戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。もし宜しれば是非ご一読の上、趣旨にご賛成ならお手数ですが拡散をお願いします。
前回この件について火砕流が広くて深い豊予海峡を埋めつくして伊方に到達する訳はないと
書きましたが、同じ理由を挙げて玄海原発の停止訴訟が退けられた報道を期に、もう一度表記の問題を考えて見ました。
ブリタニカの阿蘇山で調べると、過去には火砕流が北は宇部市、東は臼杵市まで到達したとあります。「つまり火砕流は私が前に書いた様にまた過去の歴史から見ても豊予海峡の手前で止まっているのです。」
弥生時代と言われるこの大噴火以前は九州の周辺はまだ若い地層と単純な地形だったことが考えられます。今より遥かに大きい阿蘇山とその周辺の大裾野。だから溶岩は容易に北九州を超し、(もし九州と中国地方が今のように地続きでなかったとして)下関海峡を埋めつくし宇部市まで溶岩が到達したのでしょう。現在の地形は全く違います。阿蘇のカルデラの盆地、北は火砕流からなる?安山岩の英彦山の山並み、火砕流の影響と思われるメーサ式の万年山(はねやま)など台地の山々、その水の浸食による耶馬渓。それに比べるとほとんど大きな変化のない阿蘇山の東。詰まり理由は不明だが阿蘇山の東は火砕流の影響がそれほどなかったという事?
その様なとき大きな火砕流が発生したときの火砕流の大きな流れを考えてみました。阿蘇の盆地に流れこむ火砕流→その大半は外輪山が壊れて出来た内野の谷(前回の水害で流れた阿蘇大橋の場所)から外輪山に火砕流阿蘇の盆地を埋めつくすまで熊本方面に流れる→(後は反原発側に立っての予想)→阿蘇盆地を流れ出た火砕流が次第に固まって内野の谷を塞ぐ→さらに火砕流が阿蘇盆地を埋めつくす→火砕流が外輪山を乗り越えさらに広がる→その一部は豊予海峡に達する→海中の火砕流は直ぐに凝固→それを繰り返す内に「広くて深い」豊予海峡が閉鎖される→火砕流が伊方原発に到着。
随分無茶な推理ですが、普賢岳の火砕流と違ってゆっくりと130キロメーター先の阿蘇からからの火砕流が伊方に到着してもその間に原発の停止や安全な対策実施までには十分過ぎる時間があります。
その他の阿蘇山大噴火で予想される伊方原発の被害。
噴火による岩石の落下。通常はほぼ垂直に吹き出す岩石が伊方まで飛んで来るエネルギーはない。
・噴煙の被害。風に載って来る噴煙が伊方まで飛んで来る可能性は大。然しそれが原発に及ぼす被害はほぼゼロ。
このような判りきったことを無視して伊方原発の停止を命じた広島高裁。判決の前に原発はあってはならないと考えかも知れませんが、一体どうなっているのでしょう。
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