今日は節分。幼いころより、毎年2月3日には豆をまき「鬼は外!福は内!」と、邪気を払うと同時に福および寄せる行事を行ってきた人は多いことだろう。我が家でもまだ娘が小さかった頃は、仕事が忙しくどんなに遅く帰ってきても、家族3人でにぎやかに豆まきをやったものだ。懐かしくてならない。だが、今は「毎日が日曜日」。老人夫婦、節分の豆まきなど思い出しもしなかった。
午後になって、夕食の支度をしていた〝うちの奥さま”のお使いで、散歩がてら近くのスーパーに出かけた。店頭にはピーナツと大豆が山のよう積まれていた。それを見て今日は節分だとやっと気づいた。それにしても、ピーナツと大豆がたくさん積んであるのはなぜだろうと、フト疑問に思った。。
豆まきの豆は大豆が当たり前。ところが播く豆の種類は地方によってことなるそうだ。お金やお菓子をまくところもあるという。店員さんから話を聞いて大いに納得。
我が家を建てたのは、昭和50年オイルショックの年に造成されたばかりの団地だったが、その時の団地の住人は働き盛りの人ばかり。団地には幼時から小学生まで沢山のこどもさんがいた。それがいま、みんな大きくなって外へ出てゆき、団地に残っているのは年寄りばかり。まさに老人と化してしまった。空き家も多い。多分今夜は「鬼は外!福は内!」と豆まきのにぎやかな声を聴くこともあるまい。
明日は立春。暦の上では春になる。暖かい春はもう目の前に来た。梅や桃、美しい花々も咲きはじめることだろう。朝の散歩で〝フキノトウ”など探してみることとするかな。