普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

浮世離れした鳩山・小沢グループの動き

2011-04-27 11:33:12 | 菅内閣
人気ブログランキングへ

・何を血迷ったか小沢グループ
 東日本大震災の被災者支援の特例措置を定めた税制特例法案が22日、衆院本会議で全会一致で可決されたときの報道です。
 民主党の小沢一郎元代表に近い議員らがガソリン価格高騰時に課税額を一時的に引き下げるトリガー制度凍結が盛り込まれた税制特例法案に反発し造反した。本会議を欠席したり採決前に退席した議員が出たほか、本会議場で菅直人首相に抗議文を手渡す議員が出るなど、菅政権への批判が民主党内でも強まっていることを改めて印象づけた。
 彼らはトリガー制度凍結が「被災者の痛みになる」として、衆議院の全会一致、詰まり自民党から共産党まで賛成した法案に対して、小沢グループの人達はこの法案に反対したそうです。
 何故なら、同法案は、被災した土地建物の11年度分の固定資産税を免除するほか、自宅損壊の場合、住宅ローン減税の適用を継続、自動車関係税の免除、被災した企業への法人税還付、被災地向けの寄付金への優遇措置の拡充など被災民を考慮した項目が盛り込まれているのです。
 全体のバランスから言えば民主党員であれば賛成するのは当然で、僅か一つの問題を取り上げて反対するのは、小沢さんを外した「菅さん憎しで因縁をつけている」としか考えられないのですが。
 少なくともこの法案に反対した人達の次の選挙での落選の可能性が100%近くまで上がったと思います。
 彼らはこんなことを百も承知で被災民の立場から反対したのなら彼らのバランス感覚の無さを示すだけです。
・もし小沢さん復活したら
 25日の参議院の予算委員会を見ていると民主党の増子輝彦さんがまるで野党の様に菅さんに執拗に食い下がっていました。
 そして小沢一郎元代表の起用など挙党一致態勢の確立を求めました。
 私の想像では彼は小沢さんの復帰を一番言いたかったのかも知れません。
 鳩山・小沢グループの人達は小沢さんの東北復興を担当して辣腕を振るってと貰うことを考えているようです。
 然し彼には自分の政治資金集めと権力拡大のためには手段を選ばないと言う印象が定着しています。
 これに関して24日の「たかじんのそこまで言って委員会」で震災復興に関して、司会の辛坊治郎さんが「こんな時にこんな話をするのはどうかと思うが」と言う前置きで、民主党の国会議員が被災地を周りながら、(農業・漁業の復興策でなく)土木工事に関して何処の仕事をどのゼネコンで、金額が幾らと20兆円の資金をあてにして決めて廻っていると言う話が広まっているといっていました。
 私はこの話がガセネタか否かは別にして、これを聞いて直ぐにその党員が小沢さんかその配下の議員を想像しました。
 勿論、小沢さんは今までの印象を払拭して、公平無私にやって呉れるかもしれないと思いますが、余りにも彼の今までしたことの印象が強すぎて、菅内閣も野党も彼の復帰を認めれる人はいないと思います。
 それこそ政治家に必要な人徳の問題で小沢さんは時間をかけて自ら(彼の言う)疑惑を払拭するしかないし、当面にその時間はないと思います。
・鳩山・小沢グループなど64人の勉強会の動き
 以下は産経新聞ほかの新聞記事の切り抜きです。
鳩山さんの演説: 内容省略。何故なら私は他の多くの国民と同様に発言がブレ捲くった鳩山さんの発言を全く信用していません。
政治評論家の森田実氏の演説:「菅首相は最悪だ。鳩山氏に戻ってもらった方がずっといい」と語ると盛大な拍手。
鳩山さんや森田さんの演説を聞いて拍手した人達はまだ鳩山さんを信用し彼の力を買っているのでしょうか。
私は鳩山さんがいるだけて、その集まりの質が低下すると思っているのですが。
原口一博さんの演説:統一地方選敗北を踏まえ「責任は誰が取るのか。あいまいにしたままで前に進めるのか」と執行部を批判。
 外野から見れば敗戦の責任は民主党全員にあると思います。
 前記の鳩山さんの大チョンボ、鳩山さんと小沢さんの「政治とカネ」の処理の拙さで、野党時代のクリーンな民主党のイメージの悪化、識者から全く評価されない4Kと言われる目玉政策、原口さん所管だつた天下り禁止の筈が出向と言う名に変わる、省内の人事停滞で台形になった組織、唯一の売り物の政治主導でも勘ちがいして政務三役が自分で手を出して、官僚の士気を落とすなど、菅さんの政治の失敗と比較しても、鳩山・小沢時代の失敗とどっちもどっちと思うし、国民は鳩山・小沢時代から菅・岡田時代の実績を総合して見ていると思うのですが。
 そして日本と民主党政権の危機に当たっての党内対立がまた民主党支持を落とす原因とんなっているのも間違いないでしょう。
 報道や解説によれば、民主党内で本人にその意志が無い限り、代表を任期途中で替える制度はないそうですし、国会解散に追い込んでも、東北地方の事情や国会議員定数の憲法違反の判決とうで、総選挙はできないそうです。
 前どこかの記事で見ましたが、反菅グループが菅さんの後継の話しになると、座が静まり帰ったと書いてありましたが、話しがここまでくれば、彼らは交代する人の名前を上げるべきです。
 鳩山さんはないでしょうし、裁判を控えている小沢さんも?原口さん?田中真紀子さん?
 私は前から書いているのですが、考えつくのは連立を組んでいる亀井さんしかいないような気がするのですが、果たして。
 今回の民主党党内のごたごたをみていると、麻生政権末期の麻生降ろしを思いだすのでずが、あの時に地方の支部がら本部への批判が報道されていました。
 それにしても、今回の統一地方選挙で敗北した民主党の地方支部は党内のごたごたにたいしてどうしているのでしょうね。
 地方の幹部が辞職するだけで党の本部に何も言ってこないのですかね。
 地方分権が公約の民主党ですから、地方は地方、本部は本部だと言う訳ではないと思いますが。


このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

FC2政治ブログへ

統一地方選の結果が教えること

2011-04-12 11:41:33 | 菅内閣
人気ブログランキングへ
 自粛ムードの中の統一地方選が終わりました。
・石原さんと東国原さん
 そして石原さんのいきなりの都知事当選確実の報道で少しほっとしました。
 と言うのは小泉さんの時の衆院選、安陪さんのときの参院選、麻生さんの時の衆院選などのマスコミ、特にテレビに煽られた結果の首を捻る選挙結果になりはしないかと心配していたからです。
 そして最終結果も私の最初の感想通り、前回の参院選以上に、大災害の中の選挙で多くの国民は自らの考え方で投票したようです。
都知事選では東国原さんの言うように、マスコミが選挙のことを取り上げて呉れなかったのが一番の敗因のようで、もし大災害がなければ、自民党が心配していたように、可なりの接戦となったのかも知れません。
 東国原さんはまた何かの機会に政界に復帰するでしょうし、彼なりの頑張りを期待すしています。
・民主党の敗北
 マスコミが言う民主、自民両党の対決型の3知事選では民主党全敗、県議選でも敗北。
 早速党内から菅さんや幹事長の岡田さんに批判が出ているようです。
 勿論菅さんの思いつき発言など困ったものですが、外野から見ると、識者から全く評価されないばら蒔き政策、デフレが続いているのに経済無策、天下り禁止の筈が出向と名前を変えるなど、選挙公約のボロが次々、鳩山さん「国外、少なくとも権が」大失敗、野党時代のクリーン民主党のシメージを裏切る鳩山、小沢さんの「政治と金」の処理の拙さ、党内野党の発生、などが選挙結果にも大きく影響していることを忘れて、菅さんの指導力とか岡田さんの選挙戦術など追求ばかりして、有権者の民主党政権への気持ち変化など、本質的なことを忘れていては、民主党の将来はないと思います。、
・地域政党の明暗
 橋下さんの「大阪維新の会」は、府議選で過半数を獲得し、大阪、堺両市議選でも第一党などの善戦に比して、河村たかしさんの「減税日本」はある程度の議席は確保はしましたが、橋下さんほどには振るいませんでした。
 それは橋下さんの府の財政改善や、府や市の議員の取り込みなどの堅実な政策に比べて、河村さんの議員達の説得不足に加えて、減税など口当たりの良い公約が、今の非常事態の選挙では却ってマイナスの効果を産んだのかも知れません。
 橋下さんのこの結果でも敗北宣言したのに、昨日の「たけしのTVタックル」で河村さんの言い訳。河村さんはまだ甘いような気がするのですが。 
・自民党の敵失による勝利
 読売は社説で地域政党の活躍に対して、だが、それは「大阪都構想」や「住民税減税」への積極的支持というよりも、既成政党に対する不信の裏返しだろう。と書いています。
 上記のような民主党の敗因を見れば、普通なら大勝しても可笑しくないのに、自民党の今回の結果では、多分党内でも余り満足していないと思いますが、反省の余地があるような気がします。
 まず当面は今の国家的な危機に対して、元政権与党として野党第一党として如何にあるべきかを考えると。
 そして長期的には自民党政権陥落の理由を総括して、党の体質を国民の期待に応えられるものにすることです。
・マスコミ、特にテレビへ
 自民党政権時代に、良く「経済問題で政府が何もしないほうがうまく行く」とマスコミが言って居ましたが、今回選挙中の災害の報道ばかりしていたことが、今回のような割合適切な選挙結果を産んだ ように見えます。
 これからの選挙、特に政権交代の可能性が大きくなった今では、政権党批判ばかりでなく最大野党の政策も公平に取り上げ、公平に批判するなどして貰ったらと思うのですが。
 小泉さんの時の刺客報道、執拗な安陪さんの時の絆創膏報道、麻生さんの時の漢字の読み間違いなど、もういい加減に止めたらどうでしょうか。
 もしマスコミが民主党政権の批判をする前に、野党時代にその政策をもっと徹底的に批判していたら、日本の為にも今日の民主党政権の惨状は幾らかは避けられた かも知れないと思うのですが。


このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

プログ村政治ブログへ

「復興構想会議」の前にやるべきこと

2011-04-08 10:43:23 | 菅内閣
人気ブログランキングへ
 菅政権が被災地の復興の青写真を描く有識者機関「復興構想会議」を設置し、議長に五百旗頭真防衛大学校長を内定したことに対して、ネット上では彼の今までの言行に対して批判が集まっています。
・軽すぎる菅さんの思いつき
 一方、党内の西岡参院議長は、
「復興構想会議」を新設することについて、「首相が復興方針を示して具体的に取りかかるべきだ。いくつ会議を作れば気が済むのか。責任逃れとしか思えない」と酷評。「今の状態のままなら、菅内閣が将来にわたって国政を担当することは許されない。菅首相が(忠告を)聞かなければ、アクションを起こさざるを得ない」と述べた。読売新聞より)
そうです。
 私もこの話しを聞いて直ぐ菅さんの「所得税増税→福祉施設の増設→雇用の拡大→内需拡大」と言う彼の助言者の学者の説の受け売りを突然発表し、党内外からの反発を招いたことを思い出しました。
 今回の場合も与野党の政治家達は「かやの外」の復興構想会議で決まったことを菅さんがまた突然発表することになるような気がします。
 もし先の発言の二の舞になるなら実行部門の誰もがまともに取り上げてくれないことになるかも知れません。
 今回は青森県から茨城県に亙る地域と地震、大津波と(私から言えば明らかな人災の)原発事故と言う災害の範囲も原因も広範囲に亙る大問題です。
 然もテーマは阪神淡路大震災と違って、被災者の救援、生きるための手段の確保、今後の農業、漁業工業など産業立地や居住地の在り方と言う日本の国政にまで影響する、考えねばならない程大きすぎるテーマに取り組まねばなりません。
 然も復旧費用は十から十数兆に登ると言われていますが、それから受ける経済環境の大きな影響まで考えねば成りません。
 これだけのことを阪神・淡路大震災の経験しかない五百旗さん率いる復興構想会議で処理仕切れるのでしょうか。
・小沢さんの出馬?
 復興問題の処理に対して国民新党の亀井さんや小沢支持グループの人達から小沢さんの復帰の提案があるようですが、政治家もマスコミも国民も、小沢さんの政権獲得のために手段を選ばない今までのやり方を見ています。
 小沢さんも多分(そして私の希望では)国の危機に当たって心を入れ換えて、超党派の立場で処理をしてくれると思いますが、何しろ過去のように政治活動を通じての合法的(正確に言えば法に抵触しない)政治資金集め、民主党代表、幹事長時代の徹底的な自民党イジメを見ています。
 この様な危機に当たってはまず国民や与野党の政治家の信頼を集めることから言えば、このような膨大な事業とそれに伴う金を預かるのは、(私は小沢さんの心機一転を信じたいのですが)過去のことを考えれば残念ながら欠格でしょう。
・もっと大きな構想へもっと大物の出馬を
 読売も今日の社説でこの被災地の復興の問題を取り上げる前提として、地元の意向を尊重、膨大事業を処理するためには官僚組織のフル活用、野党の協力を得るためにはバラマキ撤回が大前提だと言っています。
 このようなこと、特に政府の基本的な政策の見直しなど、五百旗さんを長とする「復興構想会議」で処理仕切れるでしょうか。
 菅さんのやるべき事はまず少なくとも最大野党の自民党と腹を割って話し合い基本的な方針を話し合うこと。
 そのためには連立などややこしい問題は避けて救国内閣を作るか、(折角出したものを引っ込める訳にいかないのなら)復興構想会議に考えられる大物を担ぎだすこと。
 私はこの種の組織には識見もあり実務にたけた石破さん、小泉さん時代に実行力を見せた竹中さんなどを組織に組み入れるべきと書きましたが、全体を纏める人となるとこれと言って思いつきません。
 思いつきの菅さんは勿論駄目だし、石原さんは都知事選に出ているし、中曽根さんと歳を取り過ぎているし、小泉さん?それとも実業界から?
 誰か大きな構想力を持ち、決断力と実行力のある適任の人がいるような気がするのですが。


このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

今こそ救国内閣を(2)

2011-04-02 12:28:46 | 菅内閣
人気ブログランキングへ
            
 3月29日に同じタイトルで書きましたが、最近この問題が色々と報道されています。
・自民党へ
 報道に依れば森、安陪、福田、麻生の元首相、谷垣さんを出している古賀派の古賀誠さん、元森派の町村信孝さんも賛成だそうで大勢はこの方向に向いているようです。
 ただ、大連立の前提は子ども手当、高速道路無料化、農家戸別所得補償、高校授業料無償化の見直しと菅さんの退陣と言5Kをクリアすることとしているそうです。
 先の4Kは私もばら蒔きと思いますが、政治主導の行政改革と並んで民主党政権の看板政策を見直せ、しかも菅さんまで退陣しろと民主党にすれば、面目丸潰れの申し出でとても呑めるものではないような気がします。
 これは古賀さんの言うように、菅さんが辞めないのだからこの条件を外せと言うのが現実的で、これでもごり押しするのは外野から見れば、自民党は今のような国家的な危機にまだ党利党略に走っていると見られても仕方がないような気がします。
 報道に依れば、独善的で思いつきの多いリーダーシップに欠けている菅さんの元で、連立に加われば自民党も処理の難しい福島原発問題の批判を浴びかねないと心配しているようですが、入閣してもこの関係と離れた地位を要求すれば済む事です。
 入閣は下馬評に上がったし私も前にも書いた石破さんなどの識見に富んだ実務派の人、自民党ではありませんが16兆~25兆円に登る金額を扱うには、小泉さんの時辣腕を振るった竹中さんなどが良いと思います。
・民主党へ
 民主党幹部・菅さんへの考え方は29日に書いたので省略します。
小沢さん支持グループへ
 報道に依ればこの動きに対して、党内野党の小沢さん支持グループの反対が多いようです。
 何しろ自民党が彼らの宿敵の菅さんを替えろと言うのは良いとしても、自民党が民主党の四つの目玉政策を総て見直せと言うのは、彼らがこの政策を含む民主党マニフェストの原点に帰れと菅さんを批判して来たのですから。
 然し外野から見ると、彼らの運命は次期衆院選で、小沢チルドレンの大半と、その他の人達の半分は落選はほぼ間違いはないような気がします。
 ここで自分達の将来は別として、国民としてどうすれぱ良いか考えて見るべきだと思うのですが。
 身を捨てて国のことを考え実行するこそ、次期衆院選で生き残る唯一の道のような気がするのですが。 
 例の16人の志士?が民主党に取って重要な衆院本会議での平成23年度予算案採決を欠席したそうですが、私の心配を裏付けるようなものとは思いませんか。
・コメントされる方へ
 私の小ブログに対して貴重のコメントを頂きまして有り難うございます。
 前回の投稿に対して私の意見が振れているのではないかと言うコメントを頂きました。 私は特定の思想や宗教に支配されている(と私が勝手に思っている)党以外は総て是々非々の立場で書いています。
 何故なら私り長い設備保全に携わった経験から、そのトラブル解決の為には先入観に囚われずに、真っ直ぐに物事を見つめることの大切さを知らされたからです。
 だから良く言う右翼、左翼などレッテルを貼っては物事の真実を見失うことになると思っています。
 私の考え方の弱点は、政治関係のブログでは、反民主・反自民にすっきり別れているのに、私は管政権を批判すれば反民主、自民党政権を批判すれば、親民主などとレッテルはを貼られてしまう事です。
 また私は一つの方向へ向けて書いている積りでも、見る人が見れば節操がないとか、日和見主義と言われても仕方がありません。
 もう一つ弱いのは、普通のブログを見れば、例えば反民主の人が同じ考えのブログを見て同感できるのに、私は民主・自民問わずに批判しているのですから、私の駄文と相まってランキング位置が上がらないのは当然です。
 ただ一つ宣伝をさせて頂きますが、私の小ブログの良い所は、物事を真っ直ぐに見るために、心配性の私の心配が割合に良く当たることで、それだけが生き甲斐?で低ランキングに関わらずまだ書き続けています。
 勿論、素人が書く事ですので、間違い・勘違い、誤字、変換間違いなど多いと思いますので、厳しいご指摘や暖かいご指導とサポートを宜しくお願いいたします。


このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

FC2政治ブログへ

東北関東大災害と菅さん

2011-03-21 09:54:50 | 菅内閣
 新聞やテレビでは各国から評価されている被災者、自衛隊、消防の人達の頑張りと、被災地域の広大なための情報不足による混乱を報じています。
 未曽有の大津波に加えて福島原発の大事故で、内閣の中枢を占める首相と官房長官は特に後者の対応に追われているようです。
 然し今の日本には、被災者の支援、物流の混乱、首都圏の計画停電、円高・株安など政府のやることがあり過ぎます。
 ここで政府がやらねばならないことは、災害対策を中心とする(日本人の弱い)組織の体系化と、その為の情報管理のシステム化です。
 そしてそれを作る中心となる人は首相か官房長官です。
 然し当面の最大の課題の原発事故の対処に官房長官が抜けられるとしたら、菅さんが中心として緊急の体制づくりに当たらねばなりません。
 菅さんのやるべきことは
・以下のことに集中するためにべく官邸から動かぬこと
・官房長官はじめとする閣僚と緊密な連絡を取り、指示を与えること
・総合的な体系作り、情報のシステム化を図ること
 特に緊急事態に即応する対応できるし、また安全保障面からもその必要のある自衛隊の体制の見直しを中心にすべきだと思います。
・官僚達の能力を100%発揮させること
・そのための必要なら人員を補強すること
などなどでしょう。
 然し報道から見て実際に菅さんがやったことは
・自ら東京電力に乗り込んだこと
・仙石さんの登用など内閣を強化したこと
・蓮舫さんに節電啓発担当を兼務させたこと
・自民党の谷垣さんに直接入閣を要請して断られたこと
・小沢・鳩山・前原さんなどの元民主党代表と会談したこと
・枝野さんの発表を補足して国民に訴えたこと
などなどでどれだけ成果が上がったか、またこれから上がるか首を捻ることばかりです。
 最近の報道では
官僚を積極活用?仙谷氏、次官に連携強化を指示したことと、
日比野靖氏、山口昇氏を学界から内閣官房参にし
参与を三名にしたことが僅かのプラス評価ができる動きのようです。
ただ心配性の私は、この前の学者の受け売りで「消費税増税→社会福祉施設増強→雇用の増大→景気回復」の発表のように、また専門家の受け売りで他の閣僚や官僚達と相談無しに新政策を発表しはしないかと心配しています。
 菅さんはばら蒔きの民主党政策のボロが続出、その見直しに伴う党内野党の反対で青息吐息の所に在日の人からの献金問題(現実問題から考えると同情するとこもありますが)の発生でであわやとどめかと思われた時に今回の大災害が発生し、一命を長らえることになりました。
 菅さんがこの機会に一挙に民主党政権の失地回復をしたい気持ち、市民運動の経験、大学の理系出身の自信(外野からみれば自惚れ)から緊急の原発事故に直接タッチしたい気持ちは良く判りますが、緊急の場合だからこそなお一層にどっしり構えて大局を見誤らないようにして欲しいものです。
 小さいことですが谷垣さんへの閣僚の要請の前に事前に自民党に手を回して置くのが普通なのにそうせずにの失敗したのが良い例です。
 マスコミでは阪神淡路大震災の時の社会党の村山さんを持ち出して、また左翼政権のときに大地震が起こったと言っています。
 菅さんも民主党政権が今回の災害でマイナス評価を受けないように、日本のために頑張ってくれることを祈っていますが、果たして私の願いは届くのでしょうか。


このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

前原さんの辞任に伴う問題

2011-03-08 22:50:51 | 菅内閣
前原さんの辞任に関連して色々な問題が起きているようです。
・献金者が実際に外国人であることを確認できるか
 前回、前原さんは野党から追求される可能性がある大臣に就任する前に政治の世界で言う「身体検査」をしておくべきだったと書きました。
 その後の報道によると在日の人は日本人名で1回5万円の献金をしたそうです。
 然し前原さん位の立場から言えば言えば、数十万円以上の多額の献金だったらともかく、事務方の人が多くの零細の献金者の名簿の中から前原さんに個々にチェックして貰あのも大変だし、本人に在日か否かを確かめるのは失礼にあたるし、何よりもそれ以前に見逃しして仕方がないような気がします。
 然し前原さんの失敗は明らかに違法ですから、前原さんが責任を取るのは致し方ないと思います。
 ただこの問題は外国人献金、国籍確認は困難…政界波及の恐れも の報道にもあるように、与野党を含んで同じようなことが発生する可能性が指摘されています。
一般の人達からの数万円以下の少額の政治献金を受け取るたびその人の身元を調べ、大臣や政務三役になるたびに改めてチェックするなど非生産的と思うのですが、献金額の限度を決めるなど何とかならないのですかね。
 
・困った鳥越さん
 昨日のテレ朝の「スーパーモーニング」で鳥越さんが「外国人といっても在日韓国人は長く日本に住み、仕事をし、税金を払っており、表面的には日本人と変わらない。法の趣旨は、外国人が政治的な影響を及ぼしてはいけないというのが法の精神だ。この精神から言えば在日の焼き肉やのオバさんの行為は認められるべきだ。」
 「第一に外資系企業の献金は認められているのに、個人的な献金が認められないのはおかしい」と言っていました。
 これを聞いて私は鳥越さんがそう言うのなら、小沢さんの「政治とカネ」の問題も「法の精神」から言っておかしいと何故言わないのでしょう。
 それと法律はいくら悪法でも国民は護らなければなりません。
 鳥越さんの論法は、小沢さんとその支持グループの人達が自分達に都合の悪い議決をした検察審査会を批判するのと同じ論理です。
 鳥越さんの民主党贔屓は判りますが、このような間違った考え方を国民に語るなど、ジャーナリストとしての資格はないような気がするのですが。
自民党へ
 昨日の「たけしのTVタックル」では今菅さんが解散すれば民主党大敗は間違いないが、その後を継ぐべき自民党も国民から愛想尽かされているので困ったものだと言う話が出ていました。
 私は何度も書くことですが、自民党は民主党の惨状を喜ぶのも良いが、何故これと言ってミスのない自民党が惨状の民主党と似た支持率しかないかを真正面から検討すべきだとおもうのですが。
 私は現状は菅さんが破れかぶれの解散でもしない限り、首相が変わっても変わらなくても民主党は次の衆院選までは自民党政権と同じように粘り抜く可能性が大きいと思います。
 私は自民党は
・国民に大迷惑を掛けぬ程度の譲歩をして(勿論政権も同じ程度の譲歩すべきですが)当面の難関を何とか凌いで、自民党は党利党略ばかりでない責任政党であることを国民に見せること
・そして後二年間の間に自民党の態勢の見直しをがっちり行う
方が自民党にも、勿論日本のためにもなると思うのですが。
・民主党内野党の鳩山・小沢グループへ
前回のエントリーをご参照下さい。
・前原さんの後任
 さっきの「たけしのTVタックル」で手島さんだったと思うのですが、現在のJICAの総裁の緒方貞子さんの名を挙げていました。
 彼女ならしっかりした定見を持っているし、世界的な知名人など適任のようで、民主党内で名前が上がっている人達より遥かに頼りになりそうです。
 もっとも彼女が引き受けてくれるか否かが問題ですが。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

プログ村政治ブログへ

前原さん辞任と小沢支持グループ

2011-03-07 06:27:20 | 菅内閣
 前原さんの外相辞任に就いて読売は社説で次のように書いています。
 前原外相は、京都市に住む在日韓国人の女性から政治献金を受け取っていたことを認めている。
 政治資金規正法は、外国人からの献金を明確に禁じている。まして前原氏は日本の外交の責任者である。「政治家としてのけじめ」をつけるため、引責辞任に踏み切ったのは当然だろう。
 前原氏は記者会見で、予算案や予算関連法案の審議とともに主要8か国(G8)外相会合など外交日程を挙げ、「職にとどまることで内外の課題推進が滞ることは避けねばならない」と述べた。
 もとより、政治の停滞が許されるはずはない。
 前原氏は、「日米同盟重視」を掲げ、鳩山政権でこじれた日米関係の修復を図っていた。そのさなかの辞任である。
 民主党内における菅首相の求心力がますます低下し、小沢一郎元代表グループによる「倒閣」の動きに拍車がかかりかねない。

