12月1日に発表される「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補50が発表された。並べながら読むだけでも楽しくなるのは私だけだろうか。
新語・流行語大賞は、その年1年間に発生した「ことば」の中から、世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語を選び「ことば」にかかわった人物、団体を顕彰するとされていて、昨年度は「集団的自衛権」〈受賞者辞退）と「ダメよ～ダメダメ」(なかの聡子、橋本小雪）が顕彰された。
自分なりに大賞候補を考えてみる。「火花/結果にコミット」と「五郎丸/トリプルスルー」が有力候補だろう。これを選んでもらいたい気持ちもある。
今年の特徴は、国を2分しかねない論争となり9月に成立した安保法。国民の声を無視するかのように強行採決した与党。いまなお全国各地で続く反対運動。これに関連する言葉と政治不信の声がノミネートされた流行語の2割近くを占めている。
「白紙撤回」「I am not abe」「存立危機事態/駆けつけ警護」「レッテル張り/テロに屈しない」「戦争法案」「シールズ/SEALD」「白紙撤回」「早く質問しろよ」「自民党感じ悪いわよ」「粛々と/切れ目のない対応」「国民の理解が深まっていない」、等々。
さらに注目されるのは社会的格差を象徴する言葉。「上級国民」と「下流老人」。
ＮＨＫ朝のテレビドラマ「朝がきた」を見るのが楽しみだ。視聴率は昨年の「マッサン」をしのぎ今年最高を記録するだろうという。ドラマの中の主人公、あささんのセリフ「びっくりぽん」が有力候補と言われていたが、選にもれたのが少し残念だった。
発表の日が待ち遠しい。