普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

亡国の安倍政権の移民政策?

2018-10-17 11:06:20 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でもお互いに世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 文芸春秋の最近号に「安倍政権の最大の失政・亡国の移民政策」と言う記事が載っていました。
 内容は溢れる移民を抱える日本の問題点を多方面から取り上げていました。その問題の大きさは少子化問題に関連して移民の増加とそれに伴う問題を2006年から書いてきた私も良く判ります。確かに最近の報道でも安倍さんは「優秀な労働者を限定して」移民の増加を図っています。
 著者はその対策として
・今までのような物づくり中心では行き詰まること。
・(今までの自民党の政策である)優秀な人を入れること。
・移民を一定の職種に絞り教育してきたドイツと韓国に倣え
と書いています。
 対策はこれだけで解決する?これで安倍さんの亡国の移民政策?
 一番肝心なのには文春は何故この移民が増えてきたかの理由を書いていないことです。
「私の意見」
 10年まえの2008年にに出された前川リポートの概要です。
・年率2%の成長を維持するために女性や高齢者などを積極的に活用
・少子高齢化問題を放置すれば、今後10年間で労働力人口が約400万人減少し、経済成長率は1%程度まで低下すると指摘
・1.3前後で低迷している合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の人数に近い推計値)を、10年間で1.8程度まで引き上げる数値目標も盛り込んだ。
 詰まり
・10年前に前川レポートが少子高齢化問題を放置で労働人口の減少を予測していたこと、それに関して移民導入の可否が問題になっていました。
 現実は10年間で合計特殊出生率1.8の増加政策の失敗
 詰まり、端的に言えば10年前からの民主党を含む歴代政権の人口増加政策の失敗または無策が現在文春が取り上げている移民問題を起こしているのです。
 文春の言葉を使えば歴代政権の「亡国の人口問題の失政」です。
 私はその報告に関連して次のようなことを書きました。

・高齢者の活用
 年金収入を考慮した低賃金の高齢者の活用による企業のコスト減、生き甲斐をもった高齢者の健康増進→医療費削減など大きな効果が期待出来る。
・少子化問題
 少子化問題も、経済問題だけでなく、年金問題の将来、子供社会の喪失→社会訓練の出来ない無い子供の起こす諸問題、外国人労働者の導入に伴う日本社会の混乱など、多くの深刻な問題を含んでいる。
然し少子化の一番の問題は一番の当事者の女性の考え方の問題だ。何故なら専業主婦かキャリヤーで生きるか、またその両立、「育児より自分の生活優先」の若い人達が増えていることなど、出生率増加には当面の関係者の若い女性の基本的の個人の価値観のあり方について誰もどうすることが出来ないからだ。そんな時期に閣僚の「女性は産む機械だ」の暴言で、この微妙なそして重要な若い女性の問題に与野党とも触れないまま。だから少子化が止めども無く進んで来たのだ。

 私は安倍さんが万難を排して、フランスに倣って子供が生まれるごとに手当てを出したら良いと思うのですが。
 そのためにはフランスやシンガポールのなどの国の様に形は変わっても高福祉高負担にしなければ、現在の日本のように千兆を越す借金で何も出来なると思います。詰まり文春の言う様に移民だらけの国、民族間の紛争、救いようのない貧富の格差など島国日本が経験したことのない米国並みの国になると思います。米国並みと書きましたが同国は白人と黒人の紛争の多発、貧富の格差は当然視、大金持ちの寄付の文化があるのにそれの無い日本はどうなるのでしょう。来年度の所得税増税に多くの例外を設けて批判されていますが、少子高齢化対策などのためと国民に説明して例外なしにしては。
 移民問題を提起した方たち、それを取り上げた文藝春秋の編集者へお願い。日本人が限りなくゼロに近づく現状に就いて問題を提起し、それに具体的な対策を持たない安倍政権を批判されては如何でしょうか。

