普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

最近の国会混乱で野党の責任はないのか

2018-04-21 15:17:06 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 最近の加計問題、森友問題、陸自日報問題、財務省事務次官のセクハラ問題で野党は鬼の首を取ったように騒いで居ますが、果たして安倍政権だけの問題だけでしょうか。
 今米国と北朝鮮の交渉で日本は浮いた存在と言われ、トランプからは二国間のFTAを押しつけられそうな気配。それなのに国会は別世界の様に重要法案の審議拒否。それで良いのでしょうかね。
 たまたま4月18日の読売新聞の時事川柳で次のような句がで出ていました。
「加計再燃種火となった備忘録」
「それなのに野党支持率上がらない」

 川柳をしている私から見れば2句目は川柳の形をなしていませんが、選者の機転で2句並べて今の野党を批判したのでしょう。
 前日でも紹介した読売の世論調査です。
・政党の支持率 
 自民党  36(38)
 立憲民主党9(9)
 希望の党 0(1)
 公明党  3(4)
 民進党  1(1)
 共産党  2(3)
 維新の会 1(1)
 社民党  1(0)
 自由党  0(0)
 与党の支持率の低下は(-2)+(-1)=ー3
 野党の支持率は0+(-1)+0+1+0=0と時事川柳の指摘した通りです。
 私のように是々非々の立場、国民として政治全体を見ている立場から言えば、「野党を含む政党全体への評価は3%の減少」です。
 本来なら政権政党の支持率が下がれば野党の支持率が上がって良いのに。
 時事川柳はそこを指摘しているのです。
 野党は上記の問題で政府を追求するのは当然てすが、政権奪取など無関係の共産党と違って、民進党系議員が政権を狙うのなら加計問題、森友問題、日報問題、セクハラ問題などの将来の防止のための対策を提案をするべきです。
 そうすれば政権政党の支持率が下がる分だけ程共産党を除く野党の支持率は絶対に上がる筈です。
 仮に安倍さんが今回の問題などで辞めて、次の首相になりたい人が何人もいます。その中の誰かが首相になれば、自民党の支持率はもとに回復。野党の支持率は良くて現状維持か悪ければ減少。野党の人達はこれで虚しいと思いませんか。
 安倍内閣でなくて自民党が一番怖いのは野党の支持率の継続的な上昇だことは誰でも考えることです。
 野党の支持率を挙げるのは繰り替しますが、自民党より優れたそして同党から出せない提案をすること、最近のことで言えば自民党政権下で起こって諸問題を起こさないための具体案を提案することです。 そうすればその党の支持率が上がるのは間違いないでしょう。
 そうすれば自民党もうかうかしておれないし、安倍さんの大チョンボ発言も生まれなったしょう。これの責任は自民党や安倍さんですが、そうさせた野党の責任も大きいと思います。 
 然し現実は同じ新聞で「民進、新党政策を協議。安保・憲法・原発で異論も」の報。私は憲法改正、原発の漸減・最低維持論者ですが、いずれにしてもこれでは党としての提案も出ないのは当然。
 やはり政権の定常的な交代論者の私の意見も理想論で、支持率で見られるよう首相が代わっても半永久的に自民党政権が続くのでしょうね。そして野党はまた自民党政権のアラをマスコミで見つけて貰って、相変わらずの政権攻撃を続けるのでしょうね。
 19日の時事川柳です。
 「もう観ない議会中継観たくない」
 民進党係の議員さんどう思います?

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ

川柳鑑賞「後ろから呼ばれて首が回らない」

2018-04-21 15:11:18 | 川柳
川柳川柳くろがね2018年4月号より
「前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評」
「後ろから呼ばれて首が回らない」 あづま
 面白い句だなぁと思った。体こと回せない状況なんですね? 着ぶくれているのかな。湿布の匂いが…。

「気配りをとうに忘れた皮下脂肪」 ノリ子
 他人への気配りか自分への気配りか。な~んにも気にしなくなった証拠が皮下脂肪。溜まり放題!

「残高が増える通帳持っている」  龍
 ええっ?いいなあ~、そんな通帳があるんですか?一度見せてください。印鑑も見てみたいです。

「もう二度と来るなと医師の優しい眼」澄雄
 いいドクターですね。お得意様を一人失くすというのに、医は仁術の言葉通り。また行きたくなる。

「鉄の華」 同人詠草
            福津 水谷 そう美
鼻水も春一番も通り過ぎ
少々の風邪引きさんも連れて春
地球って温かいよと足の裏
人間の泣き声も抱く看い空
港書きの絵も成長をしたもんだ
            岩手 加差野 静浪
負け戦だったらよせばいいのかも
荒れ馬もやさしき風に手馴らされ
寂しさをバネに努力の日々重ね
自慢げに話せば風が叱り付け
節分の豆で払えぬ鬼がいる
            戸畑 楠根 はるえ
字余りと字足らず丁度いい夫婦
透明かいい原点も終章も
本当のわたしを曝す家がある
逆転を信じ大根真っ二つ
壊された笑顔をパッチワークする
            小倉北 矢野 隆
ぼろぼろになって見えない物を見る
みそ汁にしみこむ朝の二日酔い
取れそうと児らは遅れる軒氷柱
ぎりぎりに駆け込み残り福に会う
うなぎ喰う長い余生にねばり増す