[私の意見]
 私は前原さんが菅さんが「談合3兄弟」問題で辞任した後を受け、代表になったとき「政府攻撃の時は足元を掬われないように、少し前まで国会の爆弾男と言われた楢崎弥之助さんのような喧嘩上手な人を立て、代表は絶対に表にでるな」と投書しました。
 然し現実は私の心配が当たって、自民党の武部さんの「政治とカネ」問題の追求に喧嘩に不慣れな若手の議員立てて、前原さん自身も国会の表舞台に立って自民党政権を追求。
 結局その問題の出所がガセネタであることが判り、議員は離党(のち自殺)前原さんも代表の座を去りました。
 それ以来彼の言動に特別の関心を持っていますが、(結局は元に戻った)八ツ場ダムの工事停止など少し言葉が軽いようで、明らか違法とされる外国人から献金を受けるなど、国会で追求される立場の大臣に就任する前に、身の回りチェックを忘れるなど脇が甘すぎたようです。
 然し彼は読売が指摘したように「日米同盟重視」など割合にしっかりした考えを持っており、旧社会党的な動きが目立つ党内でも右派的な考えを持っているようで、私は彼が今回のことを教訓にして、将来の日本を担う政治家の一人として復帰することを期待しています。
 私は前原さんの「政治とカネ」の問題が出たとき、直ぐに思ったのが小沢支持グループを始めとする党内野党が、内心大喜びをしているのではないかと言うことです。
 読売でも彼らの倒閣の動きを予測しています。
 外野から見て彼らが民主党内閣の政権陥落の危機でまず考えねばならぬのは、
・まず万難を排しても民主党内閣をもり立てること・小沢さんの法的に仮に無罪であっても、明らかに法の精神に反した金集めを行った小沢さんに前原さんのように静かに引き取って貰うこと
・その間に小沢さんに代わるもしくは彼を補佐する次のリーダーの育成に努めること
・そのためには小沢さんの下では何故リーダー的な人が育たないのか考えること
 その象徴的な例としてかっての小沢さんの同志でいまは彼と一線を引いている、藤井さんの自分のサインと印鑑のある証拠を見せられても断固として自分の関与を認めない不思議な国会での答弁の意味を良く考えること
・世論調査でも都道府県知事のアンケートでも菅内閣を批判しても彼の公約の見直しを支持している理由を良く考えること

・これだけ民主党の政策のボロが出ているのに民主党の公約の原点に還れなどいう自分達が国民から遊離しているのではないかと反省してみること
・仮に民主党のマニフェストの原点に帰るとしてもその財源の確保をどうするかを考えてマスコミに発表し国民に納得して貰うことなどは政治家として当然のことと思うのですが。
 まさか小沢さん支持をする人達は、問題が出れば直ぐに引退する前原さんが政治家としては不適格で、政治家は何があっても自分の地位に坐り続ける小沢さんのような厚かましさがいるとは思ってはいないでしょうね。
 今の情勢では誰が首相になっても、次期の衆院選の敗戦は確実のようですが、彼らは民主党が一発大逆転して次期衆院選で勝利するには、 (裁判を控えている、国会の最初から終わりまで「政治とカネ」の集中砲火を浴びる)小沢さんの登場しかないと夢のように思っているのではないでしょうね。
それとも自民党政権末期のように小沢院政を考えているのですかね。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

FC2政治ブログへ

○余りにも軽すぎる民主党政治家

2011-03-05 18:03:30 | 菅内閣
 今朝のネット上で石原知事「減税日本」をメッタ斬り「どうかしてる 東京都の石原慎太郎知事の減税日本のに就いて批判の報道が出ていました。
石原さんは、
・名古屋市議選で躍進の勢いをみせる「減税日本」に「付和雷同する国民はバカ」
・「国民はもう少し考えた方がいい」
・「どうかしてるよ、アレ。この財政下に減税するったって、名古屋だって赤字を抱えてるんだろ」、「そんなもの(赤字を)立て直さずに減税なんて、国民もそんなのに付和雷同するのはバカだと思うよ。減税する余裕がどこにあるんですか」
・「前回の民主党が参院選で議席を逆転されたいきさつを見ても、増税を口にするのはタブーになっちゃった。よほど勇気ないと言えなくなった。みんな恐れて口にしなくなったけど、どうやって日本の税制を支えていくんですか」
・「こんな高福祉でこんな低負担の社会福祉が成り立つはずない。それを国民はもう少し考えた方がいい。結局、自分の身にふりかかってくることなんだから」
などと強調したそうです。
 何しろ、名古屋市議選に、民主党27人、自民党24人、公明党12人、共産党16人、みんなの党8人に対して減税日本41人の立候補ですから石原さんが嘆くのも当然です。
 減税日本の公約 の一番の特徴は
・市民税10%減税継続
 財源は、すべて行財政改革。市債は制度上減税財源にあてられません。減税の一部を寄付する制度も充実させます
・選挙による地域委員会全市拡大
・市会議員報酬年額800万円に
の僅か3つだけ。
 問題はこの動きが名古屋市だけで留まっているのは名古屋市民の自由意志だからとやかく言うことはありませんが、この動きが國の政策に大きな影響を持つ、民主党の議員まで拡がっていることです。
 私は議員報酬削減は無条件に賛成。地域委員会の問題は国の政策の場合はあまり関係なさそうなので省略しますが、国の場合に緊急課題になっている、経済政策と社会福祉に大きな関係のある減税に就いて、同党のQアンドAに就いて調べてみました。 (QアンドAそのものは大変親切な試みで国会議員の選挙まで適用すべきと思います。)
減税の目的、効果
・税金で食べている議員、役人の極楽の社会を変え、納税者が少しでも楽にしてやる
・強制的に役所に入るカネを減らす減税が唯一有効な行政改革の手段
・市民税10%減税により2010年度で161億円の税収減となったが、これは名古屋市予算のわずか1%程度で市の行政に大きな負担とならない
・減税によって手元に残ったお金なら社会のために寄付を期待(寄付の言う文化のない日本人を考えれば、この予測は甘すぎると思いませんか?)
・減税により民間部門の可処分所得を増やし、それにより消費が増え、経済を活性化させるという考えだが、一方で減税を行ってもさほど消費に回らないいう論文もあり、減税政策の経済効果に対する定説は定まっていない 正直な意見ですが、河村さん自身が経済効果は余りないかも知れないと思っているようです。
・収入の上限を決めることによりその範囲で行政活動を行わざるを得ないようにして(市役所の)経営改善を行い、無駄を削減する。減税日本の減税政策の一番の論拠だ。
・小さな政府とは政府・行政の規模・権限を可能な限り小さくする、個人の自己責任を重視する。 (これは小泉、竹中路線の継承のようですが、これに伴う社会格差の発生など負の部分の処理の説明がありません。)
・減税の原資は全て行政改革でまかなうので、福祉や教育などの市民サービスが低下しない、むしろ無駄遣いが削減されて役人の意識が向上し、ひいては行政サービス全体の向上につながる。 (役人の意識は人件費削減だけど向上するより下手をすれば低下する可能性の方が高いと思います。役人の意識の向上は一般企業で見るように、個人の原価意識の向上、そのための役所内の会計制度の見直しなどが必要と思います。)
という事は日本全体で考えても判るように、少子高齢化が進むとともに役所の経費は160億近く減少しても、地方債の返却の負担は微減、社会福祉負担が増加するのは当然です。河村さんの人件費削減だけのための消費税減税なので、その他の費用の増加に対応する地方債の増加は仕方がないと言うことになるようてす。


(以下の減税の借金の関係は微妙な所なので公約のまま紹介します。)

Q.日本の財政は借金(国債、地方債)への依存度が高まっていますが、減税分を借金返済に充てたほうが良いのではないですか。
A.減税を宣言するからこそ行政がスリム化できるのです。それで生まれたお金が最初からあったかのようにみなして『借金返済に使え』というのは絶対に無理です。またこの景気が厳しい時こそ、景気対策として減税で民間に資金を還流させることが重要です
(税金が10%へっても、それがそのまま個人の支出繋がるとは考えられないので市の経済が活性化に直結出来ない可能性のほうが大きいと思います。)
 ここに私の考えを書きましたが、前に書いたように河村さんと名古屋市民がそう思うのなら、やってみても良いと思いますが、それを国債費が政府の支出の4分の一を占め、これと言った日本経済活性化の名案のない、国政に当てはめるのは河村さんの政策に対する私の意見の半分が外れているとしても、無理のような気がします。
 今日の読売の社説の
民主党政権公約 見直さないことこそ無責任だでも、
 さらに問題なのは、小沢氏に近い議員らが、河村たかし名古屋市長の率いる首長新党「減税日本」との連携を模索し、自らの立場を糊塗しようとしていることだ。
 2月の市長選などで圧勝した河村市長の人気にあやかり、4月の統一地方選や早期の衆院解散・総選挙に備えて、自らの延命を図ろうという思惑が透けて見える。
 住民税減税が一枚看板の減税日本と、小沢系議員の共通項は、有権者に甘い人気取りの姿勢だ。
 今の危機的な国家財政を考えれば、国民に負担を要請してでも、財政健全化を図るのが、政治家として責任ある態度だろう

