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「9・19いけんの日(平和への思いを忘れない日)」

2015-11-23 19:56:02 | 日記

  11月23日は24節気の1つ「小雪」。わずかながら雪が降り始めるころとある。軌を一にして、盛岡や北海道では大雪となった。この日は「勤労感謝の日」でもある。

 私にとっては亡き父の命日でもある。朝から雨が降っている。お墓参りと思ったが、とりあえず明日に日延べすることとした。墓に眠る父からは不幸者と叱られそうな気がしてならない。

   父が亡くなったのは戦後まもなく昭和21年のことだった。終戦後初めての憲法が公布された年でもある。

   新憲法(日本国憲法)は5月16日の第90回帝国会議の審議を経て11月3日に公布された。その日、日本国憲法の公布を祝う行事が各地で盛大に行われたと聞いている。父はその日行われていた祝賀行事の一つ仮装行列に、花嫁衣裳で参加していた。まだ11歳の私、誇らしくもあり近所の人たちと一緒に父に向って大きく手を振った。強い印象として残っている。その20日後に、父は何も話すこともなく突然あの世へと旅立った。

 安倍総理と与党自民・公明両党は、政治学者を含め多くの国民の反対のうねりを無視するかのように、9月19日、憲法違反といわれる安全保障関連法を強行採決し成立させた。憲法違反との声は論外とばかりにはねつけた。新しい日本国憲法の公布を花嫁衣裳で祝った父は草葉の陰でどのように思ったことだろう。

 理解できないことが多すぎる。よくわからないが、戦後70年平和のシンボルでもある憲法9条が、戦争に一歩近づいてきたような気がしてならない。今日も全国各地で反対のデモや集会が続いている。

 約1300の記念日を認定してきた、一般社団法人「日本記念日協会」は、安全保障関連法が成立した9月19日を「9.19 いけんの日」と決めた。法律への賛否は分かれても平和を願う気持ちは同じと考え「平和を忘れない日」を付記したとある。

 協会代表理事の加瀬さんは「どうしたら平和が続くかを考え、行動する日になってほしいと願っている」とコメントされた。