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花森安治の仕事・・・藤井達吉美術館にて

2017-05-04 01:58:17 | 爺の寝言戯言独り言

 3日は憲法記念日。お店は水曜日ですから、お休みです。でも、介護部の社員は出勤しています。ブラック企業ではありませんよ。爺としては休んで欲しいんです。彼らが出勤するという事は、爺も出勤しなければなりませんから…。途中昼休みを3時間戴きました。

 わが町・碧南市の藤井達吉美術館へ行ってきました。二時間四五分ほどの旅でした。

 入館すると 藤井達吉翁の像があります。

 花森安治の仕事 THE WORKS OF YASUJIHANAMORIデザインする手、編集長の眼 A Designer's Hand,an Editor'sEye   という企画展です。花森安治とはご存知「暮らしの手帳」の編集長であり、NHKの朝の連続TV小説「とと姉ちゃん」のモデルになったのは、記憶に新しいところです。

 以前、一冊の本が欲しくて入口まで行って以来、本格的に藤井達吉美術館に入館したのは初めてです。その前に腹ごしらえと、数軒となりの「わっぱ堂」という名のレストランに入りました。

 この建物はかって「赤堀眼科」という医院でした。爺も小学生のころ、2~3度、もの貰い(大浜言葉で目チンボと言います)で簡単な手術を受けたことがありました。その当時の待合室や診察室を生かしてレストランになりました。およそ55年ぶりに建物の中に入りました。当時でも「古い家」でしたが、見事な古民家レストランになっていました。

 玄関前のソテツは、昔からありました。手前にはまだ蔵が建っています。

 奥の赤っぽい建物は「十一八」といって、うなぎ料理のお店です。今の若旦那で確か四代目です。「小半天」さんと「十一八」さんのうなぎは食べ比べる価値があります。碧南へお越しの節は是非食して下さい。

 暮らしの手帳の編集長さんの話は以前このブログにも書きました。高校生の頃母が暮らしの手帳を読んでいたのを覚えてます。そんなことも有って、初代編集長 花森安治の仕事 という企画が開催されている事は市の広報で見、行ってみたいと思ってました。そう思っていたところへ、婆が「美術館へ行こう」と言い出し、「婆に引かれて美術館」と相なりました。

 爺にとっては、暮らしの手帳といえは、商品テストの記事ですね。今日初めて知りましたが「毛布」のテストも行われたようです。こう書かれていました。

 最近の毛布をテストする(2世紀9号)…1970年12月1日号です。

 「純毛の時代は過ぎてゆく…」と見出しにあり、「あたたかさ、丈夫さ、軽さ、といった点ではもう純毛の毛布は、たとえ一万円出しても 3千円から45百円のアクリルの毛布にはかなわない」というのがこの生地の結論

 と、ありました。今でしたら全く容認できない記事ですが、1970年/昭和45年では、まだ羽毛ふとんは一般ではなくその意味では正解だったかもしれません。でも、今は羽毛ふとんの時代です。今この記事を書かれたのなら、爺は猛反撃すると思います。羽毛ふとんには、純毛毛布、カシミヤ毛布などが最適ですから…。

  

 時代とともに生活レベルは変化します。でも、平和を愛する人の心は変化して欲しくありませんね。毎年、憲法記念日には、憲法改正(?)の話が出てきます。日本国憲法をもう一度読み返す必要はあると思います。政治屋は歴史に名を残そうとします。政治家は民主主義を残そうとします。

明日も平和な一日でありますように 

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