8月7日から15日間、甲子園で開かれる全国高校野球選手権の各地予選が、18日に沖縄で幕開けする。高校野球ファンにとって、待ちに待った楽しい季節の訪れだ。
いまだ全国優勝経験のない熊本県。今年こそは優勝を目指しての大活躍を期待したいのだが、熊本地震で熊本予選主会場となる藤崎台球場が大きな被害を受け利用できるどうか不安視されている。組み合わせ抽選は当初の予定通り6月23日(木)に行われるものの、会場も日程もいまだ決められずにいる。 一方、県内高校の各チーム、地震の後始末やボランティア活動で、十分な練習ができていないようだ。因みに春の九州地方大会では、選抜出場の秀岳館と九州学院が出場したが1回戦であっけなく敗退。練習試合ともいえる県内の大会はすべて中止され、練習不足は否めず、例年通りの活躍は期待できそうにない。
自称高校野球大ファンの老人夫婦。甲子園まで出かけることはできないが、炎熱にもめげず藤崎台球場の特等席で、各校野球部の熱闘を応援するのが最大の楽しみだった。だが、今年は地震のため藤崎台球場での試合は、絶望的な様相を呈している。
熊本県高野連は藤崎台球場がだめなときは、八代県営球場と山鹿市営球場を活用しようと考えているようだが、遠距離の他球場には、高齢のため免許証を返上し、愛車も廃車した老人夫婦はでかけることもできない。
県代表がどこになるかはわからないが、代表校が決まっても多分練習不足は否めず、代表校に多くの期待はかなわないだろう。高校野球大ファンの老人夫婦も球場応援にでかけられない。老人夫婦にとって今年の高校野球はずいぶんとさびしいものとなりそうだ。
嬉しいニュースが飛び込んだ。アメリカ大リーグ・マーリンズのイチロー外野手(42)=本名・鈴木一朗=が、15日(日本時間16 日)、米カリフォルニア州サンディエゴのパドレス戦九回の第5打席に右翼線二塁打を 放ち、日米通算の安打数を4257本とし、ピート・ローズ選手の記録を塗り替えた。さらに、あと21本と迫った大リーグ3000本安打の達成にも王手をかけた。新記録達成おめでとう。ますますのご活躍お祈りしています。