日本ベッドを回収しました。お客様は「35年近く使ったかな・・・」と。全くと言って良いほど、どこも悪くありません。生地の破れも。況してや「ヘタリ」などはお客様さえ全く感じられないと・・・
解体していたら、出てきました。倉持次長の検印です。この検印からすれば、昭和60年3月9日製造となります。実に32年と4ヶ月余になります。(計算が違ってなければ・・・)
倉持次長・・・工場長共々ポケットコイルの歴史の生き証人
日本ベッドが世界一のポケットコイルの生産を開始したのは、昭和56年からでした。世界のベッドマット工場からは「バカなことをして・・・」と軽蔑されつつも、当初から「焼入れ」を行い、その品質の良さと安定性は現在でも世界NO-1と言われ、爺も心底そう思っています。
現在「シルキー」と「ビーズ」の2シリーズのポケットコイルを生産していますが、解体したマットは現シリーズの前に製造された商品のようです。
NB-511208 という番号がどんな意味かは分かりません。解体する前は昭和51年製かとも思いましたが、ポケットコイルの製造を開始したのは、昭和56年からのようです。
30年以上使用されてますが、側さえ張り替えれば、たぶん新品になりますね。
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不織布に包まれたコイル
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ネット(青いナイロンと思われる網)
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フェルト層(現在は反毛フェルトは使っていません)
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ウレタンシート(さすがに30年以上使われましたから…)
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キルティングされた側
もし、リフォームするとなれば、コイルは再利用し、2~5の部材は新調します。
しっかりとした造りは、解体するのが大変です。コイルも枠線も、全く「サビ」はありません。
ようやく、コイルのみにしました。ビーズ(824個)・シルキー(1200個)が発売される前のポケットコイル(コイル数は600個)です。そのまま寝てみましたが、へたり感は全くありませんでした。
14cmの袋に7巻のコイルが入っています。袋から出すと、約18cm、焼入れがキチンとされてましたから、引っ張っても全く形状は変わりません。30年以上使われても「大丈夫」なんですね。
箱根の富士屋ホテルで(30年使用された1984年製マット:爺撮影2014年3月)
以前宿泊した星野リゾートのグループである青森の奥入瀬渓流ホテルでも長く使われてました。また、箱根の富士屋ホテルで40年使われたマットが戻ってきたとも聞きました。長持ちし過ぎですよね。
お客様のマットも全くヘタリも無くまだまだ使える状態でした。キレイに使って見えたようで、ヨゴレも殆んど見当たりませんでした。強いてヨゴレというならば、うっすらと汗じみが有った程度です。唯々、驚くばかりです。
ところで、まだまだ使えるのに、お客様は何故日本ベッドを買い替えされたのか? ・・・忙しい時などのために、会社の事務所に日本ベッドを購入用意されました。結果、自宅のマットより会社のマットのほうが快適です。これでは、家に帰らなくなってしまうと今回ご自宅の日本ベッドを新調された訳です。ベッドフレームもマットも会社と全く同じ商品を納入しました。
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