mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

円安の理由(要因)

2010年02月05日 | 社会・経済

 昨日は円高についてお伝えしましたので、今日は円安について紹介します。

 FX4Uさんによれば、円安になる理由は3つほどにあるそうです。

 その①が原油と為替の関係だそうです。

 説明文は次のようです。

 円安の原因のひとつに、原油価格の高騰も円安の原因の一つに挙げられます。そして輸入した原油の決済はドルで行われます。

 そのため原油価格が上昇すれば、必要とする量は変わらなくとも、原油の輸入価格の上昇に伴い、ドルを調達する量も増えるということになります。相当数ある原油を輸入する企業の決済を行うために銀行は、莫大な外貨の調達が必要となります。

 結果として外国為替市場で外貨買い、円売りが進み、円安が加速することになります。実際には石油の備蓄があり、すぐには為替に影響を及ぼしません。

 ということですが、どうも気になるのは、内容の是非はともかく「説明文が下手だな!」と思ってしまいます。

 もう少し、分かりやすい文章を作ってほしいものです。(お前のも似たり寄ったりだ!)

 石油に限らず、輸入量が増えれば、決済に外貨を必要とするはずですから、円安になるのは素人でも理解できます。

 次に、②番目ですが、日本企業の海外進出が円安の原因になるそうです。

 その説明は、次のようです。

 円安とは日本の企業が国内の景気低迷などを背景に、成長が見込める海外の企業を買収したり、海外に工場をつくることもその理由となります。(「円安とは」ではなく、「円安は」ではないでしょうか?)

 日本企業が、海外の企業を買収したり、海外に工場をつくるためには、外貨が必要となります。これらの企業から両替を依頼された銀行は、外貨の調達が必要となります。結果として外国為替市場で外貨をカバーすることになります。

 このカバーによる大量の外貨買い/円売りから円安になります。機関投資家による、海外投資も大きな影響を与えます。資本取引は、大きな組織が関わるため、外国為替市場で動く金額が大きく、為替に与える影響も大きいといえます。

 となっていますが、この文章を見て小生は、添削してみたくなってしまいました。機関投資家による以下の文章は、「機関投資家の海外投資に伴う外貨買いで円安になる」という説明がよいと思います。次に、いきなり「資本取引」という専門用語を用いていますが、「このような」という言葉を前に入れたらかがでしょうか?    

 また、説明していませんが、物やサービスの取引である「損益取引」も為替に影響しているのではないでしょうか?

 もしかしたら小生の理解の仕方が間違っているのかもしれません。

 それはともかく、③番目の理由にいきましょう。

 それは、「日本人の海外旅行」だそうです。

 説明文の全文は、次のようです。

 日本人の海外旅行者による影響も、円安になる季節的な理由として挙げることができるでしょう。

 円安になる季節とは、日本人が集中して海外へ旅行するゴールデン・ウィークや夏休み、正月などです。

 海外旅行の際に使うお小遣いの両替やトラベラーズ・チェックの調達や、買い物などに使ったカードの決済などが、一時的に外貨買いを増加させ、円安の理由となります。

 というもので、内容に異論はないのですが、海外旅行ファンの小生としては、円高になって旅費が安くなるよう祈るばかりです。

 それにしても、最近の円高は、理由が分かりません。日本経済は、マイナス成長(不況)のなかでデフレが進んでいるようで、雇用情勢も最悪な状況が続いています。そんな日本経済が円高という好評価(円高は日本経済が強いという意味ではない?)を頂いているのですから不思議です。