あけましておめでとうございます。
2016年を振り返ってみますと…。
昔のふとん屋は、ある意味「受注生産=お誂え」が当たり前でした。お客様の要望を聞き、一人ひとりに合った「ふとん」を作ってました(写真は爺8~9歳の頃の家族写真)。既製品の布団はそれは少なかったと言えます。あの西川が初めて既製品のふとんを販売するようになったのは、明治20年からと聞き及んでいます。今では既製品のふとんが巷には溢れています。
だが、今年の夏あたりから、サイズ別注のふとんが増えてきました。2年前には、「超軽量な羽毛ふとんを」とのことで、アイダーダウンの別注を作りました。サイズは標準ですが、生地も超軽量で、さらに全体の重さも考慮して羽毛の量も見直しました。今年は、すでは、175x250㎝(2例)とか、175x230cm(1例)とか、190x230㎝(2例)などの羽毛ふとんや、ベッドマットでは、セミダブル・ダブルで、一人でお休みになるのですが、さらに長さが210㎝(4台)と215㎝(1台)…。これだけ別注が多い年は近年記憶にはありません。
先日も、九州のお客様(新規)からお電話がありました。羽毛布団のリフォームをして欲しいとのことです。ご近所の寝具店なら皆さんリフォームは受けて戴ける筈ですと申し上げたところ、めんどくさいとと言われたそうです。ダブルをシングルにしたいとのこと。ところが同時にカバーのサイズ直しを依頼されたところ、いやな顔をされたと言われます。
カバーのサイズ直しは、難しい作業ではありません。カバーの四隅についている紐の位置を変えなければなりません。それがちょっと面倒なんです。柄によっては生地の切り落とし位置から、ファスナーの取り付け取り換えが必要となる事もあります。
ふとんのリフォームはメーカーに丸投げできても、カバーの直しはできないことか多いんです。意外と、ミシン作業を嫌がられるのは、そういった作業をする技術を持たない寝具店が増えているからなんでしょう。自店(自社)で加工する技術を持たず、既製品の販売のみのお店なんでしょう。
「天使のダウンピロー」というネーミングで「羽毛枕(ダウンピロー)」を販売しています。この商品も、弊店の「羽毛工房」で、一個一個創ってます。大きなサイズもできます。だが、単に大きくして作ると、羽毛が動き過ぎて、高さが不安定になってしまいます。そこで、羽毛の移動を制限する加工もします。フェザー枕ならば、中身(フェザー)の移動は少ないでしょう。でも、ダウンピローでは、特に薄めの低い枕にしようとすれば、移動防止をしなければなりません。
2017年はふとん屋の原点に戻り、どんどん「お誂え=別注」を承ろうと思います。弊社には、ミシン仕事のスペシャリストもいます。もちろん、羽毛ふとんから、ベッドマットまで、純国産だからこそできるのです。
とどのつまり、2017年の方針と言っても、特別なことをする訳ではありません。Watakeinのできる仕事を粛々としていきます。貴方に最適な「お誂え寝具」をご提案、そしてお創り致します。お気軽にメール・お電話でご相談ください。
主力はまだまだ寝具部門ですが、他の2事業もお陰様で順調です。
【介護部門】順調に伸びてはいますが、一時の勢いがなくなりました。でも、住宅改修は多くなりました。昨年度も従業員が一名増え、パートさんも含めて5名が頑張ってます。
【その他部門】去年の12月から本格的にスタートしました。売上としては小さいですが、今のところ確実に利益を生み出しています。
3事業それぞれに収益構造が違いますが、それぞれがお互いを補完しつつ、そのことによって経営の安定化が進み、「Watakei」の屋台骨になってくれそうです。
だが、どの事業も「お客様」が有ってこそです。お客様に支持されなければ、また、時代の変化に付いていかなければなりません。昨年は、30歳代半ば~40歳代の幾人かの若手経営者のお客様とお話しする機会がありました。やはり、一番の働き盛りであり、発想が違いますね。凄い刺激を戴きました。もうちょっと頑張ろうかなと思う新年です。年を考えたらもう冒険はできませんが…。
今年もおせちが来ました。
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