普天間先送り発言、米の鳩山首相不信に拍車も
鳩山首相は14日、訪問先のシンガポールでの同行記者団との懇談で、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「迅速な結論」で合意した13日の日米首脳会談から、一転して結論先送りの可能性に触れた。
米側は「首脳レベルでの公約は極めて重い」とみなしており、鳩山政権に対する不信感に拍車がかかるのは必至の情勢だ。
首相は、現行移設先の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を抱える沖縄県名護市長選(来年1月)の結果を見極めることも、改めて選択肢の一つだと述べた。選挙の結果、移設反対派が当選すれば、現行計画が暗礁に乗り上げる恐れが出てくることを「織り込み済み」と受け取られかねないものだ。
さらに、この問題に関する日米の外務・防衛担当閣僚級の作業部会での協議について、オバマ大統領は首脳会談後の共同記者会見と14日の演説で「日米合意の履行」が前提だと繰り返したが、首相は14日、「答えが決まっているなら、作業部会を作る意味がない」と述べ、作業部会の位置づけについても共通見解がないことが明らかになった。
米側は「首相が『できるだけ早く結論を出す』ことで同意した以上、日米合意に基づいて移設を履行する」と受け止めていただけに、今週中にも開かれる予定の作業部会での協議は冒頭から難航が予想される。 (読売新聞より)
「私の意見]
・3党連立合意の普天間基地の県外または国外移設は何時達成出来るか
北沢防衛相は「県外移設は困難」の理由として、沖縄県外に新たな基地を受け入れる自治体を探すのは容易でないうえ、普天間のヘリ輸送部隊は在沖縄海兵隊と近い場所にいる軍事的な必要性があると指摘しています。
移転基地選定の条件
国外、県外移設の場合日本政府は北沢さんの言った、ヘリ輸送部隊と在沖縄海兵隊基地が離れた場所でも良いと言う理由を米国政府に説明し、納得させなければいけませんが、それだけの識見や能力を持った人がいるでしょうか?
国外の場合
国外に移すとすれば当然に米国領土内と言うことになりますが、当然ホワイトハウスや上下両院を認めさせねばなりませんが、素人が考えても数年はかかりそうです。
県外の場合
鳩山さんの民意尊重の精神からすれば、先ず移転先の県と土地の選定に時間がかかり、選定後も県民や市町村民の意見も聞いて同意を得るとすれば、やはり数年はかかりそうです。
今朝のNHKの「オバマ大統領初来日 日米同盟の今後は」の番組では、外務副大臣の福山さん、防衛政務官の長島さんは、早ければ今回の予算編成まで、遅くても来年秋の日米安保改定50周年までに結論を出したいと言っていましたが、普天間基地の県内移設の場合は間に合うでしょうが、国外、県内移転の場合は移転先の確定まではとても間にあわないと思います。
そして鳩山さん自身が言うように、長引けば長引くほどこじれるようなに気がするのですが。
・鳩山さんの発言とオバマさんの立場
今回の日米首脳会談で、オバマさんは沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「迅速な結論」で合意、日米の外務・防衛担当閣僚級の作業部会での協議について、「日米合意の履行」が前提だと繰り返してその会談の成果を発表しました。
しかし鳩山さんは、現行移設先の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を抱える沖縄県名護市長選(来年1月)の結果を見極めることも、改めて選択肢の一つだと先送りを示唆し、「答えが決まっているなら、作業部会を作る意味がない」とと言ったそうです。
これでアフガンや健康保険問題で支持率が落ちているオバマさんの米国内での立場はどうなるでしょう。
このような鳩山さんのオバマさんの立場を悪くするような発言で、鳩山さんの言うオバマさんとの個人的な信頼関係を築くことが出来るでしょうか?
まして日米両国の信頼関係は?
・鳩山政権の若手政治家と鳩山さん
上記のNHKの番組で出演した拓殖大学大学院教授の森本 敏さんは、「外交・防衛担当の人達は良いのだがどうも官邸がね」と何度も言っていましたし、外交評論家の岡本 行夫さんは「鳩山さんに有能な外交ブレーンがいないのではないか」と言っていました。
そう言えば、同じ番組の外務副大臣の福山さん、防衛政務官の長島さんは、ベテランの森本さんや岡本さんの追及に苦しい答弁をしていましたが、それからちらちら覗く二人の本音は私のような素人でも納得できることも多くありました。
これを見ながら、野党時代の若手の民主党政治家が 、テレビの番組ではまとものことを言うので自民党政権とも何となく折り合いがつくと思ったのに、党としては党利党略丸出しの方針に変わって相変わらず国会が停滞して、何度もがっかりしたことを思い出しました。
今回の普天間基地問題の鳩山さんの発言を見ると、日本の事情より民主党の事情が問題をややこしくしているようです。
一つは選挙に勝つための考え方が全く違う社民党との連立、もう一つは同じ選挙目当ての民意尊重発言です。
社民党との連立は論外ですが、今回の場合で言えば地域の民意の尊重と日本の利益のバランスを考えれば、当然に地域の民意を尊重はしても完全には添えないこともあるのは当然です。
それを鳩山さんが沖縄県民の民意、民意とばかり言ったのが問題をややこしくしているのは先の岡本さんも指摘していました。
普天間基地移転先の島袋市長は「基地の負担は国民が等しく受け入れるべきだが、国内分散移転の可能性もないなかで、市は知事からの受け入れ要請に対し、苦渋の選択をした」と言っているそうです。
島袋さんの発言に比べると鳩山さんの振れた発言は如何にも軽く無責任のように見えて仕方がないのですが。
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もはや世界のリーダーに値しない。
今後の日米関係はその点を踏まえるべき。
とにかく中国と日本の資金なしには、
国家運営はままならない。
日本にやさしく、中国に諂うのは自然の成り行き。
これほど米国大統領の扱いが小さな訪問は、
生まれてこのかた初めてのことだ。
日米同盟などほどほどにしておくこと。
他の新興国に工場を分散すれば支那は干上がります。
支那共産党国が破綻するのを想定して、日米同盟は強化するべきです。
本件に関しては、橋本内閣で実務に携わった江田憲次議員のプログが参考になるかと思います。
本当の目的は、
国民の目を沖縄と
日米同盟に
引き付けておいた隙に、
「外国人参政権」と
「外国人住民基本法」を
成立させること
なんじゃないでしょうか?
民主党にとっては
これらの法案が
最重要課題です。
外交も安保も
2の次。
むしろ
なるべく問題を
複雑にして、そっちに
国民の関心を向けさせる
・・・?
内閣不信任案が出ないのがおかしいくらい何を喋っているのか分からないですから。
その間に重要法案可決?
一刻も速く政権交代を!!!
日本が無くなります。