「爺・婆」と私らを呼ぶ、孫(男)が熱を出した。
良く聞いたらどうもエアコンを掛けて寝ての夏風邪のようだ。
ふとん屋の孫が熱を出すとは、何事か!と子に「爺バカ丸出し」で苦言を呈した。
況してや「婿」、聞きたくはなかっただろうが・・・。
人が気持ちよく寝られる寝床内気候(東洋紡の登録商標)は「32℃±1℃、湿度50%±10%」と言われている。
寝床内湿度の測定は、私にはできないが、とりあえず、温度の測定をした。
最近のエアコンのリモコンには、室温がデジタルに表示(1℃単位)される。以前そのリモコンを私は肌とパジャマとの間に抱くようにして寝て、夜中に目が覚めた時に確認してみた。季節も少しずらして実験した。
少し暑いなあと目が覚めた時の表示温度は「34~35℃」であった。また、少し涼しいなあと思い目が覚めた時は「31℃」であった。気持ち良いなあと覚めた時は「32~33℃」であった。
湿度は計測していないので、正確ではないが、この簡単な実験だけでも「32℃±1℃」というのは、正しいと思われた。
エアコンの設定は何℃かと聞いたら、28度と答えた。
私が「少し、低すぎるんじゃないか、起きてる時は良いが寝る時は、29℃~30℃・または除湿機能だけで寝る」と言ったら、「暑くないですか?」と婿に言われた。
そこで、前述の「寝床内気候」の話になった次第だ。
エアコンの能力によっても、多少の誤差はあるだろう。寝室のエアコンはそれなりの部屋の大きさに見合った能力である。居間のエアコンは能力に余裕のある大きい機種を入れている。だからという訳ではないが、居間で寝る時は「除湿」で十分である。
同じ温度設定をして寝ても感じかたは違う、ましてや使用している寝具によっても違うのは容易に推察できる。
エアコン無しで寝られる寝具・・・そんな完璧な寝具があれば率先して売りたい。だが比較論的に涼しいとか暖かいとかいう寝具ばかりである。
人によっては、それらの(いまなら涼しい)寝具で満足な方もみえる。だが、100%の方に満足戴ける寝具はない。寝具が悪いということではない。
人によって「快適さ」の感じ方が異なるということだ。
1人一人に合った寝具をお薦めするのが、寝具専門店の使命であり「弊店の使命」であると思っている。
良い寝具は世の中いっぱいある。
だが、その寝具があなたにとって良い寝具かということは別の話である。
ああ~・・ぐっすり寝たー!
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