普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

空気に流される国日本と原発問題(2)

2018-03-07 11:17:31 | 電力、原発

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。もし宜しければ是非ご一読の上、趣旨にご賛成ならお手数ですが拡散をお願いします。
 私がブログを始めたのはを昭和50年ころ本屋で当時教科書裁判で名を馳せた学者の裏書きのある教師用の指導要領書に「憲法に権利の既定はあるが義務は何も既定されていない」と言う驚くような記述に驚いたこと。当時猛威を振るっていた日教組。それが教育界に大きな影響を与えていることを娘が小学校と教師になり知ったからです。なお権利ばかりょ教える教育が「モンスターペアレンツ」など生みました。
 然しパソコンのXpのサービス停止の期に色々な事情もありブログを閉鎖しました。
 そして再度を始めたのはお迎えを前にして後記の原発問題で表題の(1)で書いたようにあまりにも空気に流される日本はこのままで良いのかと思ったからです。
 その内「日本は何故無謀にも米国と宣戦布告したのか」などは表記の投稿をご覧戴くとして、今回はその後明らかになった分を含めてむ再度原発問題を再度取り上げてみました。
「空気に流される反原発の動き」
 3・11の大災害で福島第一の破壊・放射能汚染で日本中で原発廃止の声が大きくなった。
 その国全体の動きの中で首を捻ることが多く出てきた。
・「原発安全神話」や「原子力村」の言葉による洗脳?
 政府は原発建設に関して迷惑料として地域に補助金を出しているのに私も経験したが原子炉建屋に入るのに、パンツ一枚になって服を着替え出たらそれを全て廃棄しているのに「原発安全神話」?
 大戦当時に出た「八紘一宇」や「一視同仁」の言葉と似た国民を一方に向けさせるやり方。詰まり言い出しの本人も色眼鏡を着け、国民にも着けさせ自分たちの都合の良いことばかり見させ、都合の悪いことは見させないやり方。
 そして「原子力村」の言葉でその後の原発問題を考えるのに一番詳しい原発の建設・運転・保全関係者を排除してしまった。
 この問題をややこしくしたのは東大の工学部を出ているから原発のことなら何でも知っていると言う菅総理大臣さんの登場だ。
・原発被害は政府の責任だの意見
 同じ状況で無事生き延びた女川。東電は災害の直接原因である緊急電源装置を福島第二を水密性の高い原子炉建屋に入れたのに、第一ではそれのないタービン建屋のそれも地下に残したままにしたこと。最近の報道では砂漠での被害を防ぐためそうしたのをそのまま海岸の福島第一に持ち込んだ由。
 当時の東電は全員参加による保全活動(TPM)と言う改善活動をしていた。当然この問題を取り上げた筈。その中で第一も何とかしろと言う意見が出ないのは不思議。それを証明するように吉田所長が異常事態の中で青山繁春さんに堤防の話をしたこと。最近の東電に対する訴訟で専門家が地震による津波の高さを出したのに、それを値切るように条件を変えろと言ったが専門家は拒否したことから、経費削減のために従業員の改善提案も吉田所長の意見も無視ししたことは明らか。どう考えても99%は東電の責任。然し反原発の人達は全ての原発を止めるためには、東電の責任は無視、女川では避難所代わりになったのも無視、原発すべてに論点を拡大するために政府の責任を追求した。菅さんもそれ迄原発を推進した着た自民党政府の責任としたのかそれを受け入れた。
 一言で言えば第一も第二のように水密性の高い原発建屋にあれば、また堤防を高くしていれば何とか第二並に助かっていたのだ。そしてこの判りきった書いた人はごく一部の人を除いて取り上げる人は誰もいなかった。
 前回の例の訴訟では東電だけが相手など少しづつ変わって来ている。
・法的根拠のない全ての原発の停止?
 時の首相の管さんが津波に襲われる危険性の高い静岡県の(東海)原発の停止を要請したのは判るが、いつの間にか全ての原発が止めてしまった。法治国家だから政府からの要請によるのなら何からの法的根拠がある筈だが、何に基づいての要請なのか国民に知らせないないまま?当時この問題を指摘したのは極く一部だけ。最近ネットで調べて見ると原発全停は法治国家にあるまじきやり方という批判ばかり。
・原発建設・運転・保全の素人の政府・国会の事故調査団派遣(参照:福島第一原発事故原因の究明はされているか)
 国会調査団の派遣に対し、私は素人ばかりの政府の調査団と違って、私は「原発の建設・運転・保全の専門家を入れること。そして原因究明のためには、福島第一だけでなく事故を何とか免れた福島第二、遭難者の避難場所になった女川と比較調査すべき」と国会派遣団の自民党の人選担当担当者にメールしたが当然のように無視。結果は既知の報道ばかりの素人の事故原因の報告。裁判所から何度も事故調原因の究明がされてないと言われる結果。最近でも新潟県知事も事故原因の究明がされてないと原発反対を言っている。