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軽すぎる「世界」の原発反対論

2018-10-17 11:01:42 | 電力、原発

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でもお互いに世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 先日街の中心部に出たついでに大きな本屋に寄って左系の言論誌を探して見ました。と言うのは私が何時もお世話になる小さな本屋では文芸春秋、3つの安倍さん応援の本、Sapioしかないからです。本屋を覗いてみると有りました「週間金曜日」と「世界」。前の本は言うことは決まっているので省略。世界の原発反対の所だけ読んで見ました。
 その主な論点です。
・地震に耐えない原発反対
 福島第二の事故の最大な原因は地震だ。だから地震の国日本では原発を作るべきではなと言う素人ながら長年原発問題を追ってきた私から見れば古典的な議論。
 その議論の原点は政府の事故調査団の一人が、現場の人から(地震のための配管の切断により?)水の音がしたという事だけを取りあげての主張です。
 現実は東電自身が地震が原因で事故を起こったのではないと公表したように、福島第二、東海、女川の原発は震度7前後の地震の被害なし。特に震源に一番近いが全く被害のなかった女川では国際原子力機構(IAEA)の専門家が訪れ、地震による損害一つ無いと言う報告書を出しています。
 一部では外部電源の破損があった様ですがこれは配線の埋設で済むこと。
 「世界」は地震で停電しても、緊急電源装置がさとちあることを全く無視ししています。
 その後判った福島第一の事故の原因は海浜にある原発なのに緊急電源装置が水密性のないタービン建屋(第二は水密のある原子炉建屋)それも地下にあること。東電が依頼した企業に依頼した津波の高さを東電がもう少し低い報告を出せと言ったことから、責任は総て東電にあることが明らかになっています。なお八つ当たりですが素人でも判る「緊急電源装置が地下にある」ことを調べなかった政府・国会調査団の責任は大きいと思います。
 同誌は活断層の問題を提起していますが。原子炉建屋、タービン建屋ともそれぞれを支える大きなコンクリートの基礎のため、仮に大地震が起こっても全体が傾くだけ。そのショックで機器や配管が壊れることは有りません。
・原発稼働反対の運動に対処する裁判所への評価
 「世界」は一部の地方裁判所が原発稼働差し止めしてきたことを評価しています。
 伊方原発反対で高裁まで持ち込み敗訴した住民の意見「最高裁が運転を認めた場合、同種裁判の影響が大きい」として最高裁への不服申し立てを行いないと言っていました。つまり過去の最高裁の原発関連の裁判では、概して常識的(反原発の方に不利な)な判例が出ているのを知って居るのでしょうか。
 原発反対運動は総て全敗の中で「世界」や反原発の人が期待していのは地裁での反対で反原発の宣伝で反原発の空気の盛り上がりを期待しているのでしょう。
 言論誌、文藝春秋もそうですが、自社の主張が正しくて自信があるのなら、その反対の意見も取り上げて、その反論をして最終の判断は読者に任せたら良いと思うのですが。雰囲気だけを盛り上げと本の売上を伸ばすだけ?世人を煽るだけ?それで社会の木鐸(世人を覚醒させ教え導く)、自社のプライドはどうしたのでしょう。

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前月号鑑賞 「大丈夫明日になれば浮かぶ雲」

2018-10-17 10:56:07 | 川柳
川柳くろがね」2018年10月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評
「先生が弾くのはまるで別の曲」  寿崎 おとみ
わかるわかる。たどたどしい私の指先が奏でる曲と先生とは、まるっきり違う曲のよう。頑張れ私。

「泣き出すよ一歩手前で抱いてやる」 平田 照子
お孫さんのでしょうね。わが子だとこの余裕はない。泣き出してからも叱り続ける。ばあちゃん大好き。

「言葉でずクイズのような会話する」 村上 和美
観客になりたいです。聞いている人は解らなくて本人同志は通じあっている。そうそう、うんうん。

「かみさんの優しいところだけを見る」古川 次郎
これぞ夫婦円満の秘訣。悪いところを挙げあっていては長続きしません。結婚したら片目を瞑るのが鉄則。

「豪雨など知らぬと空は晴れ渡る」 山内 まどか
本当に憎たらしいほどの青空。炎天下では災害の片づけも捗らない。少し遠慮して欲しいのが本音。

「大丈夫明日になれば浮かぶ雲」  土肥 あづま
このおおらかさが良い。酒でも飲んで高いびき。そして明日も同じことを思う。ま、そのうちになんとかなる。

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→文遊吟社ネット句会へhttp://www.bunyuu.net/

第45回新春北九州川柳大会 ご案内
とき  平成31年1月20日(日)  開場  9時30分
ところ 北九州市立生涯学習せんたー  Tel 093ー571-2712
    北九州市小倉北区大門1-6-43  西小倉駅下車徒歩 10分 小倉警察署となり
課題と選者 (各題2句) 出句締め切り 11:30 開会 13:00
「気づく」  北九州 青木ゆたか 選
「カード」  佐賀  横尾 信雄 選
「ぐらぐら」 熊本 徳丸 浩二 選
「日溜り」 北九州 唐鎌 美鶴 選
「コラボ」 久留米 堤 日出緒 選
「香る」 福岡 萩原奈津子 選
「 髭 」 北九州 廣永 雅彦 選
会費 2,000円 弁当及び発表誌呈
賞 順位賞 (読売新聞西部本社賞 以下15位)
各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 句箋 4×21cmに各一句(無記名) 各題 2枚計14枚
封筒に住所・氏名(ふりがな)を明記して下さい
投句料:1,000円 (発表誌呈)
締切り:平成31年1月10日(木) 消印有効
投句先:806-0051 北九州市八幡西区東鳴水 4-2-17
安川 聖 Tel:093-621-6570
主催 北九州川柳作家連盟