普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

児童虐待防止法の体罰禁止規定について

2019-03-08 11:48:15 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 3月6日のテレ朝で表記の問題に就いて悪名高いゆとり教育実現の当事者の寺脇さんを交えて表記の問題に就いての議論が有り、児童虐待防止法は賛成だが、民法の「懲戒権」について施行後五年をめどに検討を加え、必要な処置を講ずるのは長すぎると批判。これに就いては新聞でも五年は長すぎるとの声で期間を短縮する方向と書いてありました。
 その中で一般家庭での体罰として殴る、蹴るなどの暴力の禁止は当然ですが、学校のような立たせる、正座させるの例あげて居ました。
 そのテレビを見ながら気付いたのは親の言うことを聴かない子供に対してどうすれば良いのか全く触れてないことでした。学校での権利重視、責任・義務の軽視の教育、修身の軽視または批判の中で育った子、生徒の教師への暴力でも何もできない学校。ネットで親の知らない世界も知っている子を口だけで説得できるは学校の教師ならともかく素人の親がどうして子供を言い聞かせられるのでしょうか?時間を掛けて言い聞かせる間子供がモジモジし始めるのは眼に見えています。それを辛抱強く説得しなければならない親も大変。
 昭和初期の私の子供時代では、家庭訪問のたびに先生に言うことを聴かなかったら殴って下さいと言うのが母の口癖。当時は教師は皆から尊敬されていました。
 家でも子供が悪いことをすれば母親から物差しで追い回されるのは何時ものこと。幼児時代は母親に組み敷かれて尻にお灸をすえられたものです。
 然し子供達にとって一番怖かったのは仕事から帰った(殴りはしないが)父親の一言。
 私自身も子供達から「お父さんが一番怖かったと」と思いもしないことを言われてびっくりしました。
 それで思いだしたのですが、私は家内が勉強しろと言うのに聴かない子供を叱ったことぐらいの記憶しかないのに。そして殴ったことも一度もないのに。
 詰まり昔は父親と母親の役割分担がはっきりできていました。
 現状は女性の勢が強くて、80歳でボランティア団体退職後の私の家庭もそうですが婦唱夫随の家庭は殆ど。つまり朝から晩まで母親が家庭を仕切っているのです。
 だから母親の言うことを聴かない子供は、母親より弱いと思っている父親の言うことも聴かない。それでつい男親の手が出るのかも?夫が頼り無いからと言って母親が子供に手をだす?
 これまで読まれてお気づきになった方も多いと思います。
 テレビの放送の話題も私の意見もごく普通の家庭のこと。最近の父母の子供にに対する凶悪事件のことに対しての今回の児童虐待防止法の体罰禁止規定のことは最悪の父母を念頭に作られていること。然しその法律は当然に一般家庭に対しても適用されること。
 私は前に「勉強の邪魔になるよう子にスマホ」の例をあげて母親が子供の要求に負けてスマホ子供に与えようとしたとき、勉強に邪魔になるのて使わせないと決めるのは男親の役目だと書いてきました。
 子供ですから喧嘩、度を過ぎていたずらをするのは当然、中には母親が勉強しろと言ってしない子も。そのような時に怖い親がいないいときその子をどうなるのでしょう。
 子供のシツケでもいざと言うときは男親の出番、その為に少なくとも「子供の前では何時も男親を立て、上手く彼を利用する」のも母親の智恵、役目だと思うのですが。
 
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

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川柳「日が暮れる早さや末期高齢者」

2019-03-08 11:45:51 | 川柳
 7歳の子供は誕生日が来ると8歳になります。つまり足し算で歳が増えます。
 然し70歳の高齢者の場合誕生日が来ると71歳。71÷70=1.014歳、90歳の場合は91÷90=1,11歳。詰まり歳を取る毎に感覚的に歳を取る早さが増えてくるのです。
 そしてそろそろ終活でも言う間にどんどん歳を取って行きます。子供や孫たちへの申し送りの自分史など書く暇も無く年が過ぎて行きます。


「吟社くろがね」紹介「離さないよう離している絆」

2019-03-08 11:37:27 | 川柳
川柳くろがね
3月号より
前月号鑑賞 小川 清隆 選評
「離さないよう離している絆」      金子 満男
 「絆」、師弟の絆、恩愛の粋、生来誰でも何らかの絆をもって生きている。そんな絆をどうするか問うている。意味深い句である。離したいが離したくもない絆。考えさせる。