 自分の信念を押し通す河村さんは良いとして、自分に有利なことはダボハゼのように食いつく小沢さん、河村さんの公約を良く考えもせず、世の流れに乗ろうとする政治家は余りにも軽すぎると思いませんか。


このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。


政治・人気ブログランキングへ

プログ村政治ブログへ

世間と隔絶した世界にいる小沢支持グループへ

2011-02-25 07:52:59 | 菅内閣

小沢さん支持グループへ (*注記参照)
・小沢さん支持グループの人達は小沢さんの問題で、ネットでは世論調査と真反対の結果が出ているとして、マスコミが間違った情報で世論を誘導しているといいます。
 現実は、ネット情報よりワイドショー的なテレビのニュース番組に頼っている大多数の人達が、世論を作り彼らの投票が選挙結果を左右しているのは、小泉さん大勝から麻生さん大敗という大きな振れの原因を分析すれば直ぐ判ることです。
 自民党政権のときのマスコミの反自民キャンペーンに乗せられた政治に余り関心が無い人達もそろそろ政権交代すべきだと思い始めたのが民主党が大勝したことを忘れています。
 勿論、国民が自民党政権に飽きたこと、衆院選直前の内部紛争などの自民党側の原因もありますが、それだけでは民主党僅差の勝利になるところで、貴方達の嫌いなマスコミの応援が無ければ、民主党大勝に終わることは無かったと思います。
 その証拠が衆院選後の世論調査で民主党大勝は拙かったと言う意見が多かったことでも判ります。
 それで今更のようにマスコミの批判するのは、貴方達が小沢さんに取って都合の良い時に検察を批判したり、逆に都合の良いきは支持する のに良く似ています。
・菅内閣の支持率や、比例代表の投票先の低下は、菅さんが民主党の公約を護らないからだとか、彼のリーダーシップの低下の所為だと言います。
世論は90%の人達が公約の見直しを求めているのを忘れてはいませんか。
 民主党政権発足間もなくの世論調査で民主党は公約を変更しても良いと言う党に優しい人達の意見があったことを忘れていませんか。
 今回の調査でも民主党支持の多くの人達が民主党政権継続のためにも、公約を見直すべきだと言う人も多いことを知るべきです。
 第一に小沢さん支持グループの人達も政治家ですから、自分達なら民主党本来の公約を具体的にどうするかをマスコミに発表すべきです。
 そしてお経のように専門家の誰もが評価しない公約の原点に戻れと言うばかりでは、熱烈な民主党支持者だが、政治は素人の人達のいうことと同じです。
菅さんのリーダーシップ不足の対極にはその支持に従わない人達がいます。
 それが小沢支持グループです。
 喧嘩は両成敗が原則です。
 だから菅さんのリーダーシップ不足もありますが、政権危機の時の党内の抗争が民主党支持の低下を来しているのは外野から見れば明らかなのに、菅さんばかり批判しています。
 小沢さん支持グループの人達は自分達に非は無かったか、自分達の主張する公約に問題はなかったかを、世論調査の公約変更を求める人達の90%もいる意味を考えるべきです。
 麻生政権末期の自民党内の紛争では、地方の自民党員から多くの批判がありましたが、その意見に耳を傾けないままに終わりました。
 小沢さん支持グループは自分達が今自民党政権末期の状態にあることを悟り、その原因が永田町という密閉空間で世の中とかけ離れた争いを続けていることに気づくべきです。
 貴方達は自民党の敗戦の教訓を学び、今の民主党内本部の密閉空間から抜け出して、地方の民主党員や支持者たちのの意見をもっと聞くべきだと思うのですが。

会派離脱宣言をした16人へ
 私は貴方達の話しを聞いた時、いずれも比例区当選順位の最下位に近いと言う、党内の一番弱い立場ににつけ込まれて、人身御供に上げられたと書きました。
 貴方達は先遣隊と言っていました。
 私は貴方達の動きが党の流れを変えない限り、小沢グループの主だった人達は動かないだろうと書きました。
 事実は松木さんだけが政務官を辞職しただけで、小沢さん支持の他の三役の人達は当然ですが職務を優先しました。
 貴方達を前面に押し出した人達は、やはり自分の地位保全のために悪役になりたくないのです。
 それでも貴方達はボスの指示に従って、国会の投票で菅内閣の政策に反対投票するという大きな影響力を持つことが出来ます。
 「もし」民主党政権が続けば二年後には衆院選です。 (もし菅さんが破れかぶれ解散をすれば貴方達はすべて落選です。)
 そして「もし」小沢さんが復権すれば、選挙で小沢さん流の手厚い金の支援を受けることができます。
 然し貴方達は嫌いなマスコミのお蔭で悪役のレッテルを貼られています。
 そして予想される結果は、「もし」民主党が強い個人区なら(非常に)良くて16人中1~3人が当選、もし比例区なら(貴方達の過去の成績、悪役のレッテル、民主党ブームの消滅から考えても)全敗に終わりそうな気がするのですが。
 それでも小沢さんのために、「もし、もし、もし」と自分の政治生命を賭けて頑張りますか?
 それとも自分達の信念に生きた?青春の一時期の思い出にしますか? 
(25日10.00記)

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

FC2政治ブログへ

*注記:毎日新聞の世論調査の結果
・内閣支持:支持19%(前回29%)不支持60%(同49%)
・衆院解散:できるだけ早く行うべきだ60%、その必要はない36%(45%)
・比例投票先:自民26%(前回30%)、民主21%(同25%)
・民主党の政権公約見直し:全面的に見直し49%、一部の見直しが41%、見直す必要なし7%
・小沢氏処分:もっと厳しく42%、妥当39%、必要なし16%


小沢さんを巡る不透明な政治資金の流れ

2011-02-23 21:58:21 | 菅内閣

[自由党と小沢さんの政治団体の関係]
藤井裕久官房副長官は1日の衆院予算委員会で、(2002年)自由党幹事長時代に政治資金収支報告書上、自由党から組織活動費約15億2千万円が藤井氏あてに支出された問題について、「その内容は存じません」と述べた。自民党の柴山昌彦氏の質問に答えた。
 柴山氏が、藤井氏の署名捺印のある領収書の写しを示して「これは、あなたのものではないのか」とただすと、藤井氏は「私はそのお金を受け取っていない。従って、そういう(署名捺印した)認識はない。認識がないのだから、それが自分が書いたものかどうか、わからない」として、関与を否定した。
産経新聞
より)
 一昨日の公明党の大口さんのこの件の質疑に対して、藤井さんk発言「認識がないこと記憶がないとの違いについて言えば、私はサインした認識はないが然し当時のことはしっかり覚えている。
 私はこの件に就いて後で知ったが、この件について事前に私に話しが無かったことは完全に覚えている。皆誰も知らないままに事が進む仕組みは止めねばならない。」
  藤井さんはそれまで、自分自身のサインにについて、認識がないというぶっきらぼうな返答をしていましたが、その後の自分自身の政治資金については、丁寧に説明していましたので、自由党の政治資金問題に就いての回答は信用して良いようような気持ちになりました。
  そして自民党の柴山さんへの「認識が無い」とのぶっきらぼうな返事は柴山さんでなく小沢さん向けの返事だったことが判りました。
自民公明両党の議員による調査では、(2003年)民主党は、合併2日前に自由党に3億円を寄付し、さらに解散当日、自由党は、所属国会議員の資金管理団体など(改革国民会議と言う資料(追記参照)もあります、そして後の成り行きから見てこの方が正しいようです)に合計 13億円超を寄付をしているとされた。自由党 Wikipdiaより)
 (毎日新聞
による自由党の政治団体である改革国民会議が次第に小沢さんの物になった経過については追記をご参照下さい。)
・(2004年)10月に自由党に支給された政党助成金が原資と見られる約15億円が小沢さんの政治資金団体の改革フォーラムに政治資金収支報告書に記載されることなく入金された。 改革フォーラム Wikipediaより)
  追記にあるように、自由党の政治団体である国民改革会議が事実上、小沢さんの裁量下になった経緯を考えれば、「改革フォーラム」に自由党の金が流れこんだのは、筋は通らないが何となくわかるような気がします。
 もし藤井さんの証言が正しいとすれは15億近い金が肝心の藤井さんもしなないまま、ごく一部の人によって操作され次第に小沢さんの政治団体の物になったこと。
   そして野党の人達が追求するように、 政党交付金を含む公の金が小沢さん個人の勢力拡大に使われたと言うことになります。

