普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

最近の言論誌の内容が可笑しいて思いませんか?

2018-08-04 11:02:10 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
「文芸春秋」
・前回取り上げた「安倍恐怖政治が自民党を駄目にした」
 どう駄目になったか触れていない?自民党の支持率は38から36に落ちたが他の野党の支持率総てを合わせると14で野党支持率の合計の約2.6倍!!
 著者の中村さんがこれでも自民党は駄目というのでしょうか。
 安倍恐怖政治と言うが安倍施政の何処の何が何故恐怖なのかまったく言及無し。
 一番引っかかったのはその著者が日本で3番目の議員歴を持っているのだから当然に彼自身の政策をもっている筈なのに全くその匂いすらないこと。その様な曰くありそうな人の著者を選んだ文藝春秋。
・私の記憶では石破さんの主張が文藝春秋に2回掲載されていました。本来なら安倍さんの主張も載せれば読者にも安倍施政の問題点が判る筈なのに。それは素人の考えだしても、文春が石破さん支持しているのなら、何らかの方法で彼を護ってやれば良いのに。私は石破さんの安倍批判は良いが、その主張の中で例えば安倍さんの大チョンボ発言を直ぐ直すように言ったが聞いてくれなかったとして自説を展開すれば良いのにの書きました。文春も私の感じたようなことを彼にサゼスト位すべきなのに。結局は私が取り上げたように自民党の言う後ろから鉄砲を撃った彼への不信感で石破さんは党内では敗戦濃厚。私は人心一新のために石破さんが当選すれば良いと思っていますが、もし彼が負けたとすると彼を支持してきた文藝春秋も敗戦を応援したことになると思います。勿論知らん顔をするのは間違いないですが。
 なお話しは逸れますが石破さんは自民党総裁を狙う程の政治家ですから自分の発言が党にどういう影響を与えるかを知っている筈で、自分の発言の責任は自分で取る他ないと思います。
「安倍さん応援団化した言論誌」
・3日に思いついてスーパー内の本屋に行きました。見つけたのは「WILL」の「小泉純一郎・昔変人いま原発の暴走」。前半3ページの小泉批判、残り3ぺージは原発問題でなく、変人に関しての彼の息子と進次郎さんのことばかり。
・実はもっと酷い記事もありその確認に本屋に来たのです。多分「正論」の筈ですが本屋には残って居なかったで記憶だけの話なので「某誌」としておきます。表題は思い出せませんが原発問題で小泉さんと小沢さんの対談。そして対談の写真の乗った1~2ページの他は原発と無関係な進次郎さんのことばかり。このような人を小馬鹿にしたような記事で本が売れると思っているのですかね?
・もう一つ確認したかったのは同じ某誌の1ページ足らずの中で、「海賊と言われた男」の著者の「働きかた改革」に関して、昔のように日本人はもっと働くべきだと言う半分 諦めたような言葉。某誌は私の個人的な意見ですが(テレビで良く言う凡人の多い)経営者は総て優秀だと言う前提で成り立っている脱時間給の危うさを彼の卓見と表現力を活かして書いて貰ったら世のためにずっと良くなると思ったのですが。安倍さん応援団化した某誌だから言う方無理か?
 私は言論誌なら安倍政治の良い所は良い。悪い所は悪いと是々非々に徹するのが真の安倍応援団だと思うし、同誌の売り上げ増に繋がると思うのですが。
 そう言えば本屋でのかっての言論誌の勢いがすっかり衰えたような気もしますがそれで良いのですね。

