自然の無情さと言おうか、最大震度7の地震に2度も見舞われた熊本県を、今度は記録的豪雨が襲い、復興を目指す被災地に大きな被害をもたらした。
熊本地方気象台発表によると、地震で住宅の全半壊が900棟以上にのぼった熊本県甲佐町では、1時間に150㍉の最大雨量を記録したという。日本の観測史上4番目の激しさだ。
地震で大きな被害を受け、今もなお沢山の方々が避難所で不自由な生活を送られている熊本県益城町では、町内を流れる木山川の堤防が約50㍍にわたり決壊し、多くの家が浸水、テレビには、赤茶色の水が流れ込んだ広い田んぼと孤立した民家の写真が映し出された。
我が家の近くでは、高齢のご夫婦が土砂崩れに巻き込まれて亡くなられた。地震は怖いが、雨もまた怖い。今日も震度4の余震があった。1日も早い地震の収束と梅雨明けが待ち遠しくてならない。
この大雨、予報では明日も雨が続くという。