[新生党と陸山会]
 新生党(解散時)→9億2千万→改革フォーラム(前回の衆院解散時)→3億7千万→岩手県第四区総支部→3億7千万→陸山会→3億7千万→小沢さん→3億7千万→小沢さん→3億7千万→陸山会→小沢支持の立候補者支援金赤旗
lより)
 どなたも御存知のように小沢さんは新生党の代表幹事、改革フォーラム、陸山会は小沢さんの政治団体、岩手県第四区総支部の代表は小沢さんです。
 赤旗と一昨日の公明党の質疑でも政党交付金が入っている資金を個人の政治団体が使うのはおかしいと追求しています。
 赤旗は小沢さんが陸山会に返却した3億7千万の原資も説明すべきだとしています。
 新生党の公金が党ではない個人の団体に渡ったのはおかしいという大口さんの指摘に菅さんもこのようなことは党で検討したいと返答
 また゛政治団体から個人に資金が渡ったことに就いて菅さんは民主党には資金があったので幹事長の小沢さんはそれを使うべきだった返答
 この他にも小沢さん個人と陸山会の間の不思議な4億の金の流れなども問題になっています。
  小沢さんは法の網を潜っ金を集めるのは天才的のようです。
 然し清濁合わせ呑むとか、End justifies means (結果は手段を正当化する) 、起訴されねば清廉潔白などの考え方 など今の情報社会ではもう通らないと思うのです。
  そして小沢さんがその支持者の言うような、大物の政治家ならもっとクリーンな金で大きな仕事ができるし、その人望を慕って(雑魚でない)仕事の出来る人が寄ると思うのですが、何か根本的な欠陥があるのですかね。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

FC2政治ブログへ

追記:小沢さんと改革国民会議
 
03年9月には小沢氏が党首だった自由党と民主党の合併に伴い自由党が解党。同党に残った15億5715万円余(うち5億6096万円余は政党交付金)は、所属する議員らの35政治団体に各500万円が分配されたほか、13億6186万円余が同党の政治資金団体だった「改革国民会議」に移された。同会議は自由党解党後に一般の政治団体に変更され、小沢氏による若手政治家の育成事業「小沢一郎政治塾」の運営母体となった。 (その後の経過は省略)
解党に伴う資金移動について毎日新聞は小沢氏の事務所に説明を求めたが、26日までに回答はなかった


小沢戦略の人身御供?に上がった16人

2011-02-18 10:36:58 | 菅内閣

 小沢一郎元代表に近い比例代表選出衆院議員16人が、衆院会派の離脱届を提出したことが、大きな問題になっており、読売、毎日、産経で社説を出しています。
 三社の主張の要旨は、
・会派離脱より、集団離党すべき。
・小沢氏の処分の見直しをはじめ、党の主導権を確保するため、菅首相の退陣を狙っていると見られても仕方がない。
・渡辺氏らは、菅政権が前向きな姿勢を示している衆院選政権公約の見直しや消費税率引き上げについて、「国民との約束を捨てた」などと強く非難している。
・しかし、予算の無駄を洗い出せば、子ども手当などに必要な財源を簡単に捻出できるとした政権公約が破綻しているのは、誰の目にも明らかだ。
・毎年1兆円ずつ増える社会保障費を賄いつつ、危機的な財政を立て直すには、消費税率の引き上げしかないことも明白である。
・小沢系議員が「マニフェストを守れ」などと教条的に振りかざすのは、与党議員として無責任過ぎよう。
・内政外交面で国難ともいうべき課題が山積している。「権力闘争ごっこ」をしている状況でないことだけは明白だ。
と言うもので全く当然の指摘です。
 朝日は何故か社説を出して居ませんが、記事の中で小沢さんはこの16人の動きを容認していると紹介しています。
[私の意見]
 昨夜9時のNHKのニュースで、キャスターの大越健介さんが面白い解説をしていました。
 16人は総て比例区で当選した人で、然も名簿順位が最下位に近い人ばかりだと言うのです。
 中には民主党圧勝で選挙区とダブル登録している人が選挙区で勝ったので、順位が繰り上がって思いもかけず自分自身が当選したのを驚いた人も混じっているというのです。
  然も報道によれ比例区1~2回生ばかりです。
 そんな人達が会派離脱などの禁じ手を考えつくでしょうか。
 その様な比例区最下位に近い人達が、民主党が政権に就いてその実体が明らかになった現在、仮に民主党が次期の衆院選で勝った(今の所可能性は限りなくすくないですが)としても、地盤のない、そして比例区最下位近くの彼らが比例区で当選する可能性はあるでしょうか。
 そして谷亮子さんなどと違って無名の人が場立ちでいくら演説しても、人が聞いてくれるるでしょうか。
 まして今回のマスコミから批判ダラケの動きで失敗すれば、次回当選の可能性は絶無でしょう。
 唯一の可能性は今回の動きが成功して、菅さんが辞職をすることだけです。
 勿論、菅さんが国会解散を選んだら16人の将来はありません。
 菅さんが辞職をすれば、小沢さんか、その支持グループの有力者から何とか報いて貰えるでしょう (*追記参照)
 これらのことを考えると、誰が考えついたのか知りませんが、彼らの弱みをつけ込み、そして上記のような人参か飴をちらつかせて、マスコミの批判に曝される動きを取らしたのだろうと推察するしかありません。
 そして彼らの動きが上手く行き始めれば、小沢グループの主立ったメンバーがやおら動きだすのでしょう。 (そう言えば、彼らは先遣隊だと言っているそうです。)
 しかし小沢さんは表立っては最後まで動かないような気がします。
 これらのことを考えて見ると、そして民主党とは是々非々の立場、小沢グループに批判的な私から見ると、党内で一番弱い立場の比例区最下位に近い1~2回生が人身御供のように、政局の正面に(無理やりに?)押し出されたような気がするのですが、どうでしょう。
(8.00記)

*追記:離脱願を提出した一人は「尖兵として働けば、衆院選の時には、小沢氏が新たな受け皿を用意してくれるのではないか」と元代表の「見返り」に期待感を隠さなかった。 (読売新聞より)
そうです。
 彼は正直と言えば正直ですが、私のような外野が想像で書くのならともかく、こんな本音を外に洩らすようでは、離脱届けを出した大義もないことになります。
 こんな国会議員には困ったものですね
。 (16.00記)

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

プログ村政治ブログへ




小沢グループが危ない

2011-02-17 16:06:35 | 菅内閣

 民主党倫理委員会は16日、党本部で会合を開き、政治資金規正法違反で強制起訴された小沢一郎元代表を判決確定まで党員資格停止とする処分案について、元代表による弁明の機会を設けることを決め、17日に弁明を行うよう元代表側に要請した。
 これに対し、小沢元代表側は「17日は困難」と回答し、日程は改めて調整することになった。
読売新聞
より)
 これに就いての対応を小沢グループ内で協議した際、小沢さんは「この儘で追い込まれ解散」になる。解散になれば全員討ち死にだ。気を引き締めてやるように。」と話したことをグループの議員の一人報道陣に話したと言うことをテレビが放送していました。
 討ち死にの主語が抜けていますが、グループでの会合での話しですから、グループ全員討ち死にと言ったようで、流石小沢さんだけあるなと感心しました。
 確かに小沢さんとその支持グループの人達の言葉を借りれば、マスコミの意図的な誤報のお蔭ですっかり悪役にされ、小沢さんのために動けば動くほど、民主党の公約の現実に即した修正に向けて苦闘している菅さんの足を引っ張る、悪役の一味にされるのですから。 (過去の世論調査で見るように、民主党に優しい国民は公約の変更に賛成しているのです。)
 そして万が一でも菅さんが国会を解散し総選挙になれば、グループに定着しかけている悪役のイメージがついて回るでしょう。
 地方自治体の選挙の時は民主党名を隠すこともできますが、総選挙としては必ず民主党所属を明確にしなければならず、然もマスコミは自民党政権の時のと同じように、政権党となった民主党に就いてもその所属グループ名を書くかもしれません。
 そうとなれば小沢グループは勿論、それを支持した鳩山グループもアウトまでは行かないかも知れませんが、選挙結果に大きな悪影響を与えるのは間違いないと思います。
 それもこれも総てマスコミの所為だと怨んでも始まりません。
 安倍さん、麻生さんの選挙のときはマスコミは反自民キャンペーンで幹事長、代表としての小沢さんを支援してくれたのですから。 (私はマスコミはもっと公平、公正に報道すべきだと思っていますが。小沢さんとその支持グループが文句を言うのは筋が通ってないと思います。)
 国民の一人である私が一番知りたいのは
・何故小沢さんだけが突出した政治資金を持っているか。
・それに就いての小沢さんの考え方
・新進党から民主党への不透明と言われる政治の流れ
・改革フォーラムでの特定議員への資金提供です。
 小沢さんを巡る不透明な資金の流れには首を捻ることばかりです。
 (この詳細に就いては「マスコミは「政治と金」小沢さんに公開質問状を
で書きましたので小沢さんを巡る15億円の資金の最近の不可解な動きだけをなるべく確実な資料を用いて付記で取り上げて見たいと思います。)
 今日の報道を見ますと、民主党の渡辺浩一郎氏ら小沢一郎元代表に近い比例選出衆院議員16人が17日午前、衆院議員会館で記者会見し、「民主党・無所属クラブ」からの会派離脱と新会派の結成を表明した。 読売新聞
より)そうです。
 テレビではこんなことをすれば管政権はアウトだと言っていました。
 彼らは菅さんが解散を言う前にを引きずり降ろして、小沢さんの言いなりになる首相を立てようとしているのでしょうが、もしそれが失敗して菅さんが解散でもしようなら、小沢さんの言うように、彼ら自身が完全にアウトです。
 前にも書きましたが、彼らが菅さんを降ろすのなら、彼らが考えている政策を発表して、菅さんの政策より自分達の政策が、財源問題を含めて如何に優れているかを国民に知らせるべきです。
 心配性の私としては、小沢さん問題は執行部にまかせて、民主党が一体となって菅政権を盛り上げて成功させるのが、一番の安全策であり国の為にもなるとと思うのですが。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