 素人ばかりの調査団など今なら考えられないことなのに指摘したのは多分保全の経験のある私だけ?
・原発保有の電力会社の悪者化
 東電以外の電力各社は全く悪いことはしていないのに何故か悪者化。独占企業の批判、急に出た発送電分離の大合唱。
 福島第一の事故について(原子力村の)各社も原発の運転・保全関係者もだんまり。国民が一番訊きたい人たちなのに。最近になってやつと電気事業者連合会が「私達は電力のベストミックスを目指しています」との広告。
 何も悪いことをしていないのに世論の批判を気にして?給料カット。
 事故後出た新規発電会社の安い電気料金の合唱。旧電力会社は送電の確保のために剰余電力設備を確保しそれが電気料金に跳ね返っていることは無視。
 この様な不当な世間の電力会社への対応に私以外?殆ど誰も声をあげなかった。
・放射線量を規制の厳しくし過ぎて福島県民を長い間苦しめた管政権
 「それでも原発が理由」を書いた桜井よしこさんの意見。
 国際放射線防護委員会の規定では放射線を浴びる機会の多い人は安全に見て,年間で20ミリシーベルトと決めているのに管政権は年間「年間1ミリシーベルト以上は許容しない」これを越えるものは除染と被災地の範囲を広げ、復興を妨げ風評被害をもたらした。日本人は平均値で自然界から年間1.5ミリシーベルトを受けているのにと書いている。 それが今も福島県民を困らせている。事実今日でも韓国は福島県産の農産物を排除している。
 しかしこの大きな問題をしてきしたマスコミは殆どいなかった?
・大規模太陽光発電へ大サービス
 電力の自然資源見直しの動きは当然だが、驚いたのは大規模の太陽光発電のへの考えられない優遇。何とそれまでの家庭用設備との同じ単価に倍増。水力・地熱などは規模別に料金を定めているのに、太陽光だけはなし。小規模の設備に就いては申し訳程度の補助金の追加だけ。しかもそれが十年間固定だから施設へのメンテナンスがいる水力・地熱と違ってそれが要らない大規模太陽光は丸儲け。大ニコニコ孫正義さんとアホ顔の管さんの記念写真。最近太陽光発電単価の見直しが始まったが、10年間の固定単価。孫さんの思惑通り丸儲け。
 しかもマスコミはこの事実を報道しただけの無批判。これをネットで批判したのは私の検索能力の不足かも知れないが、私と某女性政治学者だけ。
・更に漫画的なのは他地域での東北の被災地の瓦礫処理反対運動
理由は核拡散に繋がる?基準以下の瓦礫しか県外に委託せぬのに。北九州市は現地で瓦礫に放射能の無いことを確認。それに対して反対者は輸送のトラックの前に寝込むなどのパーフォーマンス。こんなことでも空気に流される日本。さすがにこれだけは多くのマスコミからの批判。
 以上は前回投稿した分の一部の追記で、これからは最近の私のの意見です。 
「ようやく冷静になりだした日本人?」
・消えた原発反対の有力学者、経済評論家
 原発反対運動が盛んなころは原発停止を補う火力発電から出るガスと地球の温暖化など無関係と言っていた専門家や、どう考えても原発停止が日本経済にとつて良い影響がないと知って口をつぐむ経済評論家。
 残ったのは太陽光、風力停止を補うための火力使用による地球温暖化の被害、燃料資源の枯渇。電力料金高騰に伴い日本経済を支えてきた企業の競争力の低下には目を瞑る小泉さんなどの一部の政治家と政党と、朝日新聞などのマスコミだけ。
「空気に流されずに自分自身の眼でみよう」
 反原発の動きが止まらないのは、毎日毎日報道される福島第一事故処理の遅れ。それに対して、当然ですが何事もない被災者の避難所になった女川や生き延びた福島第二の報道は全くないことです。
 原発賛成・反対の双方ともその主張に取って拙いことも取り上げること。
・原発漸減派は核廃棄物の処理や事故発生時の対応とその後処理。
・原発全停派は原発停止、太陽光、風力の停止の際の火力使用の増加による止まらない温暖化とそれに伴う異常気象。太陽光、風力の停止に対応するための余分な設備を持つための電力料金の高騰とそれに喘ぐ製造業などなどを忘れたり意識的に無視し無いことです。 日本は空気に流されて敗戦の憂き目を見ました。その時のスローガンは「一視同仁」・「八紘一宇」なんとなく囁かれたのはいざの時の「神風」。今回の原発問題では「原子力村」「原発安全神話」。
 私は今まて書いた様に原発漸減、必要あれば一定の所で原発維持派ですが、私達は原発全停、原発漸減のいずれの立場でも敗戦の貴重な教訓を活かして、どちらの方向になっても二度と空気に流され国の方向を誤らないよう自分自身の眼で物事を見るべきと思いま
す。


このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ


川柳鑑賞「迷う孫やりたかことをやればいい」

2018-03-07 11:08:43 | 川柳
川柳川柳くろがね2018年3月号より
「前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評 」
「迷う孫やりたかことをやればいい」
照子
 ばあちゃんは一歩引いて見てくれる。親だとこうはいかない。方言が温かい。ぱあちゃん大好き。

「いい日だと風まで吹いてシンフォ二-」堅司
よっぽどいいことがありましたね。風も祝福してくれて、まるで心地よい音楽のよう。ルンルンです。

「逃げ道はあの世しかないあきらめる」 卓二
 何から逃げるのだろう、あの世しかないだなんて諦めが良すぎだ。しかし、強い生き方かもしれない。

「私を置き去りにするカタカナ語」 キヨ子
そうだそうだ。日本語があるものは日本語で言おう。美しい日本語で話すことがカッコイイのだ。

第56回北九州芸術祭川柳大会
日時 平成30年4月15日(日)9時30分開場・13時開会
会場 八幡西生涯学習センタ-折尾分館
   折尾駅東口・オリオンプラザ4階
会費 二千円(発表誌・弁当呈)
賞  順位賞・秀句賞・投句者賞他
課題と選者(各題2句)11時30分出句締切
 誤算  青木ゆたか 選
 はらはら 渡遺 桂太 選
飾る   中村鈴女  選
すんなり 植村克志  選
形見   萩原奈津子 選
 リスク  梅崎流青  選
 騒ぐ   吉富 虞  選
欠席投句 句箋4×21 Cmに1句(無記名) 14句
     封筒に住所・氏名(ふりがな)を明記4月7日消印有効
投句料  干円 (発表誌呈)
投句先  〒806-0051北九州市八幡西区東鳴水4-2-17
     安川 聖 TEL&fax 093-621-6570
主管   北九州川柳作家連盟

「上野十七八・石橋陸朗 第四十六回句碑まつり川柳誌上大会 案内」
課題と選者  (各題二句吐)
 「碑」   西岡南風  選 (宮 崎)
 「建てる」 永石珠子  選 (長 崎)
 「誇る」  安部征二  選 (大 分)
 「恩人」  石神紅雀  壌 (鹿児島)
 「誉れ」  西村正紘  選 (佐 賀)
 「きらきら」平田朝子  選 (熊 本)
 「将来」  古谷龍太郎 選 (福 岡)
募集期間 平成30年1月1日~4月15日  (消印有効)
投句要領 所定の用紙(コピー可)又は便箋に各題2句(計14句)を列記し、郵便番号・住所・氏名(柳名があれば併記)電話番号を明記し、投句料と共に、ご送付ください。(お名前には「フリガナ」を明記して下さい)
 賞   各選者の秀句Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
投句料  1,000円 (定額小為替又は現金書留)
発表   平成三十年六月号 「川柳くろがね」誌上 (投句者全員に発表誌呈)
投句先  809-0033福岡県中間市土手の内一丁目16-18  吉富 廣
     TEL・FAX O93-244-7298
                     主催 川柳くろがね吟社
                     後援  全日本川柳協会 ほか