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全国川柳大会のこれから

2018-08-04 10:57:20 | 川柳
 (表記のようなことを提案しようと思いつきましたが、あまりにも大きなテーマで途中まで書いたまま仕舞ったままにしていました。然しこの問題を気づかせて戴いた金子哲也先生が亡くなられたこと、交換誌で見た某先生の似たような趣旨のより厳しいお言葉を見たこと、そし全日本川柳熊本大会の「フクシマの草へ言い訳などするな」などの一目見て唸らせるような句を見て敢えて発表する気になりました。)
「提案の要旨」
・全国大会の少なくとも特選句だけは日川協見解の「強く訴える」でなくとも「人の心に訴える」句を採用すること
・読む人の心にどう訴えているのか判り安くする為に発表の際は題名も併記すること
 まぐれとは怖いもので某大会の題「ゆっくり」で「泊まる気でお出で山ほど話すこと」の私の句が特選になったとき、金子先生からお葉書を頂いた。しかし先生が褒められたのは私の句を拾って頂いた選者だ。後で気づいたのだが「強く」は?だが「日川協」見解の「川柳は人の心に強く訴える内容をできるだけ平易な言葉で表現することをめざす」の線に沿った句を選ばれた選者を褒められたのだ。
 そう言えば地域の句会では殆どないが、全国の大会のように大きな大会になるほど稀だが「日川協」の「人の心に強く」まで行かずとも「しみじみ、ニコリ、うーむ」など人の心に訴えるとはあまり思われない句、多くの句を見ているつもりの句歴だけは人並みの私などには何を訴えたいのか良く判らない句が特選句・秀句に採用されていることが頻度の差こそあれ見かけることが多い。
 地方の大会の何倍もの句の選をされるのだから、日川協の言う「平易な言葉」でなくてやや難解だが格調の高い句や、誰もが思いつきもしない意外な発想の句を選ばれるのも判る。
また私の句のように判りやすい句は同想句が出やすいので避けたいのも判る。然し次点句以下は別としてせめて全国に紹介される特選句・秀句だけは程度の差こそあれ「日川協」の言う「人の心に訴える」句を選んで頂いたらと思うのだが。
 増して私の駄句の「外人へ老婆通訳買って出る」も「意外」の題があって始めて判る様
に、題名抜きの特選句・秀句紹介で題を見なければ意味が良く伝わらない句の発表など人の心に訴える以前の問題だ。全国区の大会の報告でも福岡県の大会報告と同様に題名も併記すべきだ
 (実はここまて書いて行き詰まりました。私の言う一部であれ特選句のどこが判らないのか紹介すべきですが、投句者や選句された方々の心血を注いだ句を評価する資格もないし、その意欲も無いからです。そして先の展望がみえない状態。そう言う時に熊本大会の判りやすい特選句の発表。自分が良いと思う句なら安心して褒められる!!以後からは私の提案の続きです。)
 問題意識をもって毎回の大会の句を見ていた中で、私にとって始めての判りやすい句ばかりそろった熊本大会の大賞の句。当初の句ほかの三賞の句、「にんげんの深い所にある火口」、「駆け登る若さに怖いものはない」など判りやすい句ばかり。ついでだが私の提案のように題名が判ればなお判りやすい筈。それ以下の句も含めて正に日川協見解の「川柳は人の心に強く訴える内容をできるだけ平易な言葉で表現することをめざす」の線に沿った句ばかりだ。
 このような句ばかりなら内向きの句会誌ばかりでなくて、全国版の新聞紙にも載せて貰える筈だしそのように努力すべきだ。
 私の持論だが、俳句の場合多くの人を取り込んでいるのは俳句誌のプロやセミプロの方達の難解句で無くて毎週の俳句欄の生活に則した判りやすい句が多くの人達を引きつけているのだ。また芭蕉、蕪村、一茶などの有名な句は皆判りやすい句ばかりでそれがが現在の俳句人気の一因だ。
 川柳も私の講読している読売でも毎週十句たらずの川柳を紹介しているが、四十句近くの俳句欄とは段違い。これでは私の主張の線で言えば現在の川柳人気を支えているのはサラリーマン川柳? 川柳としてはさらなる発展を目指して川柳復興の六大家の句(残念だが俳句の先人の句と違い殆ど世に知られていない)のように、判りやすい句の浸透を図り、新聞に俳句と同じように川柳欄を作って貰える様に努力すべきと思う。
 そしてその第一歩として熊本大会のように全国大会では日川協見解の「人の心に強く訴える内容をできるだけ平易な言葉で表現」した句の浸透、拡散を目指すべきだ。

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