定期受診で掛かり付け医へ行くと、最近は同級生と顔を合わせることが多くなりました。早い人で、4月には70歳になる…。若い頃は、ホステス(死語:コンパニオンと言うべきか)の名刺を◎枚持ってるなどと自慢していた輩も、今では「診察券」の枚数を自慢(?)するようになってしまった。
- 「おっ!久しぶり。」と声をかけると、
- 「いつまで働くんだ?」と聞かれる。
- 「今年は早く閉店するから、大晦日は夕方まで」と答えれば
- 「違う。何歳までだ。」と。多くの同級生はリタイヤしている…。
- 「身体が動く内は…。たぶん、死ぬまでだな。」と。
- 「元気に働けるのは、いいなあ。自営業者は定年が無いから良いよな~。」
- 「定年も無い。退職金も無い。遊ぶ時間も無い。どこが良いんだよ!」と切り返せば
- 「毎日することが無いのは、もっとツライよ!」
- 「晴耕雨読の生活ができれば、極楽じゃないか! 旅行でもすれば?」
- 「退職したら、悠々自適の生活が待ってると思ったら、とんでもない。孫のお小遣い以下では何もできん。」
まだ、待合室で顔を合わせるのは良いのかも…。幼馴染から電話が架かって来た。
- 「枕が欲しい」
- 「オーダー枕なら店に来いよ」
- 「もう直、退院なんだ」
- 「入院してるのか?」
- 「食道がんで、逆流性なんちゃらを防ぐために、斜めの枕が欲しいんだ。」
- 「えっ!」
訃報を聞くよりはマシだが…、、、そんな「お年頃」になってしまった。
年の始めに 余命30年(98歳の往生)と、「二倍働き、四倍遊ぶ!」を宣言したが、思うように仕事がはかどらず、時間的には二倍働いているが、効率は逆に半分に落ちている感じ・・・(悲;)。四倍遊ぶなんて、とんでもない!いつのことやら・・・。
先ほどの食道がん女史から電話を貰ったのが28日の午後。退院は1月4日だという。四倍遊ぶと宣言したので、来年こそはと思い、4日から遊びに行く予定です。予定を変えることはできない。飛行機も宿ももうキャンセルできない・・・。兎に角年内に作らなければ・・・。
どんな形の枕が必要かと問うと、図の様な枕だという。枕と言うより、斜めの敷きふとんといった所だね。ウレタンで作ろうと思ったが、既にメーカーはお休み。例え発注できても、到底1月4日には間に合わない。
運良く(悪く?)、ウレタンマットの廃棄品があり、それを加工することにしました。新品のウレタンは正月明けにメーカー発注することとし、とりあえず、退院に間に合わせることにしました。
接着剤で、ブロックを張り合わせ、その後斜めにカットします。斜めは難しかったですね。介護ベッドのレンタルを勧めたが、マットもムートンも購入して一年も使っていないし、病院のベッドは嫌だと言っている。そこで「特注」となった訳です。
使い方はこんな感じです。
この三角まくらのサイズは、退院にあたって病院(医師」)から指示されたサイズです。三角関数表から、角度は約23~24度ぐらいになりますね。この角度は、一人ひとり異なるのか否かは知らない。真平らに寝ることは厳禁だそうだ。誤嚥を起こす可能性が高いからだ。常に逆流しないようにする必要があるとのことです。とりあえず、幼馴染には実験台になってもらおう。 どの程度の硬さが良いのか・角度は? 枕の高さ・必要性は? ・・・クリアすべき点は多々あるだろう。
完成しました。大晦日に納品です。
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