戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。もし宜しければ是非ご一読の上、趣旨にご賛成ならお手数ですが拡散をお願いします。
10月29日に書店で堆く高く積まれた文芸春秋の11月号の本文のトップを飾って小池百合子さんの「私は本気で政権を奪う」の勇ましい記事を見ました。
内容は(素人の私でも出来るしやって来た)安倍政権の批判、(後記の)都議会の自由になる都の予算の削減の自慢、党の政策としては原発廃止(ばかりでそれに伴う大きな問題に全く触れない)で小泉さんの支持を得たと言う中身の薄いものばかり。
現実は希望の党の大敗、それも党本来の候補の当選者は僅か一人、彼女の一番の腹心の若狭さんは落選、引退表明、後は民進党出身の候補者が殆ど、立候補では野党最大だが現実は野党第二党。小池さんは国会の事は全て当選者に任せ、本人は都の行政に専念すると言わんばかりの説明。これでは政権を奪うにはほど遠い位置に居ます。
その責任は勿論小池さん自身ですが、それまで言論の内容、発売部数を含んで言論界をリードしてきた文春がその先見性のなさをさらけ出しています。
勿論こんな時期外れの記事を載せた本が今ままでのように売れる訳は有りません。なじみの店員もこのことを歎いていました。
文藝春秋の11月号編集当時と思われる私のブログで書いた小池さんへの見方です。
「私の小池さんへの見方」
・一党の長としての資質の欠如をさらけ出した小池さん
今までの常識は皆から選ばれて代表になるものなのに自らの同代表宣言。
その会見があるまで知らなかった可哀相な若狭、細野さん。しかも今までの二人の活動の成果を無情なリセット宣言。
冷酷な小池さん。人を信じることの出来ない小池さん。小池さんは自分ファーストではないかとテレビでの批判続出。豊洲問題では都の職員を除け者にして何とか委員会の意見に頼るなど、自分だけが目立ちたがるやり方を見ると、個人としての資質はともかく、長として皆を率いる資格はあるのかと思います。
こんな状態で皆が協力して厳しい選挙を戦えるのでしょうか。
・?の付く小池さんの都知事としての実力
前回も書いた「豊洲移転でも自分から言いだした安全・安心問題でもたもたした挙げ句豊洲移転、築地も再開発を打ち出したのは良いが豊洲の実際の移転は具体的に何時になるかも言わない都知事。」
オリンピック会場問題では3連敗。しかしこれで400億円を節約したと自慢、何をどう節約したか説明なし、それに就いての都の職員の努力に就いて何も触れない小池さん。都議会の自由になる200億円を取り上げた他何の実績もない人気だけの小池さん。
新聞とテレビしか情報源のない私でも小池さんの能力と指導者としての実力に??マークがあるのに、小池さんの言い分と細野豪志さんの希望の党は選挙互助会でないと言う意見だけを紹介した天下の文芸春秋。安定した同誌の売れ行きをを考え、公平な報道をするのなら、小池さんと同じ広さの紙面を割いて小池批判の意見を11月号に登場させるべきだったと思います。
文春は多くの紙面と読者を持つのですから、朝日、毎日系のメディアが報道しない自由を行使して自社の主張に沿わないこと、例えば加計問題で前愛媛県知事の証言で、前文科省事務次官が盛ん言っていた行政の捩れ発言の言葉が消え今は「言った言わない」の発言しかないことを紙面を割いて報道すべきです。残りの安倍さんの加計学園理事長の間に何か不正があったか否か、あった場合どんな法的に問題があるか報道するのが元中立的な文藝春秋のやり方だと思うのですが。
もし文春が朝日の朝日党的な報道の仕方をまねしていれば同誌の将来はないと思うのですが。
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