FC2政治ブログへ

付記:小沢さんを巡る不透明な15億の政治資金の流れ
・(藤井さんが)自由党幹事長時代、自由党と民主党の合併3日前の2003年9月23日に、自由党の政治団体「改革国民会議」に対して5億6096万円を寄付したことは、政党助成金の返還義務を逃れるためではないか、また大和銀行から自由党への10億円の借入を返済した事実が政治資金報告書に記載されていないという2点を、自民党の松岡利勝から指摘された。 (藤井裕久wikiより)
・自民公明両党の議員による調査では、民主党は、合併2日前に自由党に3億円を寄付し、さらに解散当日、自由党は、所属国会議員の資金管理団体などに合計 13億円超を寄付をしているとされた。自由党 wikiより)
・藤井裕久官房副長官は1日の衆院予算委員会で、自由党幹事長時代に政治資金収支報告書上、党の組織活動費約15億2千万円が藤井氏あてに支出された問題について、「その内容は存じません」と述べた。自民党の柴山昌彦氏の質問に答えた。
 柴山氏が、藤井氏の署名捺印のある領収書の写しを示して「これは、あなたのものではないのか」とただすと、藤井氏は「私はそのお金を受け取っていない。従って、そういう(署名捺印した)認識はない。認識がないのだから、それが自分が書いたものかどうか、わからない」として、関与を否定した
。(産経新聞
より、私もたまたまそれを見ていましたが藤井さんの答弁に驚きました。)
・改革フォーラム新生党結党後も政治団体として存続し小沢の資金管理団体の一つとなる。2004年10月、自由党に支給された政党助成金が原資と見られる約15億円が政治資金収支報告書に記載されることなく入金された。 (改革フォーラム wiki 
より)
  以上を資料をいずれを取っても15億円と言う金が動いています。
  この資料が総て正しいとすると、
・民主党と自由党の合併3日前に自由党幹事長の藤井さんが、潰れる筈の自由党の政治団体「改革国民会議」に対して5億6096万円を寄付、大和銀行から自由党への10億円の借入を返済
・民主党が計16億円を自民党に寄付(解散する自由党に何故?)
 それを受け取ったのが当時の幹事長だった藤井さんですが、自筆のサインと印鑑があるのに知らないと言っていっています。
・2004年10月、自由党に支給された政党助成金が原資と見られる約15億円が小沢さんの資金管理団体の改革フォーラムに政治資金収支報告書に記載されることなく入金
 素人の悲しさであと肝心の所でトレースが出来ませんでしたが、素人目で見ても首を捻ることばかり、文字通り不透明な資金の流れです。


今の民主党政権の惨状を見て後に活かそう

2011-02-15 17:24:07 | 菅内閣

新聞離れとテレビのニュース番組のワイドショー化
 現在、若い人達の新聞離れが進み殆どの情報はテレビに頼っているそうです。
 一方、テレビは多分経営の都合と思うのですが、各テレビ局とも同じ画面を何度も使えるニュース番組を大幅に増やしたこと、そしてその報道に変化を付けるために、ワイドシショー的な要素を入れ、それまで政治に余り関心のない人達にも政治番組を見る機会を増やしました。
 その結果が郵政選挙で小泉さん大勝→次の参院選で安倍さん大敗でねじれ国会→次の衆院選で麻生さんが大敗し民主党政権成立→鳩山、管内閣→参院選大敗と言う大きな振れが定常的になり、政局の不安定化をもたらしました。
 小泉さんの時は彼の反対勢力の追放と刺客派遣と言う奇手に載せられた、テレビは選挙の真っ最中に報道の多くの時間を小泉さんや、刺客と言われるひと達の言動に割いて、結果的には小泉さん大勝の支援をしてしまいました。
テレビの反自民キャンペーン
 安倍さんの時には、閣僚の事務所の処理問題で民主党とマスコミ特にテレビの厳しい追求に逢い多くの閣僚の辞任、そして自殺者まで出すことになりました。 (最近の鳩山さんと小沢さんの「政治と金」の問題の重さと、追求姿勢を見ると明らかに公平性を欠いています。)そして選挙の真っ最中に赤城さんの絆創膏まで報道される始末です。 (これは公平に考えてもその放送で選挙民の安倍内閣の「政治と金」の問題を思い出させる効果を狙ったとしか思えません。)
 そして麻生さんの時は、お馴染みの漢字の読み違いと発言の振れの執拗な放送。
 私は彼の発言の振れについては、自分も関与していた郵政改革の実は反対だったと言う責任逃れ的な発言は、問題があると書いたこともありますが、その他の発言の振れなど、鳩山さんの普天間基地発言の振れと比べると、漢字の読み違い同様に、お笑いで済まされるほど他愛のないものでした。
 そして中川元財務相の朦朧会見の報道も、今になって考えると彼の単なる体調管理の失敗で、御免なさいで済まされる問題だったのですが、これも(女性絡みの)執拗な報道で遂に辞任に追い込まれました。
 然し今になって考えると、安倍さんの教育基本法、改憲へ向けた国民投票法など国の根幹に関わるような重要な法案を通しました。し、麻生さんのエコポイント制度は日本経済の低迷を遅らせる大きな役割をしています。
 麻生さんの時代し、マスコミ、テレビは与党の公明党提案の「定額給付金」、国立マンガ喫茶の批判に集中し、エコカー補助金、家電のエコポイント制度には全く触れませんでした。
民主党のイメージ戦略とテレビ
 一方民主党は政治のニュースや討論番組に多くの若手の政治家をテレビに登場させました。
 良く勉強していること、厳しい質問に困った顔をする率直さ、割合に納得できる彼らの主張。 (それを聞くと自民党政権と何とか折り合いが付けそうな気をさせましたが、党の方針と大きく異なることが多くありがっかりさせましたが。)
 そして彼らから受ける清新なイメージ。 (そして何故か鳩山さん、菅さん、小沢さんは殆どテレビには出ませんでした。)
 そしと菅さんの「談合三兄弟」発言や前原さんの「ガセネタ」発言の責任を取っての代表の辞任、他の政治家の「政治の金」にたいする即座の党の対処でクリーンイメージを国民に植えつけました。
 国民、特に新聞離れした人達は一部マスコミ、特に多くのテレビの反自民キャンペーンとテレビの露出度の多い民主党の若手政治家に、政権交代の夢いだかせ、地滑り的に民主党へ投票し衆院選で圧勝させました。
民主党政権の現実(案外しっかりしていた麻生さんの政策)
 そして、現実は鳩山さんの普天間基地大チョンボから、現実離れしたマニフェストのボロが次々に露顕、菅さんは軌道の修正を余儀なくされています。
 岡田さんは民主党の実績として、子ども手当てなどの4つの目玉政策を上げていますが、経済の専門家からは全く評価を受けていません。
 岡田さんの上げた実績で私が唯一評価するのは教育予算の増加だけです。
 クリーンなイメージの民主党も鳩山さん、小沢さん問題の処理が出来ずにそのイメージもなくなりました。
 今日の読売の社説ではエコカー補助金の打ち切り、家電エコポイントの経済に対する影響を延べています。
 これは人気が全く無かった麻生内閣の政策が日本経済に大きな影響を与えてきたことを示しています。 (民主党のマニフェストは中小企業向けが殆どで、経済無策との批判に、前記の目玉政策がそうだと言い始めました。)
 もし公平、公正で日本を長期的な視野で見ている情報機関なら、自民党政権叩きだけでなく、政権交代の可能性のある民主党の政権政党としてのマニフェストをもっと厳しく批判しておくべきだったと思うのですが。 (反自民の急先鋒だった朝日新聞も管政権を批判していますが、後からの批判は素人でもできます。)
 然し事実は前述のテレビを中心とする反自民党政権キャンペーン、野党の民主党は無批判、そして新聞離れの多くの国民、そして大きな選挙結果の振れ。
 そして衆院選後の世論調査では、多数の民主党の勝たせ過ぎたとの反省。
 そしてその心配が当たっての民主党政権の惨状。
 そして今となっても政局の話しばかり報道するテレビ。 (そのくせテレビの識者は政治家は政局より政策を語れ、国会での熟議をと言っています。)
 そう言うテレビこそ政治、政策をもって議論すべきだと思うのですが。
 然しそうは言ってもマスコミもテレビの報道姿勢は変わらないと思います。
結局は国民の意識
 結局は私たち一般国民がこれらの現実を良い教訓にすべきだと思うのですが。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

