアツふとんの中身
最近では、いろんな呼称のマットが売られています。それらを見ると、高反発・中反発・低反発・優反発・正反発 … いっぱい有りますね。いったい何がどう違うんでしょうね。爺でもよう分からんのですから、なお更皆さんなら、自分に合うマットはどれか、分からないでしょう。
当初、ウレタン業界では「●反発」という言葉は無かったと思います。本来宇宙船・宇宙ステーションの中で使用するに良いウレタンを、ある日あるメーカーが「低反発」という言葉を使い始めました。そこで従来のウレタンは「高反発」と呼ぶようになりました。今では高反発低反発の定義は作られました。だが、単語だけが一人歩きした感があります。高反発でも無い低反発でも無い、だから「中反発」。ここまでは一応許される単語だとは思いますが、さらには全く定義らしい定義も無く使われている単語もあります。
体に優しいという意味でしょう「優反発」。何が正しいのか分からないが「正反発」。いろんな「反発」があります。販売会社のイメージ広告としての「造語」と言っても過言ではないように聞こえます。
ウレタンの品質を表示するのに、硬さを表す単位として「ニュートン値」があります。反発力を表す単位ではありません。硬さ柔らかさを示す数値ですから、反発力と混同され易いですね。ここから【高反発=硬い、低反発=柔らかい】と誤解する方が見えます。寝具業界の中でも間違って使われている広告を時々見かけます。
ほかに、耐久性を左右する「密度」がありますが、現在の法律では、品質表示に密度を記載する義務はありません。
ウレタンマットも進歩しました。木綿わた敷ふとん以上に快適なウレタン敷も出ています。天使のオーバーレイは、天然素材以上の快眠をもたらすであろう素材です。
いま、新しいWatakeiオリジナル敷きを開発中です。試作品を作って実験や体感を皆さんにして戴いてます。
寝姿勢の支持性だけでなく、敷き寝具に必要な、吸湿・発散性、もちろん耐久性など色々検証しています。冬も暖かく、夏も決して蒸れることなく、春秋はさわやかな敷き寝具を開発したいと思っています。耐久性も10年以上、できれば15年以上の商品にしたいと思います。
ウレタン業界最先端の日本製品で、今考えられる最高の敷き寝具をです。あと数か月で発表できると思います。
「●反発」が最高 … そんな単純な話ではありません。
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