「人生は先の見えない福袋」       吉富 安子
 福袋の中は何が入っているかわからない。無用ものもある筈、夢をいっぱい詰め込んだ袋、それが福袋であり、ただの袋ではない。

「まっすぐな道にぬかるみ穴もある    田中 ひよこ
 「まっすぐな道に迷っているばかり」。まっすぐな道、見通しの良い道、しかしそこには落とし穴があったり、脇道もある。足元に何があるかわからない。油断という穴が口を開けて待っている。

「ふる里の石は今でもそこにある」    宮本 嘉代子
 ふる里は良きもの、歳を重ねれば、望郷の念が強くなるといわれる。父も母もいないふる里、子供のころ遊んだ地蔵さんが、ぽつねんと昔のままで立っている。

音叉(前月号より)strong>             
 中村 鈴女、古野 つとむ、山崎 蘭草、松村 華菜 推薦
「春というひびきにゆれる窓ガラス」 大塚 郁子
「太陽の足音がする土の中」  水谷 そう美
「のど越しはキリンの首に聞いてみる」桜木 山彦
「豊かさに慣れて心が痩せていく」 安川 聖
「子に託す未完のままに父の地図」 坂本 喜文
「道ひとつ変えて明日を予約する」  吉富 廣
「熱弁をふるってからの虚脱感」  中村 鈴女
「地に還る落ち葉を拒むアスファルト」和田 澄雄
「大根の出来褒められた軽い鍬」 井上 竿酔
「この先を塗り残さないよう生きる」 志岐 けい子
「臆病で防具ばかりを買い溜める」 中村 鈴女
「透明な尻尾を振っている焦り」 時津 みつ子
「屁理屈も入れて正論らしくする」 樋川 聖柳
「泥沼を出たばっかりに干涸らびる」 古谷 龍太郎
「解凍はしました後はご自由に」 廣渡 憲峰」
「杖なしの白寿目指して一万歩」 和田 澄雄
「言い負けて罪なさ蟻を踏みつぶす」 安川 聖
「妙案のヒント飛び出す無駄話」  阿部 文彦
「消しコムの隠れている本音」 和田 澄雄
「お手製の仏壇父母に手を合わす」 山下 華子

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第57回北九州芸術祭川柳大会のご案内
期  日 平成31年4月14日(日)9時30分 開場
場  所 ウエルとばた(JR戸畑駅そば)2F
課題と選者(各題2句)出句締め切り11時30分 開会13時
「仕 切 る」  北九州  青木 ゆたか 選
「異   常」  糟 屋  中村 鈴女  選
「おしゃべり」  大 川  渡遺 桂太  選
「  脇  」  北九州  唐鎌 美鶴  選
「まるまる 」  熊 本  黒川 孤遊  選
「パ ー ト」  福 岡  萩原 奈津子 選
「明   白」  中 間  古谷 龍太郎 選
会費 2,000円(参加賞・発表誌呈)
 賞   順位賞・各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 4cmX21cmの句箋に各1句記入(無記名)
投句料  1、000円(発表誌呈)4月10日必着
    住所・氏名(ふりがな)を明記して下さい
投句先  〒801-0882 北九州市門司区清見2-3-3
     高橋久仁子 宛 TEL&FAX O93-332-0483
主管   北九州川柳家連盟

上野十七八・石橋睦朗
集47回句碑まつり川柳大会のご案内

日 時 2019年5月19(日)9時30分開場
   出句締切11時30分 開会13時
会場 八幡西生涯学習センタ-折尾分館
   北九州市八挿西区北鷹見町13-10
   JR折尾駅東口・オリオンプラザ4F
課題と選者(各題2句)
 「ときめき」太宰府  小池 一恵  選
 「節目」  北九州  安川 聖  選
 「スリル」 糟屋   河野 成子  選
「重ねる」 福岡   小川 清隆  選
 「限界」  吉野ケ里 真島 久美子 選
 「越える」 福岡   石田 酎  選
 「ぶらり」 中間   古谷 龍太郎 選
会費    2000円(弁当および発表誌呈)
賞    順位賞・各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 4cm×21cmの句箋に各-句・計14句(無記名)
     封筒に住所・氏名(ふりなが)を明紀下さい
投句料  1000円、5月10日(金)消印有効
投句先  〒806-0051 北九州市八幡西区東鳴水2-13-20 大塚郁子宛
     Tel&Fax 093-645-2898
主催   川柳くろがね吟社