月曜日がきますと、かみさんが楽しみにしている韓国ドラマが始まります。
この番組は、月曜日から金曜日の朝9時からBSで放送しているのですが、日本で放映している橋田寿賀子さん原作の「渡る世間は鬼ばかり」の韓国番みたいな番組のようです。
小生は、この手の番組が苦手で、できるでけ見ないようにしているのですが、かみさんが毎日、見ていますと何となくドラマの推移が分かるようになってしまいます。
そして、今日は主役?の豚足屋さんの「おばーちゃん」が亡くなってしまい、孫娘が泣き悲しんでいるシーンを放送していました。
この「おばーちゃん」役を演じている俳優さんの名前を知らないのですが、かみさんが夢中になってみていた韓国朝廷番組の「チャン・ヒビン」のサングン役で出演していましたので、小生も「よーく」知っていました。
「お前も見ていたのか!」といわれれば、答は「YES」なのですが、これも最初はまったく見る気がなかったのです。
ところが、かみさんがテレビを見ながら興奮するものですから、ついついつられて小生も見てしまったのです。
そしたら、「ミイラ取りがミイラ」になってしまった次第なのですが、チャン・ヒビンという女性が韓国史上の最高の悪女のためでしょうか?仕えるサングンを演じている「おばーちゃん」が痛ましい限りなのです。でも、王女からすれば、チャン・ヒビンと同様に悪事をはたらくのですから憎たらしい限りなのでしょうね。
自分の主人に罵倒されたり、殴られたりしながらも主人をかばうという姿勢は、儒教の影響でしょうか?その信頼感は大したものだと思ったのです。
話を戻していただいて、おばーちゃんが亡くなって孫娘が号泣しているシーンを見て、小生は「仕方ない」というか「納得感」ということが頭に浮かんできました。
それは、小生の母親が亡くなった時のことなのですが、兄弟や親戚を含めて母が亡くなったことを「これだけ長生きしたのだから本望だろう」などと言って、死んだ人の気持ちを慮った発言をします。
でも、それは、生きている人間が自分を納得させているように思えるのです。死んだ当人からすれば、死というものに「納得」していないかもしれません。
私は、今でも母が「もっともっと生きたかった!」と言っているような気がしてならないのです。
だからこそ、かみさんが毎日、仏壇を拝み、そして、毎月、祥月命日に墓参りしてくれることに「強く強く」感謝しているのです。