FC2政治ブログへ


○言葉が軽すぎるよ菅さん

2011-02-13 16:50:05 | 菅内閣

  菅さんの北方領土返還要求全国大会で、ロシアのメドベージェフ大統領が国後島を訪問したことについて、「許し難い暴挙」発言がまたとんでもないことになりそうです。
  直後の前原さんとロシヤ外相との会談は冒頭の握手もなかったそうです。
 前原氏は1993年の東京宣言など「これまでの合意文書と法と正義」に基づき、双方が受け入れ可能な解決策を探ろうと提案。
 ロシヤの外相は「前提なし、歴史的な結びつきなしに議論を進める必要がある」と述べた。
 詰まり今までの合意の前提なしゼロからの出発をしようと言っているようです。
 会談は、予定の倍の約2時間続いたが、結局、議論はかみ合わなかった。協議継続が唯一の成果という寂しさだった。
読売の社説が指摘しています。
 これでは外交では素人の前原さんではお手上げ状態でしょう。。
 首相の発言には場合により国の運命を左右する重みがあります。
・尖閣諸島問題での日本の弱腰外交直後の中ロの極東戦略の提携と報道。
・天然資源開発で勢いを増してきたロシヤ。
・一方終わりの見えないデフレに悩む日本。
・そして予定されていた前原さんの訪ロ。
 私は外交のことは全く判りませんが、自国の主張は曲げないが、その主張を通すには押したり引いたりがいるそうです。
 これだけ考えてもロシヤ批判の仕方にも言いようがあったと思うのですが。
 菅さんは最近の例でも一部の学者の受け売りと言われる、消費税増税→社会福祉の充実→雇用の増加→内需の拡大→経済成長政策突然の発表。
 そしてこれもまた突然のTPP加入の検討の発表。
 そのいずれもが国の政治や政局を大きく揺るがしています。
 こんなこと菅さんも身に沁みて判っているはずなのにまた今回の発言。
 これは菅さんだけでなくて鳩山さんの「国外、少なくとも県外」発言が普天間基地問題を暗礁に乗り上げさせ、自らの首相辞任を招いたことの学習をしたのでしょうか。  
 鳩山さんも菅さんも民主党の看板の政治主導のやり方を間違えているような気がするのですが。
 菅さんの例で言えば、前原さんが出発と言う時に、北方領土返還要求全国大会の演説の原稿作成には、外務官僚のチェックをして貰い、前原さんとも十分な打ち合わせをした上で、自分の意見も盛り込むべきだったと思います。
 詰まり前原さんが外相会談で交渉を支援するような発言にすべきだったと思うのですが。
 民主党のマニフェストで唯一国民から支持を得ているのは、政治主導の行政改革です。 しかしそのやり方に就いてはあちこちでボロがでています。
 その最大の理由は首相始め政務三役が何もかも自分でやろうとして、官僚の士気を削ぎ、総てに受け身の姿勢を取らせていることにあると思います。
 民主党の政策は私が何時も言う野党の政策で、重箱の隅をつついているが、政権政党としての大きな所を見落としているようです。
 もし民主党が政権を陥落しとしたら後に何も残らないことにならないように、政治家と官僚の在り方についてはもう一度見直す必要があると思います。
 今回取り上げた日ロの問題は長年続いた自民党政権でも手に余るほど難しい問題です。
 どうか日本の方向を間違えないように菅さんも民主党内閣も頑張ってください。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

政治ブログへ


マスコミは「政治と金」小沢さんに公開質問状を

2011-02-12 07:25:03 | 菅内閣

 小沢元代表は、「政治とカネ」問題で追及を続ける新聞、テレビに不信感を募らせているとされる。実際、「いくら言っても、いくら説明しても、全くわかってくれないし、報道してくれない。あまり記者会見する意味がない」と不満を漏らしている。これに対し、ネットメディアは元代表に好意的な質問が多いことなどが元代表がネットを好む理由のようだ。そうです。 産経新聞より)
 小沢さんは検察が2回も捜査を取り止めたので自分は無実だ。
 それを検察審議会で取り上げたのはおかしい。
 裁判になればきっと無実になる。
と言っているようです。
 然し法的な無実と道義的な責任はまったく違います。
 そうして国民は主として彼の政治家のとして責任の取り方に首を捻っているのです。
 小沢さんの嫌いなマスコミも「政治と金」に関する道義的責任を問題にしていると思いますし、これに対する本当のことと、これについての彼の考え方を知りたいと思っているのだと思います。
 詰まり小沢さんの考えと国民、マスコミの知りたいことがかみ合っていないようです。
 それで小沢さんが「いくら言っても、いくら説明しても、全くわかってくれないし、報道してくれないい」と言っているのですから次のように公開質問状を出して、彼の言うこと、そして彼が答えなかったことを総て報道してはどうでしょうか。
 何故なら小沢さんも自分の真意が伝わらないのは不本意でしょうし、マスコミも意図的な報道をしていると言われのは真実、公平な報道をしてると日頃言っている手前その信用性を疑われ、 (例えば朝日新聞のように?)営業成績にも影響する大きな問題になるでしょう。
[質問状の内容の例]
・強制起訴をされている問題について、道義的責任はどう考えているか
・小沢さんは他の政治家に比べて突出して大きな金を動かしているが、政治と金の基本的な考え方は
・政治団体の「陸山会」が都内などにマンション10戸、6億円以上の所有に関する問題 (Wikipedia小沢一郎より)
  これに関して小沢さん側が週刊現代を告訴し敗訴したこと
・ 西松建設による献金問題
・新進党→自由党→民主党へ合流の間の不透明と言われている政治資金の流れに伴う疑問
  長年行動を共にしてきた小沢さんと藤井さんが不仲になったのは、「政治とカネ」の問題があると民主党内でも噂されていること。
 現実でも国会での質疑で当時の会計責任者の藤井官房副長官が旧自由党の15億円問題で、自分が署名捺印したように見える領収書に就いて知らぬ存ぜぬと証言した不思議。 (藤井さんの証言が正しいのなら誰が偽造したのか。)
・秘書が疑われているのに知らぬといって少なくとも道義的責任が免れるか。
・小沢さんはマスコミは信じられないと言っているが、野党時代の民主党の自民党政権への攻撃と、今の自民党の民主党政権の攻撃へのマスコミの報道のどちらか正しいか、その自民・民主に対する公平度は。
 マスコミから見れば、話して貰いたいことは未だいくらもあると思います。
 そしてその報告は質疑応答も含めて要点は総て報道することを小沢さんに約束すること。
 小沢さんが話しを逸らしたり返事を拒否したとこと、今までのマスコミの報道と違っていても総て報道すること。
 勿論小沢さんは自分のしていることは総て合法であり、清廉潔白だと言っているので総て話せると思いますが、果たしてどうでしょう。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

政治ブログへ

参照:小沢さんを巡る金の流れ(億円以上)
 (これは裏付けを取ってはいないので単なる噂として読んで下さい。)
1983年  新聞インタビューで小沢さんが「私の亡父は票田は残してくれたが、遺産はなかった」と話した。
1994年 不動産 5件 総額 4億6488万円取得
1997年 家族名義口座から3億円追加   
2002年 自由党資金の13億6816万円が改革国民会議に寄付される(先の藤井さんの不思議な証言)
2004年 小沢さんの資金管理団体の改革フォーラムに15億円入金
2005年 改革フォーラムから4億円あずかり
2005年 改革フォーラムへ4億円
2005年 土地購入前には4億数数千万円がタンス預金として存在
2005年 4億円を陸山会に貸し付けして土地取得
2009年 改革フォーラムから3億数1千万円出金
陸山会不動産資産総額10億5000万円