今朝の新聞やテレビは、13日夜(日本時間14日朝)フランスパリ中心部のコンサートホールや北部のサッカー場など6カ所で起きた同時多発テロで、129人の死者と250人以上のけが人(うち99人が深刻な状況にあるという。)が出たことを大きく報じていた。
「爆音がとどろき、銃声が鳴りやまず、悲鳴を上げた人々が逃げ惑い、重装備の治安部隊が走りまわる。晩秋の週末の夜を楽しんでいたパリ市民を襲った惨劇は、13日夜に市中心部と周辺地域で次々と起きた。」と新聞等は報じている。
さらに「これは大虐殺です。20人から25人ぐらいの死体が床に投げ出されていた。ひどく重いけがをしている人も少なくない」と目撃者の証言も報じている。
翌日、過激派組織イスラム国(IS)は「8人の兄弟が自爆ベルトと銃でフランス首都の標的を正確に攻撃した」と犯行声明を出した。パリの人々を標的とした同時テロ、いかなる憎悪によってもたらされたものだろうか。
いうまでもないがこれほどおぞましいことがあろうか。罪もない市井の人々を憎しみの対象として無差別に攻撃し殺傷する。許されるべきでないことは明白だ。強い憤りを感ずる。
だが、日本も憎悪の対象とISは宣言している。日本は平和な国、大規模テロに対する対策は十分だろうかと心配になった。もし、今回のようなテロが日本で起きれば言い尽くせないほどの打撃を受けることとなるであろう。よそ事ではない。ISに限らぬテロ対策、さらなる見直しが望まれる。
東京では、テロの犠牲者らを追悼しようと東京タワーや東京スカイツリーが、フランス国旗が表わす「自由、平等、友愛」と同じ色の赤・白・青の三色にライトアップされた。