・ぼろ儲けのツケを家庭に払わせる大型太陽光発電会社・風力発電の適地は少ない・今もなお10基近くの原発を稼働しているドイツの合理性を学ぶべき
昨日の日経新聞が風力や地熱伸ばす規制緩和を と言う社説を発表していますが、その社説に添った問題点を纏めて見ました。 (黒字は私の意見です。その中には私のエントリーの引用もありますが、読みやすいように全て黒字で書いています。)
・再生可能エネルギー買い取り制度が始まって太陽光発電が急拡大する一方、風力や地熱は導入が進んでいない。政府は買い取りだけでなく、足かせになっている規制を見直し、再生エネルギーが広がりやすくすべきだ。
・経済産業省によると太陽光は昨年末で470万キロワットが新設の認定を受け、国内の発電能力はほぼ2倍になった。これを受け経産省は今年度は1キロワット時あたり42円だった買い取り価格を、来年度は約1割下げる案を示した。太陽電池などのコストが下がり、それに応じて買い取り価格を下げるのは妥当だろう。
私は「疑問だらけの再生可能エネルギーによる電力買い取り制度」で次のように書きました。
私が首を捻ったのはその価格体系です。
太陽光 10KW以上 42円/1KWH 同未満 42円プラス補助金で48円
風力 20KW以上 23.1円/1KWH 未満 57.75円
中小水力 (省略)
風力、水力で見るように小規模になるほど効率が悪いので買い取り価格が上がるのは当然です。
それが太陽光だけ何故小規模も大規模も変わらない価格になるのでしょう。
然もネットで見た賃貸住宅新聞では次のように伝えています。
2011年度の買い取り価格は10kW未満の住宅用は42円、10kW以上になると24円、買い取り価格の固定期間は10年だった。(今回は固定期間20年)
詰まり太陽光だけが2011年度からいきなり買い取り価格が倍増しているのです。
しかもその価格は20年間固定されるのでこんな美味い話はありません。
・買い取りにかかった費用は一般の電気料金に上乗せされ、来年度は標準的な家庭で月33円増える。電力会社の料金引き上げ申請が相次ぐなか、利用者の負担が大幅に膨らむのは避けたい。政府は制度の効果と影響の両面を考え、柔軟な価格設定に努めてほしい。
一方、風力発電は認定を受けた設備が発電能力で45万キロワットにとどまり、地熱はゼロだった。経産省は風力や地熱などは来年度の買い取り価格を据え置く方針だ。
詰まり昨年末より増えた分は太陽光は470万Kwに対し風力は僅か45万Kwですから、その増えた分の殆どが大規模太陽光が占めるので家庭での負担増は家庭での月33円負担の殆どがぼろ儲けの大規模太陽光のお蔭です。しかもそその状態が20年も続くのです。
しかも太陽光はその構造から平地に並べるだけですから要員の雇用増には殆ど繋がらない。技術開発費用も殆どなし。しかも平地に設置するので食料の自給率にも影響してきます。
買い取り制度発足時の菅さんと握手する全国レベルの展開を主張する孫正義さんの笑顔が今更ながら思いだされます。
Wikipediaによると再生エネルギーの先進国のドイツでは国内パネルメーカーの倒産、生産性の低さなどは買い取りは中止になったそうです。
一旦決めた以上は急激な制度変更が難しいことを考えると菅政権政策ミスは大きすぎると思います。
・風力発電の建設は適した場所が多い国有林では原則的に認められず、洋上の場合も漁業者との調整が要る。(地熱に関する記事省略)
・風力も地熱も発電の適地が山間部に多く、つくった電気を消費地に届ける送電線も不足している。
・政府の規制改革会議は風力などの導入を促すため、立地規制の見直しを求めた。関係省庁が連携し、規制緩和や送電線の増設を急ぐべきだ。
風力や地熱発電が広がれば、発電設備や部品などの関連産業が育ち、雇用を生む効果が期待される。その道筋をつけるためにも規制改革が欠かせない。
日経は風力発電は山間地が適地としい居ます。然し私は風力発電は万能か で私の住む北九州の対岸の下関市の白滝山の風力発電の写真を載せたブログを紹介しました
・白滝山の惨状(2): 日本に巨大風車はいらない
・写道 : 白滝山 風力発電 です。
標高668メ-トルの長閑な田舎の風景に連なる白滝の山々の写真。いきなり尾根の添って無残に作られた長々と連なる二列の風車建設用の道路と建設予定位置の削られた山肌を曝した写真。100m超の巨大風車を建てるためには100t、400tのクレーン車が必要になる。44mのブレードを運ぶためのトレーラーは新幹線運搬用と同じ特殊車両が必要との説明。
そして私の意見。
・山の多い日本では大規模な風力発電は山地に頼らざるを得ない
・巨大な風車を運ぶために搬入路の新設により広大な森が伐採される
・最近の異常気象。大雨により道路や建設地からの土砂の流出または地滑りの発生
・台風の多い日本では風車の破損の確率が高い
・それかと言って平地に建てれば、良く言われる騒音や低周波音による健康被害が起こります。
洋上発電に就いては「報道ステーション」の風力発電の偏向報道?」ではドイツの学者の「洋上は地上に比べて、風力発電の環境条件が厳しい。風向や風力など風の条件は、陸上と同様に発電所の立地を決めるうえで最も大事な自然条件だが、洋上の場合、加えて海底地形や海流、波の条件がある」を紹介し、広大な大陸棚のあるドイツと周辺を深海で囲まれるか瀬戸内海のように都市に近い海しかない日本とは違うと書いてきました。
そしで事実は最近の報道では、北九州市沖と銚子沖の2箇所だけに本格的な洋上発電の実験設備の建設が開始されたばかりです。
私は太陽光で言えば民家、工場、人口栽培の建屋の屋根、使え前のない工場建設用地、最近の放送では総ガラス貼りの北九州市役所の壁面に三菱化学が開発した軽量のパネルを貼るなど食料の自給率に影響しない所での積極的展開はすべきと思いますし、雇用増に繋がる風力も適地があれば進めるべきだし、新型の風力発電の開発も進めるべきだと思います。
しかし太陽光も風力にも限度があること、生産効率が低いことなど、電力の安全供給のために代替えの火力発電設備を用意しなければならないことなど多くのマイナス要因もあることを考えると、原発の四囲の環境を見ながらの漸減は致し方ないと思います。
問題は太陽光の固定引き取り価格に象徴されるように、大切なエネルギー政策が反原発の空気の中で決定されたことです。
そして私たち、特に反原発派の人は、自分達が良く言う原発ゼロのドイツでさえなお10基近くの原発を持つの言うドイツ人の合理性、バランス感覚を学ぶべきだと思います。
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